一陽来復(いちようらいふく) あわてず・あせらず・あきらめず

"抗がん漢方"をサポートするスタッフがお伝えしていきます。
 れんげ草の花言葉...あなたと一緒なら苦痛が和らぐ

白血病の闘病記 ー 副作用で苦しむ私に夫が探してくれた抗がん漢方

2022-08-05 11:59:53 | がん闘病

 

      

天仙液と夫に感謝でいっぱいです。

 

K・Rさん(52歳・東京都)がご自身の白血病の闘病をご報告くださいました。

 

一昨年のことです。6月に入った頃、それまで自他共に認める「健康だけが取り柄」だった私に異変が起きました。

どこにも痛みや苫しさなどの症状はないものの、少しずつ体から力が抜けていくような日々が続いたのです。

明日には元気になるだろうという期待とはうらはらに、だんだん歩くのもおっくうになったため近所のクリニックで血液検査を受けたところ、

通常の女性なら4,000~8,000個といわれる白血球がなんと150,000万個近くにも上がっていました。

急きょ血液内科のある総合病院を紹介してもらい、その場で急性骨髄性白血病と診断されて入院したのです。



付き添ってくれた夫と長男は白血病ときいてショックだったといいますが、私のほうはすでに意識がもうろうとしており記憶は定かではありません。

点滴による抗がん剤の投与を5日ないし6日間が計5回、入院は6ヵ月必要と主治医の先生に宣告されて病院での生活がスタートしました。

抗がん剤の治療中は、食欲がなくなり、脱力感や便秘、そして軽い吐き気と脱毛という、副作用との闘いでした。

4回目、5回目の抗がん剤治療中は、ベッドに横になっていても、どうしてよいか分からないほどのだるさに悩まされ続けました。

どうにか12月半ばには寛解に達し退院できましたが、しばらくは家の中を歩くのもやっとというほど体力が落ちていました。

 


そしてようやくひとりで外出できるようになり、体調も戻ったかなと喜んでいた昨年5月上旬のことです。

お風呂に入っていたとき左のももに青い斑点を見つけ、同時に口の中の上あごがザラッとしたため、「がんの再発に間違いない」と直感しました。

診断を待つまでもなく再発を確信したその夜、言葉にならないような、それまでの人生で味わったことのない深い無力感に襲われました。

病院の検査では白血球が38,000個あり、すぐ再入院の手続きとなったのです。


初回もそうでしたが、再入院して1回目の抗がん剤の副作用には泣かされました。

口内炎がひどく上あごから舌、唇などに湿疹やただれができているため、クスリのとき水を飲むことすらままならないのです。

ベッドに横になるだけでも顔の筋肉が引っ張られ激痛が走ります。

痛み止めの点滴や座薬をしてもらっても効果は短く、一晩じゅう眠れずにじっとひざを抱えて夜明けを待ったものです。

 


副作用で苦しむ私を見かねた夫は、図書館で必死になってがんについて調べた結果、九段クリニックの阿部博幸先生が書かれた本に出会い、

「白血病には天仙液がいいのではないか」と早速申し込んでくれました。

主治医の先生にも、阿部先生の著書と天仙液の実物を見ていただき了解してもらい、6月から毎日、天仙液と天仙丸3号を飲み始めたのです。

すると、6月後半からの2回目の抗がん剤の副作用がずいぶん軽いことに気付きました。

病室の仲間たちにも「今度は元気ね」と驚かれたほどです。

私は、抗がん剤が軽かったのかなという程度に考えていましたが、3回日、4回日の治療の際も前年に比べて不思誰なくらい辛くないのです。

さすがに、これは天仙液のおかげだと実感するようになりました。


実は、5回目の治療を終えて11月に退院するとき、先生からは「再発した人はすぐ発症するので、通院治療中にもまた再発するでしょう」と、

油断をしないようクギを刺されています。

しかし、今年6月まで通院治療を受け、現在退院してちょうど10ヵ月が経ち、いたって快調です。

家族からは「病気する前より元気そうだ」、姉や兄には「あなたが元気なのは天仙液とご主人のおかげね」と冷かされているほどです。


これからも先生に「もう大丈夫」と太鼓判を押されるまでは、何年かかっても、天仙液を飲み続けたいと思っています。




ピーマン - 豊富なビタミンで、夏バテ防止。高血圧予防・肝臓・糖尿病にもよい

2022-07-27 14:57:50 | 食養生

             写真:「野菜の育て方 net」より転載

血圧の高い人、肌荒れが気になる人は常食すると効果がある

ピーマンは、唐辛子の仲間で、原産地は南米といわれています。コロンブスによって、ヨーロッパに導入されました。

日本には、1542年にポルトガル人によって、伝えられたといわれ、また安土桃山時代には朝鮮半島から種が入ってきたといわれています。

現在のように広く栽培されるようになったのは、第二次世界大戦後のことです。

 

ビタミン類、なかでもビタミンA,Cに富んでいます。ビタミンAはトマト以上、ビタミンCはレモン以上の含有量があります。

緑の野菜には葉緑素が含まれていますが、最近になって、葉緑素に体内の不要なコレステロールを排泄する働きがあることが、

わかってきました。

特に、緑の野菜が不足しがちな夏には、ピーマンを積極的に食べるようにしたいものです。

 

また、ビタミンPも豊富なので、高血圧の予防につながります。

さらに肝臓障害にも効果を示しますから、こうした傾向のある人は常食するとよいでしょう。

ほかに、夏ばて防止、視力の強化、糖尿病、美容などにもよいといわれています。

ピーマンの葉にもビタミン類やたんぱく質などが多いですから、入手できれば葉も食べるようにしたいものです。

 

  〔注〕 『クスリになる食べもの百科』(主婦の友社・刊)より引用しました

※ピーマンの葉は、ゴマ油と相性がよいので「炒め煮」「ナムル」にすれば、栄養満点の一品になります。

 

 


在宅医療 ー がんの緩和ケア

2022-07-20 11:33:29 | サポート便り

              写真:「顔が見えるキッチン」から転載

 

漢方ドットコムのご相談・サポートで、日々の感じていることをお伝えします。

 

今年の夏は、目まぐるしく天気がかわり、猛暑と大雨が繰り返されています。

まさに、環境変動への ”地球からの悲鳴” が聞こえるようです。

 

一方、2019年からの新型コロナ感染症で、ウィルスの変容と同時に私たちの生活も様々に変化しました。

ウィズ コロナとはいえ、第7波で医療体制のさらなる逼迫もいわれますので、がん闘病の方は不安も多いでしょう。

 

漢方ドットコムでのご相談でも、がんが診断確定された時に、主治医から「在宅緩和治療」を告げられて戸惑う方が多いです。

新型コロナ前は、病院の緩和病棟で入院して緩和ケアをすることも多かったのですが、

医療現場が新型コロナ感染症の対応優先に変わってからは、医療スタッフと病床の確保、

がん患者さんへの感染リスク回避などから、がん緩和病棟の閉鎖や縮小も多くなりました。

末期がんでの在宅医療が推進されている中で、訪問診療や看護、介助などのフォローの態勢は整ってきたようです。

住みなれた自宅ではあっても、体調や病状も変わるなか、ご本人やご家族のケアでの負担や不安は大変なものでしょう。

 

 

自宅療養をされる方にとり、「抗がん漢方」がご闘病の支えになりますように、

また私どものサポートが多くの不安の中で、少しでもお役に立てるように願って、お話させていただきます。

 

 

 


身体を知り・活かす知恵 ー 人体の構造図<末梢神経>

2022-07-15 14:29:16 | 健康

            ◀時事メディカルより ◀時事メディカルより

 

 

末梢神経は、からだのなかの情報を伝達しあうネットワーク

神経系は、中枢神経と末梢神経の大きく2つに分けられ、からだのなかのあらゆる情報を伝達しあうネットワークです。

中枢神経は脳(大脳、小脳、中脳、間脳、橋、延髄)と脊髄からなります。

大脳から脊髄までの、思考をはじめとした高次の機能をつかさどります。

末梢神経は情報を中枢神経に送ったり、中枢神経からの指令を伝えるというはたらきをします。

末梢神経はさらに体性神経と自律神経に分かれます。

前者は知覚や運動をつかさどり、後者は意思とは無関係に内臓のはたらきを調整します。

自律神経には反対の作用をする交感神経と副交感神経があります。

次に、それぞれの作用の一例を示します(⇔の左が交感神経の興奮によるもの、⇔の右が副交感神経の興奮によるもの)。


・瞳孔……拡大⇔収縮

・唾液腺……少量の濃い液分泌⇔大量の薄い液分泌

・末梢血管……収縮⇔拡張

・心拍……促進⇔緩徐

  ※時事メディカル 「家庭の医学・知っておきたい知識」より引用

 

末梢神経障害にはどのようなものがありますか?

末梢神経障害には感覚神経障害、運動神経障害、自律神経障害の3種類があります。
 
がんの治療中に多くみられる「しびれ」は感覚神経障害の自覚症状の1つです。
 

・手足がビリビリ、ジンジンする(感覚がおかしい)

・何かに少し触れただけで痛くてビリッとする(感覚が強い)

・手足に力が入りにくい

・手袋をはめているような感じがする(感覚が鈍い)

など、症状は多岐にわたります。また、

・衣服のボタンが留めにくくなった

・つかんでいた物をよく落とすようになった

・文字が思うように書けなくなった

・うまく歩けなくなった

・つまずくことが多くなった

・飲み込むのが困難になった

などの変化はしびれによって起こっている場合があります。

 

末梢神経障害には他にこのような症状もみられます

・手足が痛い

・手足が燃えるように熱い

・指先が冷える

・腕の感覚がない

・足の裏がふわふわして歩きにくい

・うまく物をつかめない

・口周囲のしびれ

・歯の知覚過敏

・食事がおいしくない

・のどが締め付けられる感じがする

・耳がきこえにくい

・しびれや痛みのため夜眠れない

・便秘、尿が出ない

  ※がん情報サービス「しびれQ&A~がんの治療を始めた人に、始める人に」より引用

 


食欲不振を改善させる六君子湯、そのメカニズムは?

2022-07-11 14:20:51 | がん闘病

上園保仁の 『選べる・選んだ「漢方薬」があなたの心と体を楽にします』

     

第1回 〜食欲不振を改善させる六君子湯、そのメカニズムは?〜

がん患者の苦痛や悩みは、がんにより直接引き起こされるものに加え、抗がん剤、放射線治療の副作用によるものなど多岐にわたります。

身体の調子が良ければ心が上向き、治療を続ける気持ちにもなり、また治療効果も上向きます。

近年いくつかの「漢方薬」が抗がん剤治療などで起こる副作用を和らげることが、動物や細胞を使って研究する基礎研究、

および人を対象とした臨床研究が進んだ結果、明らかになってきました。

漢方薬にはご存知のように、薬局やドラッグストアで購入できるもの、そして医師の処方箋のもと病院などで処方される医療用漢方薬があります。

医療用漢方薬は現在148種類あり、これらの漢方薬は保険が適応されます。

今回は、食欲不振や吐き気を改善するとされる漢方薬「六君子湯」について、なぜ食欲が改善されるのかについての科学的メカニズムをお話しいたします。

 

六君子湯は食欲不振、胃もたれ、嘔吐などの症状軽減に用いられ、その効果については患者さんも医師も実感し、評価され、

多くの方に用いられている代表的漢方薬です。

六君子湯は

蒼朮(そうじゅつ)、人参(にんじん)、半夏(はんげ)、茯苓(ぶくりょう)、大棗(たいそう)、陳皮(ちんぴ)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)

の8種類の生薬でできています。

現代の科学技術を用いた研究により、六君子湯を構成する8種類の生薬成分の中の5種類が、

末梢組織で唯一食欲を促進させるホルモン「グレリン」の分泌を促進し、加えてグレリンが結合するタンパク質である「グレリン受容体」にグレリンを

くっつきやすくさせること、さらにはグレリンを分解する酵素を阻害して身体を流れる有効なグレリンの濃度を保つなど、5

種の生薬に含まれるいろいろな成分が身体の中の複数のターゲット分子に作用してグレリンシグナルを増強させることがわかりました(図1、2)。

つまり、六君子湯が食欲を上げるグレリンのシグナルを強めることで、がん患者の食欲および嘔気・嘔吐を改善していることが明らかになったのです。

 

 

いにしえの時代、どの薬師(くすし)がどのようにして多くの生薬の中から8種類を選んだのか。

21世紀になり、六君子湯の8種類の生薬のうちの5種類に食欲促進ホルモン、グレリンのシグナルを強める作用があることがようやく明らかとなってきたのです。

「経験知」の積み重ねで作られ、使用されてきた六君子湯が、実はグレリンシグナルを増やす生薬が組み合わさっており、

食欲を増す漢方薬になっていたとは、まさに驚きに値します。

さらにおもしろいことがわかってきました。年をとったマウスを用いた動物実験で、六君子湯がなんと、年取ったマウスの寿命を延長させること、

そのメカニズムとして長寿遺伝子と呼ばれる遺伝子、サーチュイン遺伝子が六君子湯により活性化され、さらには心筋の石灰化を抑制したり、

骨格筋が萎縮するのを防ぐなど、健康寿命を延伸させるようなイベントに貢献していることがわかったのです。

このように、経験知を元に作られた六君子湯が、実は絶妙な生薬の組み合わせにより作用が発揮されていることが今科学的に明らかにできるようになってきました。

そんな時代が訪れたのはとても幸せなことだと思います。

 

経験に基づいて使用されてきた漢方薬、漢方医学でいうところの漢方薬が効く「証」と呼ばれる条件に合わせて処方されてきた漢方薬が、

科学的根拠に基づいても処方されるようになったことは、処方する医者にとっても、それを利用する患者さんにとっても大きな福音となると思います。

食欲がなくて困っている患者さんはこのような作用を持つ六君子湯をまず使ってみる。それが重要かと思います。

 

【豆知識】

 六君子湯は8種類の生薬でできている漢方薬なのになぜ “六” 君子湯なのでしょうか?

それは、六君子湯に含まれる大棗と生姜はいわゆる調整薬とみなされ、処方を構成する “君たる生薬” とはみなされなかった、からだそうです。

 

上園保仁(うえぞの・やすひと)
東京慈恵会医科大学疼痛制御研究講座 特任教授

     

  

 ※「がんサバイバー・クラブ」HPより引用