一陽来復(いちようらいふく) あわてず・あせらず・あきらめず

"抗がん漢方"をサポートするスタッフがお伝えしていきます。
 れんげ草の花言葉...あなたと一緒なら苦痛が和らぐ

白血病の闘病記 ー 副作用で苦しむ私に夫が探してくれた抗がん漢方

2022-08-05 11:59:53 | がん闘病

 

      

天仙液と夫に感謝でいっぱいです。

 

K・Rさん(52歳・東京都)がご自身の白血病の闘病をご報告くださいました。

 

一昨年のことです。6月に入った頃、それまで自他共に認める「健康だけが取り柄」だった私に異変が起きました。

どこにも痛みや苫しさなどの症状はないものの、少しずつ体から力が抜けていくような日々が続いたのです。

明日には元気になるだろうという期待とはうらはらに、だんだん歩くのもおっくうになったため近所のクリニックで血液検査を受けたところ、

通常の女性なら4,000~8,000個といわれる白血球がなんと150,000万個近くにも上がっていました。

急きょ血液内科のある総合病院を紹介してもらい、その場で急性骨髄性白血病と診断されて入院したのです。



付き添ってくれた夫と長男は白血病ときいてショックだったといいますが、私のほうはすでに意識がもうろうとしており記憶は定かではありません。

点滴による抗がん剤の投与を5日ないし6日間が計5回、入院は6ヵ月必要と主治医の先生に宣告されて病院での生活がスタートしました。

抗がん剤の治療中は、食欲がなくなり、脱力感や便秘、そして軽い吐き気と脱毛という、副作用との闘いでした。

4回目、5回目の抗がん剤治療中は、ベッドに横になっていても、どうしてよいか分からないほどのだるさに悩まされ続けました。

どうにか12月半ばには寛解に達し退院できましたが、しばらくは家の中を歩くのもやっとというほど体力が落ちていました。

 


そしてようやくひとりで外出できるようになり、体調も戻ったかなと喜んでいた昨年5月上旬のことです。

お風呂に入っていたとき左のももに青い斑点を見つけ、同時に口の中の上あごがザラッとしたため、「がんの再発に間違いない」と直感しました。

診断を待つまでもなく再発を確信したその夜、言葉にならないような、それまでの人生で味わったことのない深い無力感に襲われました。

病院の検査では白血球が38,000個あり、すぐ再入院の手続きとなったのです。


初回もそうでしたが、再入院して1回目の抗がん剤の副作用には泣かされました。

口内炎がひどく上あごから舌、唇などに湿疹やただれができているため、クスリのとき水を飲むことすらままならないのです。

ベッドに横になるだけでも顔の筋肉が引っ張られ激痛が走ります。

痛み止めの点滴や座薬をしてもらっても効果は短く、一晩じゅう眠れずにじっとひざを抱えて夜明けを待ったものです。

 


副作用で苦しむ私を見かねた夫は、図書館で必死になってがんについて調べた結果、九段クリニックの阿部博幸先生が書かれた本に出会い、

「白血病には天仙液がいいのではないか」と早速申し込んでくれました。

主治医の先生にも、阿部先生の著書と天仙液の実物を見ていただき了解してもらい、6月から毎日、天仙液と天仙丸3号を飲み始めたのです。

すると、6月後半からの2回目の抗がん剤の副作用がずいぶん軽いことに気付きました。

病室の仲間たちにも「今度は元気ね」と驚かれたほどです。

私は、抗がん剤が軽かったのかなという程度に考えていましたが、3回日、4回日の治療の際も前年に比べて不思誰なくらい辛くないのです。

さすがに、これは天仙液のおかげだと実感するようになりました。


実は、5回目の治療を終えて11月に退院するとき、先生からは「再発した人はすぐ発症するので、通院治療中にもまた再発するでしょう」と、

油断をしないようクギを刺されています。

しかし、今年6月まで通院治療を受け、現在退院してちょうど10ヵ月が経ち、いたって快調です。

家族からは「病気する前より元気そうだ」、姉や兄には「あなたが元気なのは天仙液とご主人のおかげね」と冷かされているほどです。


これからも先生に「もう大丈夫」と太鼓判を押されるまでは、何年かかっても、天仙液を飲み続けたいと思っています。




食欲不振を改善させる六君子湯、そのメカニズムは?

2022-07-11 14:20:51 | がん闘病

上園保仁の 『選べる・選んだ「漢方薬」があなたの心と体を楽にします』

     

第1回 〜食欲不振を改善させる六君子湯、そのメカニズムは?〜

がん患者の苦痛や悩みは、がんにより直接引き起こされるものに加え、抗がん剤、放射線治療の副作用によるものなど多岐にわたります。

身体の調子が良ければ心が上向き、治療を続ける気持ちにもなり、また治療効果も上向きます。

近年いくつかの「漢方薬」が抗がん剤治療などで起こる副作用を和らげることが、動物や細胞を使って研究する基礎研究、

および人を対象とした臨床研究が進んだ結果、明らかになってきました。

漢方薬にはご存知のように、薬局やドラッグストアで購入できるもの、そして医師の処方箋のもと病院などで処方される医療用漢方薬があります。

医療用漢方薬は現在148種類あり、これらの漢方薬は保険が適応されます。

今回は、食欲不振や吐き気を改善するとされる漢方薬「六君子湯」について、なぜ食欲が改善されるのかについての科学的メカニズムをお話しいたします。

 

六君子湯は食欲不振、胃もたれ、嘔吐などの症状軽減に用いられ、その効果については患者さんも医師も実感し、評価され、

多くの方に用いられている代表的漢方薬です。

六君子湯は

蒼朮(そうじゅつ)、人参(にんじん)、半夏(はんげ)、茯苓(ぶくりょう)、大棗(たいそう)、陳皮(ちんぴ)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)

の8種類の生薬でできています。

現代の科学技術を用いた研究により、六君子湯を構成する8種類の生薬成分の中の5種類が、

末梢組織で唯一食欲を促進させるホルモン「グレリン」の分泌を促進し、加えてグレリンが結合するタンパク質である「グレリン受容体」にグレリンを

くっつきやすくさせること、さらにはグレリンを分解する酵素を阻害して身体を流れる有効なグレリンの濃度を保つなど、5

種の生薬に含まれるいろいろな成分が身体の中の複数のターゲット分子に作用してグレリンシグナルを増強させることがわかりました(図1、2)。

つまり、六君子湯が食欲を上げるグレリンのシグナルを強めることで、がん患者の食欲および嘔気・嘔吐を改善していることが明らかになったのです。

 

 

いにしえの時代、どの薬師(くすし)がどのようにして多くの生薬の中から8種類を選んだのか。

21世紀になり、六君子湯の8種類の生薬のうちの5種類に食欲促進ホルモン、グレリンのシグナルを強める作用があることがようやく明らかとなってきたのです。

「経験知」の積み重ねで作られ、使用されてきた六君子湯が、実はグレリンシグナルを増やす生薬が組み合わさっており、

食欲を増す漢方薬になっていたとは、まさに驚きに値します。

さらにおもしろいことがわかってきました。年をとったマウスを用いた動物実験で、六君子湯がなんと、年取ったマウスの寿命を延長させること、

そのメカニズムとして長寿遺伝子と呼ばれる遺伝子、サーチュイン遺伝子が六君子湯により活性化され、さらには心筋の石灰化を抑制したり、

骨格筋が萎縮するのを防ぐなど、健康寿命を延伸させるようなイベントに貢献していることがわかったのです。

このように、経験知を元に作られた六君子湯が、実は絶妙な生薬の組み合わせにより作用が発揮されていることが今科学的に明らかにできるようになってきました。

そんな時代が訪れたのはとても幸せなことだと思います。

 

経験に基づいて使用されてきた漢方薬、漢方医学でいうところの漢方薬が効く「証」と呼ばれる条件に合わせて処方されてきた漢方薬が、

科学的根拠に基づいても処方されるようになったことは、処方する医者にとっても、それを利用する患者さんにとっても大きな福音となると思います。

食欲がなくて困っている患者さんはこのような作用を持つ六君子湯をまず使ってみる。それが重要かと思います。

 

【豆知識】

 六君子湯は8種類の生薬でできている漢方薬なのになぜ “六” 君子湯なのでしょうか?

それは、六君子湯に含まれる大棗と生姜はいわゆる調整薬とみなされ、処方を構成する “君たる生薬” とはみなされなかった、からだそうです。

 

上園保仁(うえぞの・やすひと)
東京慈恵会医科大学疼痛制御研究講座 特任教授

     

  

 ※「がんサバイバー・クラブ」HPより引用

 


悪性リンパ腫が寛解! 私にとって抗がん漢方は ”安心のお守り”

2022-07-04 12:34:56 | がん闘病

                                           ◀K・Jさん 岐阜県・46歳の検査結果

 

 K・J さん (岐阜県・46歳・女性)が、体験談をお寄せくださいました。

 

1年前(2019年)の8月のことです。左下腹部のしこりのようなものに気づきました。

体調に変化はありませんでしたが、県立病院で検査を受けたところ、9月3日に結果が出て、リンパ腫と診断されました。

正確には濾胞性(ロホウセイ)悪性リンパ腫というものだそうです。悪性リンパ腫の内の20%くらいを占め、近年、増加しているそうです。

でも、「まさか自分が・・・」と、とてもショックで、“死んでしまうのではないか”と思い、とにかく不安と恐怖に襲われました。

 

すぐに9月9日から入院となり、医師の方針では翌年の2月まで半年間、入院と退院を繰り返して、抗がん剤治療は6クール行うということでした。

実は、私が悪性リンパ腫と診断されたときに、知り合いの方が「天仙液という漢方薬を飲んで、がんが消えた」という話を聞いて、

早速すがる思いで服用しようと決めました。

けれども、病院では抗がん剤の効き目が分からなくなるということで、主治医から天仙液は禁止されました。

 

しかし、初回の入院での抗がん剤治療の副作用はひどく辛いもので、吐き気や高熱が続きました。

ようやく、退院後からは天仙液Sを1日2本から3本を飲みました。

お蔭で副作用は軽くなって、苦しいはずの抗がん剤治療を半年間、6クール続けられました。

同時に天仙丸7号を一緒に飲んだほうがいいとすすめられ、1日6粒~9粒飲んでいました。

 

そして、抗がん剤治療を6クール、半年間経過したので、病院でCT検査を受けたところ、異状がなく、なんと“腫瘍が消えていた”のです。

主治医からは「抗がん剤が効きましたね。寛解です。」といわれ、夢のようでした。

 

私は抗がん剤も効いたと思いますが、天仙液を併用したことも相乗効果だと思っています。

腫瘍は消え、寛解しましたが、相談窓口(一般社団法人漢方ドットコム)のアドバイザーの方から、

開発者の王振国先生は、「寛解を維持し、再発のリスクのために、天仙液を1年くらい維持するといいです」と指導されているとアドバイスされました。

今でも天仙液Sを1日2本、天仙丸7号を1日6粒飲んでいます。

 

そして、治療が終了してから半年が経過した9月の検査結果でも、異状や変化がなく、良い状態を維持できているということです。

天仙液は、私にとって大切な“お守り”のような、安心できるものになっています。


がんの「余命宣告」の正しい意味を知っていますか? ー 患者さんの多くは誤解している

2022-06-15 10:04:17 | がん闘病

          イラスト・AERA dot. より転載

 

▼大須賀 覚(がん研究者  米国エモリー大学ウィンシップ癌研究者)ブログ記事より

 

余命宣告というのは、ドラマなどでこのシーンが良く登場することなどから、一般の人にとっては進行がんの治療において必須のもののように思われています。

しかし、実際には余命宣告は必須ではなく、また医師と患者の間で様々な誤解を生む、要注意な事象の1つでもあります。

しかし、そのことはあまり一般の方には知られていません。

今回はそんな余命宣告について私なりに解説して、どのようなことが問題で、本来はどうあるべきかを考えてみたいと思います。

 

一般の人が考える余命宣告

一般の方の理解としては、余命宣告は同じ病状にあるがん患者が平均的に生きられる時間、つまり、あとどのくらいの期間を生きられるかの予想と考えていると思います。

この余命宣告はかなり正確で、例えば3年と言われたら、その前後数ヵ月の短い期間でほとんどの人が亡くなるものと思っている人も多いようです。

また、最も問題なのは、余命宣告されたら生き残る可能性がほとんどない、と勘違いしてしまうことも多く、この点が医師が思っている余命と相違があり、

大きな勘違いを生む根源となっています。また、余命宣告という言葉はあまりに重い言葉であって、これが与える精神的なダメージも大きな問題となります。

余命宣告という言葉はあまりに重く、精神的なダメージも大きな問題となります。
 

余命宣告はどのように行われているか

実際の医療において、余命宣告はどのようにされているでしょうか? 実は、余命宣告にはこうしなさいという明確なルールがあるわけではなく、

医師が行っている方法も様々です。

中には、誤解を生むため好ましくないという考えから、そもそも余命宣告しない医師もいます。

それに対して、治療の厳しさを理解してもらうために、必ず伝えている医師もいたりします。

また、8ヵ月などの1つの数字をいう医師もいれば、2〜3年などとかなり幅をもたせて伝える医師もいます。

医師側が告知する目的は、患者側に情報を提供するのみでなく、患者側が期待していた予後よりも早くに亡くなり、

治療が悪かったのではとトラブルになるのを防ぎたいという意図もあります。

医師側の問題点としては、全ての医師が完全に患者側の余命に対する理解の程度や、受け取り方を把握していないことで、

時に余命宣告することで医師患者関係が悪くなるケースも実際に見受けられます。

 

どうやって余命を推定するのか?

さきほど言ったように決まったルールがないので、余命を推定する方法も様々です。

一般的には、同じ治療を数百人に行った論文のデータなどや、自施設のデータをもとにして、

生存曲線の中央値(50%の方が亡くなられる時期)をあげて説明するのが一つの方法です。

他には、医師自身の臨床経験から大体の期間を言われる方もいます。しかし、医師自身もこの余命としてあげた期間が正確とは思っていません。

あくまで大体の目安だと考えています。

 

正確な余命宣告はそもそも困難

余命宣告というのは正確ではありません。

それは医師が技量不足・知識不足だからではなく、本来のがん治療というのはとても複雑で、将来を単純に予想できるものではないからです。

同じがんに対して同じ治療をしたとしても、生存できる期間には大きな開きがあります。

なぜ、そうなるのかといえば、そもそも患者それぞれの身体的特徴(体力・年齢・持病など)が違い、治療の反応が異なるからです。

さらに、がん治療を同じ治療レシピで行う場合でも、手術でどのぐらい取りきれるのか、化学療法をどこまで完遂できるのか、治療の反応はどのぐらいか、

転移がどこに起こるか、再発に対して再手術できるか、再度の化学療法ができるかなど、治療が変化する要素はあまりに多くあります。

治療には様々なイベント・分岐点が時空間的に存在していて、それがどちらになるかは予測できないため、はっきり言えば予想不可能です。

 

実際の予後とはどのようなものか?

では、同じ病気と診断された人には、どのくらいの予後の開きがあるのでしょうか? ここに1つの例を出して解説したいと思います。

ここに示したグラフは、メラノーマという皮膚のがんの患者データです。これは新しい治療群(青線)と偽薬群(赤線)の予後を比較した試験の結果です。

グラフの見方ですが、縦軸が生存されている患者さんの割合を示しています。それに対して横軸は月数です。

最初の0ヵ月の時点では100%の患者さんが生存されています。

月が経つにつれて徐々に線が下に落ちているのは、この時点で亡くなられた人がいることを意味しています。

 

  予後グラフ 
 

では、次にこのグラフの青線(新規治療群)のみに注目してください。

この患者さんたちの平均余命を伝えようとしたら、この青線の人が50%生存されている時の約15ヵ月ということになります。

ただ、良く見てください。亡くなられているタイミングがこの15ヵ月前後に集中しているわけではありません。

最初の6ヵ月の時点でも20%近くが亡くなられていますし、30ヵ月が経った時点でも30%近くの方は生存されています。

この違いを生んでいるのは、さきほど言ったような患者の状態や、転移腫瘍がどこにあるのかとか、薬物療法にどのぐらい反応が見られたかなどで変わります。

もちろん、この曲線はがんの種類によっても変わりますが、どのがん種でも著しく中央値に偏って亡くなるということはほとんどなく、

このような広い幅で亡くなられています。

 

余命が起こす問題とは?

では、さきほどのデータをもとにして医師が15ヵ月くらいだと伝えたとしましょう。

その場合、患者や家族は大体12ヵ月〜18ヵ月程度くらいかなという予想をおそらく立てます。しかし、この期間で亡くなっている方は20%程度しかいません。

ここで問題が起こります。この15ヵ月より早くに亡くなると、残された家族は医師の治療が悪かったのではと不満に思ったりします。

逆に、30ヵ月以上たっても元気に生きておられる方は、15ヵ月でもうダメだと余計な失望を感じながら、暗い日々を送らなければいけなかったかもしれません。

結果的に余命を伝えたことで、医師は信頼を失うし、患者は余計な不安を抱えたことになります。

実は、正確になり得ない余命告知をすることによって、医師・患者の両者とも損をすることになります。治療オプションが多いほど、生命予後が長くなるがんほど、このずれは大きくなります。

 

大事なことは今後に何が予想されるのかを聞くこと

自分や家族ががんと診断された時に、本来真剣になって聞くのは余命ではありません。余命は正確に今後を予想する指標にはなりにくいものです。

それよりも聞くべきことは、さきほど言ったような治療の分岐点(再発・追加治療など)がどのようなもので、それがどのようなタイミングで起こるかです。

たとえば、最初の標準治療を受けて、その後再発が起こるのは何%くらいの人なのかや、それは何年目に起こるのか、もし再発が起こったら、

どのような治療手段があり、それはどのような効果があり、どのくらいの期間安定した状態を保てるのかなどです。

それらの治療の分岐ポイントはどういうものかを把握することで、自分の治療の全体像を時間軸を含めて知ることができます。

そして、実際の治療をしていく中で、今後についてもある程度の把握と予想をしながら進んでいくことができますので、不安感が軽減されます。

 

しっかりと話を聞けば余命を聞く必要はなくなる

私が脳神経外科医として、脳腫瘍患者への病名告知をしていた際には、「先生、余命はどのくらいですか」と良く聞かれました。

その時は、まず最初に治療の分岐点やタイミングなどの話を詳しくします。そうすると、ほとんどの患者は「良く分かりました。その話を聞くと、現時点ではどのぐらい生存できるのかなんて予想できないですね」と理解してくださって、余命を聞く意味がないことを理解してくださいます。

もし、どうしても聞きたいという場合でも、さきほどの例であれば、大体4ヵ月から30ヵ月です、というように、とても広い幅があることを伝えて、間違った理解をしないように促していました。

医師と患者間でしっかりコミュニケーションをとれば、余命を聞く必要は自然となくなることが多いのです。

 

余命宣告が必要な場合もある

これから治療を始めようという時に「余命宣告」をする意味はあまりありません。しかし、余命宣告が意味を持つ場面もないわけではありません。

それは、本当に進行してしまったがんで、すでに多くの治療オプションを使い果たし、今後に行える治療がとても限られている場合などです。

そのような場合には、多くの治療分岐は存在せず、医師側としても比較的正確な予想が可能な状態となってしまっています。

そして何より、患者・家族が残された時間を知ってもらい、貴重な時間を有効に過ごしてもらうために、伝えてあげた方が良い場面もあります。

もちろん、患者や家族が希望するということが大前提ではありますし、伝え方を含めて、大変に慎重な対応が求められます。

 

患者さんに願うこと

今回解説したように、皆さんが当たり前と思っている余命告知というのは、残念ながら誤解を生み、医師・患者ともにメリットがないことが多々あります。

一般の方には、この余命というものの実態をもっと知ってもらい、本当に知るべきなのは余命でないことを理解し、

予想される治療経過・分岐点などについての情報を良く聞いてもらいたいと思います。

また、医療者の方にも患者の理解の仕方を考慮してもらい、広い幅で伝えるなどの配慮をいただければと思います。

もっと、余命告知に関しての理解が深まり、患者・医師ともに不利益を被らないようになってもらえればと願っています。

 

<著者プロフィール>
大須賀 覚 SATORU OSUKA :がん研究者  米国エモリー大学ウィンシップ癌研究所

がん研究者。筑波大学医学専門学群卒業。医学博士。現在、米国エモリー大学ウィンシップ癌研究所に所属。かつては日本で脳神経外科医として、脳腫瘍患者の手術・治療に従事。

しかし、現実の治療方法の限界を感じて、基礎研究者へと転身。現在は脳腫瘍を治療する新規薬剤の研究開発に従事している。

過去には、ノーベル賞受賞者が一同に会する「リンダウ・ノーベル賞受賞者会議」に、若手研究者の日本代表に選出されて参加。日本脳神経科学会奨励賞など受賞多数。

病院治療と研究世界の両方の実情を知っている背景を生かして、一般の方向けにがん治療を解説する活動も積極的に行っている。

 

 〔注〕大須賀 覚「がん治療で悩むあなたに贈る言葉 米国在住がん研究者のブログ」より引用しました

 


膵臓がんステージ4…でも絶望の淵から救ってくれた抗がん漢方

2022-06-02 18:05:30 | がん闘病

                                 榎田富美代さん

 

榎田富美代さん(鹿児島県)のがん闘病の経過を、お姉さまの築志津代さんがご報告くださいました。

私の妹は50歳になった節目だからと、平成24年の5月の初めに気軽な気持ちで健康診断を受けたのです。その結果、なんと「膵頭がんのステージ4で手術不能です」と医師から宣告されたとの報告を受け、私たち家族全員、悲しみと生命の儚さを感じて、絶望の淵に陥り、妹のがんという病気を受け入れることができなかったのです……。何故なら、2年前に母をがんで亡くしたばかりで、悲しみが癒えぬまま、今度は妹の診断を知る羽目になるなんて……。

 

でも、がん宣告を受けた数日後に、叔母が『インターネットで知ったけど、天仙液という漢方薬があるから、試してみないか?』との連絡が入り、妹が助かるのであればどんな事でも受け入れ、実行していこうと決心しました。救いたいとの思いから、“良いというものは何でも試そう”、“絶対に救うぞ”との信念で、家族の絆が強くなったのも確かです。6月23日、待ちに待った天仙液が送られてきて、飲んだ後、『身体全体に染み渡る感じだ』と嬉しそうに飲んでいる妹の顔には安堵の表情が見え、皆で嬉しさと安心感でホットしたひと時でした。

 

5月から7月にかけて、4箇所の病院で検査入院し、ようやく8月に入り放射線(1日2回の計40回終了)と抗がん剤のTS-1(1日2回服用)の治療が開始され、TS-1は一旦8月23日で終了して、再度9月5日から2週服用、2週休薬という形で続行しました。

この治療の効果判定が、9月26日に出ました。CTの検査が行われ市立病院で5×6cmといわれたがんの大きさが2cmに縮小し、今後の経過次第で手術も可能と言われたのです。ただ、「太い血管への浸潤はありますが…」という医師の言葉がありましたが、希望に繋がる効果だったので、がんの消失も近い感じがしています。

天仙液を飲み続けて、1ヵ月そこらの治療での回復の早さは、私たち家族はもとより、妹も天仙液の力だと確信しています。家族にやっと笑顔が戻ってきました。この難治性のがんとどう戦い続けていくのか? 途方のない日々がこれからも続くと思いますが、天仙液とともに、今日一日を大事にして 希望を持ち生きていこうと妹と話しています。

 

経過報告1. その後のご様子を報告

定期検査で怪しい影があると診断され、平成25年1月4日より2週間の検査入院で、CT、腹部エコー、MRI、PET、超音波、内視鏡の検査を受けました。

結果は、どの検査でもなんと1cmにも満たないミリレベルかミクロレベルにまで小さくなっておりました。主治医の先生からは、「抗がん剤が効きましたね。画像には腫瘍が写っていませんが、小さくてもまだ芽があるので、この大きさならば手術出来ますよ。ただ、手術となると胆嚢を全摘し血管も2本ほど切ることになるので、10時間程時間を要します」と天仙液を併用していた事を知らない主治医の先生より手術を勧められました。

自宅に戻ってから、家族と親戚で話し合った結果、「ここまでこられたのは、天仙液のお蔭。抗がん剤だけだったら、どうなっていた事か……。手術は延期か中止の方向にしよう。」と決めました。今後は通院で検査をする事になりますが、手術なしでの回復はありませんと先生に念を押されました。

抗がん剤治療中は1日に3本飲んでいた天仙液を、身体の様子をみながら1日に1本から2本飲み続けています。他に心がけている事としては、日常生活で身体を冷やさないよう、生姜をお料理やお茶にも使用して対策しております。ただ、消化管の手術を受けているので、消化液が少ないために、今も肝機能の数値は良くありませんが、毎日、元気に健康的に毎日を過ごしています。

 

経過報告2. 発症してから9年、孫も生まれました

発症してから9年を経た今も年に1度の定期検診は続けていますが、体調は良好で医療事務の仕事を続けています。あの頃学生だった子供たちも家庭を持つようになり、最近は孫を抱ける幸せをかみしめている毎日です。

発症してから9年を経た今も年に1度の定期検診は続けていますが、体調は良好で医療事務の仕事を続けています。あの頃学生だった子供たちも家庭を持つようになり、最近は孫を抱ける幸せをかみしめている毎日です。

 

   ※体験談はご本人の実体験に基づくお便りで、天仙液の効能・効果を示すものではありません。