一陽来復(いちようらいふく) あわてず・あせらず・あきらめず

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ピーマン - 豊富なビタミンで、夏バテ防止。高血圧予防・肝臓・糖尿病にもよい

2022-07-27 14:57:50 | 食養生

             写真:「野菜の育て方 net」より転載

血圧の高い人、肌荒れが気になる人は常食すると効果がある

ピーマンは、唐辛子の仲間で、原産地は南米といわれています。コロンブスによって、ヨーロッパに導入されました。

日本には、1542年にポルトガル人によって、伝えられたといわれ、また安土桃山時代には朝鮮半島から種が入ってきたといわれています。

現在のように広く栽培されるようになったのは、第二次世界大戦後のことです。

 

ビタミン類、なかでもビタミンA,Cに富んでいます。ビタミンAはトマト以上、ビタミンCはレモン以上の含有量があります。

緑の野菜には葉緑素が含まれていますが、最近になって、葉緑素に体内の不要なコレステロールを排泄する働きがあることが、

わかってきました。

特に、緑の野菜が不足しがちな夏には、ピーマンを積極的に食べるようにしたいものです。

 

また、ビタミンPも豊富なので、高血圧の予防につながります。

さらに肝臓障害にも効果を示しますから、こうした傾向のある人は常食するとよいでしょう。

ほかに、夏ばて防止、視力の強化、糖尿病、美容などにもよいといわれています。

ピーマンの葉にもビタミン類やたんぱく質などが多いですから、入手できれば葉も食べるようにしたいものです。

 

  〔注〕 『クスリになる食べもの百科』(主婦の友社・刊)より引用しました

※ピーマンの葉は、ゴマ油と相性がよいので「炒め煮」「ナムル」にすれば、栄養満点の一品になります。

 

 


トマト - ビタミンA、ビタミンCが多く、疲労回復や食欲増進に役立つ

2022-07-07 17:02:29 | 食養生

            写真:「語源由来辞典」より転載

 

 

日本で食用として用いられるようになったのは、120年ほど前から

トマトは、南米ペルーが原産。16世紀にイタリアに伝わり、ヨーロッパに広がりました。

日本では1708年当時に伝わり、果実を鑑賞する目的だったようです。

食用として用いられるようになったのは、まだ120年ほど前からです。

中国では蕃果 ( バンカ ) といい、この70年間にようやく栽培されるようになったようです。

 

果実と野菜の中間的な特徴をもち、赤く熟するものと黄色く熟するものとがあります。

成分の多くは炭水化物で、食物繊維のペクチンも多く含んでいます。

甘みは、3%の還元糖です。

酸味は、5%のクエン酸で、ほかに酒石酸、リンゴ酸、コハク酸などの有機酸を少量含んでいます。

トマトの色は、カロチンによるもので、黄色く熟したものの方が含有量が多いといわれています。

イタリア、スペインでは、料理にトマトをたくさん用います。トマトの酸味が胃液分泌を促して食欲を増進させ、

たんぱく質の消化を高める一方、肉類の味を引き出してうまみをつくるので、お互いの持ち味を上手に生かした調理といえます。

 

トマトジュースは、1本飲めば1日のビタミンC 所要量の約2/3を満たしてる

ビタミン類では、Aが100g中220 IU、Cが20mgと多く、Cは熟す前から相当量含まれており、

貯蔵しても減ることが少なく、安定しています。

リン、鉄、カリウムなどのミネラル類もありますが、ほかの野菜に比べると多いほうではありません。

生食できるので、ビタミンCなどは効率よく摂取できます。

また夏の野菜としてはその甘みや酸味が、疲労を回復し、食欲を増進させますし、胃の不調なときにもい食べものです。

生食には、食べる直前に切る方が栄養素がそこなわれません。

加工品のトマトジュースは、旬のトマトから作られたもので、1本飲めば1日のビタミンC 所要量の約2/3を満たしてくれます。

 

〔注〕 『クスリになる食べもの百科』(主婦の友社・刊)より引用しました


にんにく ー 疲労回復剤として親しまれてきた野菜の一つ

2022-06-13 14:38:24 | 食養生

            写真:「オリーブオイルをひとまわし」より転載

 

にんにくの特徴は、特有の微量栄養素といわれる整理活性物質

栄養成分としては、たんぱく質、糖質、ビタミンB₁・B₂ 、ナイアシン、カルシウム、リン、鉄、カリウムなどを含み、一般の野菜と大差ありません。

しかし、にんにくの特徴は、これらの栄養成分にあるのではなく、特有の微量栄養素といわれる整理活性物質にあります。

 

にんにくからつくられるアリチアミン働きにより、疲労回復効果、脳の活性化が持続する

にんにくを切ると独特の臭気がします。これは、にんにくの成分であるアリインが、やはりにんにくの中に含まれるアリイナーゼという酵素の

作用で分解され、アリシンという物質ができ、これが臭気を発します。このアリシンは抗菌性物質です。

アリシンはビタミンB₁と結合すると、アリチアミンとなり、B₁と同じ作用を持ちながら、B₁の分解酵素にふれても分解されにくく、

長時間、体内のとどまり、ビタミンB₁と同じ働きをします。

 

ビタミンB₁の主作用は、炭水化物が分解してグルコース(代表的単糖類、エナルギー源)になるのを助ける働きをします。

脳はグルコースを唯一のエナルギー源にしていますから、ビタミンB₁の働きがにぶると、気分がふさぎ、イライラし、集中力がなくなります。

B₁のもう一つの主要な働きは、筋肉のエナルギー源であるグルコースの生産にもかかわっていることです。

不足すると、だるさ、疲れなど、全身的な体調不良が起きてきます。

にんにくからつくられるアリチアミンは、このような働きが長時間にわたって持続します。

それによって疲労回復効果、脳の活性化が見られるようになります。

 

にんにくには、もう一つの主要成分があります。それは、スコルジニンという成分です。

これには疲労回復効果、心臓の働きを活発にする作用、精子の増殖を促す作用などがあり、にんにくが強精、強壮食品といわれるゆえんです。

 

 〔注〕 『クスリになる食べもの百科』(主婦の友社・刊)より引用しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


梅 ー 代謝の促進、体質改善に威力を発揮する有機酸が抜群!

2022-05-26 17:59:34 | 食養生

        写真:「Sweeten the Future」より転載

 

代謝の促進、体質改善に威力を発揮する有機酸が抜群!

梅の主成分は、約90%の水分と、わずかなタンパク質、糖分です。しかし、ミネラル類、ビタミン類、有機酸類は、

ほかの食べ物に類をみないほど多種多様で、梅が日本人の生活の中に深く根をおろした最大の理由もここにあります。

梅の有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、琥珀酸、酒石酸など、ミネラル類は、カルシウム、リン、カリウムなどです。

ビタミン類ではカロチン、B1、2、Cなどがあります。

 

梅の効能については、昔から疫痢、赤痢、急性胃腸カタル、虫垂炎、腸チフス、丹毒の解熱、肺結核などの抗菌作用、

疲労回復などの生理活性作用がいわれています。

 

体内での抗菌性については、いまでは抗生物質にとってかわられ、あまり注目されていませんが、生理活性作用としての作用は

見直されています。

たとえば、疲労回復には、クエン酸が糖の代謝を活発にし、乳酸の処理を高めますから、だるさや筋肉疲労を積極的に解消します。

また、各種の有機酸が胃腸の活動を盛んにして食欲を増進させ、消化を促して栄養の吸収を高めますから、

虚弱体質の改善ばかりか、全身的な栄養代謝に役立ちます。

 

梅の抗菌作用は、食べ物を腐敗させるカビや細菌の増殖を抑える働きがあり、防腐作用をします。

ただし、サルモネラ菌などの強力な菌には、数個の梅干しだけでよいという過信は禁物です。

二日酔い防止に梅の効用が知られています。これは、梅のピクリン酸が肝臓の機能を活性化させるためと考えられています。

 

梅肉エキスは、梅の薬用の中では最高!

梅を薬用に用いるには生食では不可能で、梅肉エキス、梅酢、梅酒、梅干しなどにして利用します。

ちなみに、梅肉エキスは、梅干しの30倍の効能と10倍の抗菌性があるといわれています。梅の薬用の中では最高のものです。

梅酒は、梅のもつ作用とアルコールとの相乗効果を期待したもので、1日30~50mlを数回に分けて飲むと、からだが温まり、

冷え性や疲労の回復、胃腸の弱い人や不眠症の改善に役立ちます。また、はれものの痛みやリュウマチ、神経痛などには、

梅酒を布かタオルにして湿布するとよく効くようです。

 

梅干しは梅の保存法として用いられたものです。成分的には、塩分(ナトリウム)が約4000倍に増えているほか、

カルチンがわずかに減っていますが、有機酸類はあまり変化がないようです。

したがって、高血圧の人には、塩分の過剰摂取が心配になりますが、それも一度に10数個以上食べたときのことで、

1日1~2個まででしたら、むしろ、有機酸の作用(血圧安定や糖代謝)のほうが期待できます。

 

漢方では、自然落下した梅の未熟果を,くん製にしたものを烏梅 (ウバイ)といって、整腸、駆虫に用います。

風邪の初期に、梅干しに熱湯を注いで飲むと、汗をかいて熱を下げるという知恵も、漢方の応用とも考えられています。

 

〔注〕 『クスリになる食べもの百科』(主婦の友社・刊)より引用しました

 

 


野菜 ー にんじん

2022-05-05 03:34:03 | 食養生

カロチンが肝細胞の老化を防ぐ

 

にんじんは、体内でビタミンAとして使われるカロチンが多いことで知られています。

カロチンは小腸や肝臓で必要に応じてビタミンAに変換されて使われます。

ビタミンAは皮膚、口、鼻、目、消化管などのなめらかな表面を持った組織で、重要な働きをします。

たとえば、目の角膜の細胞分化を促す働きをして、これが夜盲症(トリ目)の予防になります。

粘膜では、粘膜の分泌を促して乾燥を防ぎ、感染症にかかりにくくします。

肌がなめらかなのもビタミンAが大きく関係しています。

 

また、抗酸化といって、からだの中にある物質が、酸化し、変質するのを防ぐ働きもあります。

この働きは、肝臓の機能を助け肥満、高脂血症、動脈硬化などのある人では、その脂質の酸化を防いで

悪化させないようにします。

またある種のがんは、体内の物質の酸化や変質できるといわれていますので、ビタミンAは間接的に

がんの予防をするとまでいわれています。さらに、腸の有用菌を増殖するのにも関係しています。

これが発がん物質などのできるのを抑えますから、がんの予防と便秘の解消に役立ちます。

 

にんじんの葉も、素晴らしい栄養食品です。タンパク質は、根の3倍、カルシウムは根の5倍あり、

鉄分も多く、貧血ぎみの人は根とともに葉も食べてほしいものです。

 

ちなみに、にんじんのカロチンの吸収率は、生食では8%と低いのに対し、加熱すると煮た場合で

30%、油で調理すると50%~70%と倍になります。その理由は、カロチンが脂溶性のビタミンで

あるため、吸収されやすくなります。

 

 〔注〕 『クスリになる食べもの百科』(主婦の友社・刊)より引用しました