一陽来復(いちようらいふく) あわてず・あせらず・あきらめず

"抗がん漢方"をサポートするスタッフがお伝えしていきます。
 れんげ草の花言葉...あなたと一緒なら苦痛が和らぐ

在宅医療 ー がんの緩和ケア

2022-07-20 11:33:29 | サポート便り

              写真:「顔が見えるキッチン」から転載

 

漢方ドットコムのご相談・サポートで、日々の感じていることをお伝えします。

 

今年の夏は、目まぐるしく天気がかわり、猛暑と大雨が繰り返されています。

まさに、環境変動への ”地球からの悲鳴” が聞こえるようです。

 

一方、2019年からの新型コロナ感染症で、ウィルスの変容と同時に私たちの生活も様々に変化しました。

ウィズ コロナとはいえ、第7波で医療体制のさらなる逼迫もいわれますので、がん闘病の方は不安も多いでしょう。

 

漢方ドットコムでのご相談でも、がんが診断確定された時に、主治医から「在宅緩和治療」を告げられて戸惑う方が多いです。

新型コロナ前は、病院の緩和病棟で入院して緩和ケアをすることも多かったのですが、

医療現場が新型コロナ感染症の対応優先に変わってからは、医療スタッフと病床の確保、

がん患者さんへの感染リスク回避などから、がん緩和病棟の閉鎖や縮小も多くなりました。

末期がんでの在宅医療が推進されている中で、訪問診療や看護、介助などのフォローの態勢は整ってきたようです。

住みなれた自宅ではあっても、体調や病状も変わるなか、ご本人やご家族のケアでの負担や不安は大変なものでしょう。

 

 

自宅療養をされる方にとり、「抗がん漢方」がご闘病の支えになりますように、

また私どものサポートが多くの不安の中で、少しでもお役に立てるように願って、お話させていただきます。

 

 

 


あわてない、あせらない、あきらめない ー がん治療は立直しの連続です…

2022-06-20 12:01:01 | サポート便り

        写真:「顔が見えるキッチン」から転載

 

 

漢方ドットコムのご相談・サポートで、日々の感じていることをお伝えします。

 

2020年からつづく”新型コロナ感染症”のなか、病院への受診を控えたり、定期健康診断を先送りすることが多かったようです。

「体調がよくない」、「食欲がでない」、「背中や腰が痛い」など、気になることを我慢しつづけ、様子見していた。

いよいよ辛くなり、急変して、受診すると....  残念なことにその間に「がんが進行していた」という方も多いです。

 

がんの疑い~検査~診断~がんが確定まで。この間のご本人や家族の不安や怖れは並大抵ではありません。

いよいよその診断を主治医から聴くと「今の進行状態では、治療法がない」「治療をしないほうがよい」と告げられる。

治療を受ける患者さんの体力や合併症などから治療を受けられる全身状態ではなく、薬物療法や放射線治療の副作用に

耐えられないおそれがあることを告げられます。

がんというだけでも受け止めるのが辛い現実なのに、「治療ができない」と聴いて家族ともども途方に暮れてしまうでしょう。

 

あわてますが!「あわてず」  あせりますが!「あせらず」  あきらめたくなりますが!「あきらめず」

 

今、がんと向かいあう方々にとって、漢方ドットコムとの時間が少しでも役に立つことを願いサポートをさせていただきます。


家族と会えない日々...入院制限が続いています

2022-05-24 15:35:19 | サポート便り

         写真:「顔が見えるキッチン」から転載

 

春から初夏に向かう気持ち良い季節を迎えました。

スーパーマーケットの店頭にも、そろそろ青梅や小梅が並びはじめました。

わが家では暑い夏にむけて、梅シロップをおいしく仕込みます。

 

さて、漢方ドットコムでお一人お一人のがん闘病をお聴きするなか、日々実感していることをお伝えします。

 

2020年春から、新型コロナと共にする3回目の春が過ぎようとしています。

この間、だれもが不安と格闘しながら、多くの自粛と理不尽をしいられました。

特に、「がん治療・がん療養」は、最前線である医療現場の感染リスク対応の影響で、悲鳴をあげています。

マスコミでは、”コロナ下のがん治療の現状” はとりあげられないですが、変化が多くあります。

 

その一つが、入院中の患者様にご家族であっても面会できない、お見舞いの差入れができない制限です。

病院での感染のリスクは、体力や免疫力が低下している患者様には重大な脅威であることは充分にわかります。

一方で、心身ともに辛く、不安ながん治療の入院生活では、大きな励ましになってきた面会や、お見舞いが叶わず、

患者様は、なおさら孤独な闘病を強いられます。

”家族と面会できない” 寂しさ、”食べなれた味や好きな食べ物を口にできない”味気なさ....など、癒しが奪われています。

 

「心配が募っても、顔を見られない、話しができない、我慢するしかない」というお話をお聴きする度に、

ご本人にとっても、ご家族にとっても、どれほどの残酷なことかと同情するばかりです。

 

新型コロナ感染が一日も早く収束することを願いながら、入院時の面会やお見舞いの制限が解ける日を切に待ちます。

 


サポート便りからのご挨拶

2022-05-05 02:01:01 | サポート便り

     写真:「暦生活」から転載

 

はじめまして。

 

一般社団法人 漢方ドットコムでサポート・アドバイザーを務める小島町子です。

これから、私たち漢方ドットコムの折々の活動をお知らせしながら、

日々の生活や闘病に役立てればとの思いで、このブログをスタートしました。

 

今日は暦の上では「立夏」カレンダーではゴールデンウィークの真っただ中です。

陰暦 ー 太陰(月)の満ち欠けを主とし、太陽の運行をあわせ考えて作った暦

太陽暦 ー 地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)を基にして作られた暦

 

この2つの暦は、漢方(中医学)西洋医学に似ているところがありますね。

日本では、太陽暦と西洋医学は明治初期に政府により推進されて、スタンダードになりました。

一方で、自然の営みは暦の「二十四節気」と共にしています。農業も漁業もそうですね。

もちろん、私たちの身体も自然の一部です。

身体と向き合うときは、漢方(中医学)の知恵と働きも取り入れていけるとよいと思います。

 

ブログではテーマごとに、身体と心の「元氣」になる情報をお届けしていきますので

どうぞ、よろしくお願いします。