一陽来復(いちようらいふく) あわてず・あせらず・あきらめず

"抗がん漢方"をサポートするスタッフがお伝えしていきます。
 れんげ草の花言葉...あなたと一緒なら苦痛が和らぐ

玉ねぎ ー 春先の新玉ねぎに含まれる嬉しい栄養とは?

2024-03-25 18:08:36 | 食養生

 写真:野口ファームHPより

 

身体にも 家計にも やさしい野菜、玉ねぎについて知ってみましょう。

炒め物や煮込み、生食など、幅広い食べ方ができ、毎日の食卓に欠かせない玉ねぎですが、

日本に入って来たのは明治時代と、比較的歴史は意外に浅い野菜です。


日本で多く出回っているのは「黄玉ねぎ」と呼ばれる品種で、通常は収穫後1ヶ月程度乾燥させたものが出荷されます。

黄玉ねぎ以外にも、「赤玉ねぎ」や「白玉ねぎ」、「小玉ねぎ」といった品種があります。

春先になると「新玉ねぎ」が出回りますが、これは黄玉ねぎや白玉ねぎを収穫してすぐに出荷したもので、特定の品種を指すわけではありません。


新玉ねぎは、通常の玉ねぎよりも皮が薄く、水分量も多いのが特徴です。辛みも抑えられていて、みずみずしい食感と甘みを楽しむことができます。

味わいは異なりますが、新玉ねぎと通常の玉ねぎの成分に大きな違いはありません。

辛みや香りのもとになる「硫化アリル」をはじめ、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCなどの成分が含まれています。

 

玉ねぎは年間を通して流通していて、2月上旬の九州産が出回り始めてから産地が北上し、8月上旬から翌年の5月までは北海道産が主に流通しています。 

普通の玉ねぎは、収穫後に乾燥させますが、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷します。

新玉ねぎは春先だけ出回る早生種のことで、やわらかく辛味が弱いので生食にも向いています。

 

新玉ねぎに含まれる嬉しい栄養とは?

玉ねぎの独特のにおいと辛さの原因となる「硫化アリル」は、新陳代謝を活発にし、血液をサラサラにする効果があります。

抗菌作用もあるので風邪の予防にも役立ちます。 

ただ、硫化アリルは加熱すると成分が変わってしまいますが、新玉ねぎを生食すれば硫化アリルを効率よく摂取できます。

 新玉ねぎは、体に嬉しい栄養がたっぷり含まれています。新玉ねぎに含まれる栄養を紹介していきましょう。

 

・硫化アリル

新玉ねぎを食べたら、血液がサラサラになるイメージがありませんか?

新玉ねぎに含まれる栄養の1つである硫化アリルが血液をサラサラにする働きをしているのです。

血液をサラサラにすることにより、

・血栓
・動脈硬化
・心筋梗塞
・脳梗塞

など、血液や血管に影響する多くの生活習慣病を予防する効果があります。

 

・ケルセチン

硫化アリルの他に「ケルセチン」という栄養が含まれています。

ポリフェノールの一種であるケルセチンは、ブロッコリーやリンゴなどにも含まれていますが、玉ねぎにもっとも多く含まれています

ケルセチンには、抗酸化作用や抗炎症作用、降圧作用などさまざまな生理作用が報告されおり、

・生活習慣病
・ガン
・動脈硬化
・糖尿病

などを予防する効果があります。

さらに、アレルギー抑制や紫外線から肌を守る効果もあり、積極的に摂りたい栄養です。

新玉ねぎを日当たりがよい場所に置いておくと、ケルセチンの栄養が増えるといわれています。

・オリゴ糖

新玉ねぎには「フラクトオリゴ糖」という栄養が含まれています。

胃や小腸で吸収されず大腸まで届く特徴があり、エネルギーになりにくいため低カロリーです。

フラクトオリゴ糖には、難消化性(低カロリー)以外にもさまざまな機能があります。

フラクトオリゴ糖に含まれる8つの嬉しい機能

・お腹の調子を整える
・ミネラルの吸収促進
・虫歯の原因になりにくい
・免疫の改善
・低カロリー
・血糖値の上昇を抑える
・便臭の改善
・脂質代謝の改善

・カリウム

新玉ねぎには、体内の余分なナトリウムや水分を体の外へ排出する働きがある「カリウム」が含まれています。

カリウムは、

・むくみの解消
・血圧を下げる
・脳卒中の予防
・骨粗しょう症の予防

などの効果が期待できます。

新玉ねぎには、嬉しい効果が期待できる栄養が多く含まれているので、毎日ご家庭の食卓に取り入れたい食材ですね。


二十四節気「春分」ー春が始まります

2024-03-18 17:45:42 | サポート便り

 

 

身体に春の気配をたっぷり詰め込みましょう

二十四節気のひとつ「春分(しゅんぶん)」。

国民の祝日として定められたのは、1948年です。

「自然を讃え、生物を慈しむ日」とされています。四季のある日本ならではの、美しい祝日です。

 

また、この日の前後3日間、合わせて7日間は、春のお彼岸でもあります。

「春分の日」には、太陽はほぼ真東から昇り、ほぼ真西に沈みます。昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。

これまでは、昼よりも夜のほうが長かったのですが、「春分の日」を境に、昼の時間が少しずつ長くなっていきます。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」というように、これから、日に日に暖かさが増し、本格的に春らしくなってくるのです。

「春一番」が吹くのもこの頃。

立春(今年は2月4日〜)から春分までの間に吹く強い南寄りの風のことで、風が春を連れてきてくれるかのよう。

冬の間縮こまっていた体をぐーんと伸ばして、深呼吸。身体の中にも春の気配をたっぷり詰め込みたくなります。

 

春分
立春から始まる春の中間点
3/21~25頃 雀始巣
(すずめはじめてすくう)
スズメが巣をつくり始める
3/26~30頃 桜始開
(さくらはじめてひらく)
桜の花が咲き始める
3/31~4/4頃 雷乃発声
(らいすなわちこえをはっす)
春の雷が鳴り始める

 


「余命2ヵ月」の膵臓がん・肝転移 ー 標準治療+天仙液で、好転から縮小

2024-03-11 10:55:42 | がん闘病

     

 

私には漢方薬の天仙液が何より助けになりました。毎日、幸せに過ごしています。

 

M・Oさん(61歳・静岡県)が、ご自身の膵臓がん・肝転移のご闘病を報告くださいました。

 

2021年の12月のことです。お腹の皮膚が黄色になり、尿が黄土色のゼリー状になり、気になっていました。

その頃、帰省していた娘と食卓を囲んでいた時に、「何だか顔色が黄色いから病院に行こう」と言われました。

近くの病院に行ったところ、すぐにがん専門病院を紹介され、診察を受けました。

診察の結果、膵臓がんによる閉鎖性黄疸で、ステントを入れる手術を行いました。

そして、静岡がんセンターでセカンドオピニオンを受けるように紹介されました。

その結果は、膵頭がんの大きさが3センチでステージ2Bの診断でした。

2022年の2月のことです。まず術前化学療法を半年間した後、手術という治療方針でした。

 

私は、2017年に父が胃がんで亡くなり、その闘病中に必死にがんの本を読み、看病しました。

その経験から自分の最期のことも考えていたので、そんなに慌てることもなく

「自分らしく生きて一日でも後悔しないようにするため」に、抗がん剤治療・手術をしないことを選びました。

そして、2022年3月から、代替医療を始めました。

まず、クリニックにかかりで糖鎖(アントロ)を飲みながら、温熱療法も3ヵ月続けていたのですが、その後敗血症で入院となりました。

その頃、漢方の霊芝、十全大補湯、コロイド、ネズミモチを飲み始めました。

それまでの代替治療はどれも合わなかった中で、「漢方が一番合っていたかな?」との感じが強かったので、

その後も漢方薬は飲み続けていました。

 

けれども、3ヵ月たっても調子が悪く病院の診断を受けました。腫瘍が5センチとなり、肝臓にも転移していました。

医師からは、「余命2ヵ月」を宣告され、抗がん剤で延命するように告げられました。

今後の延命や抗がん剤治療についてインターネットでいろいろ調べましたが、悲観的な情報ばかりでした。

“がん療法での自分の判断が悪かった”と遺言を書いていました。

 

結局、病院治療を受けることにしました。

ただ、抗がん剤治療を受けるには、体重が20キロも減っていたため体力や副作用が心配で、

再びインターネットで調べ「抗がん漢方・天仙液」を見つけ出しました。その時は嬉しかったです。

自分には漢方が合うと感じていましたし、公式ホームページの体験談を読んで「生きる希望」を持てました。


そして、2022年の11月から抗がん剤と天仙液を併用した治療を始めました。

抗がん剤は11月からアブラキサン+ゲムシタビン、2023年4月にはFOLFIRINOXを投与しました。

また、放射線治療は、2023年2月から10回受けました。

 

天仙液を飲み始めて驚いたことは、抗がん剤の副作用はほとんどありませんでした。

CA19-9(腫瘍マーカー)が1万近かったのに、今では50以下です。特に、便通が良くなったことから、

一時は臭くて便器に油が膜を張った状態でしたが、解毒作用で体中の毒があふれ出たという感じでした。

2022年の10月末から天仙液Sと天仙丸6号を飲み始めました。

 

それまでほぼ寝たきりでしたが、7ヵ月後には、ベッドから動き出したくなり次第に動ける時間が増えて、

9ヵ月を過ぎた頃からは、家事全般ができるようになり、さらに10ヵ月頃には、畑仕事に出られるほどになりました。

近所の人からは、「がん患者には見えない」と言われています。そして、体重も10キロ増えました。

病院での検査の結果、現在では6センチあった腫瘍が、3センチまで縮小し、肝臓とリンパ節の転移巣のがんは消えています。

やはり、病院での抗がん剤・放射線治療と天仙液を併用してよかったと思います。

でも、私には漢方薬の天仙液が何より助けになりました。

今でも天仙液S2本と天仙丸6号を飲み続けています。

        

毎日、幸せに過ごしています。天仙液の体験談を語られている方々に、どれだけ勇気づけられ力を頂いたか計り知れません。

本当にありがとうございました。

 

 


二十四節気「啓蟄」ー 春に向かう森羅万象

2024-03-04 15:42:01 | サポート便り

 

2024年の啓蟄は、3月5日から3月19日です

啓蟄(けいちつ)とは、「冬ごもりをしていた虫たちが土の中から出てくる頃」という意味で、

春の気配を感じて、冬ごもりをしていた虫たちが活動を開始する頃を表しています。

啓には「開く」「開放する」などの意味があり、蟄には「虫などが土の中に隠れて閉じこもる」という

意味があります。

「けいちつ」という言葉の響きや意味が印象的ということもあり、啓蟄は春の季語としても人気です。

二十四節気では、啓蟄の次は、昼夜の長さがほぼ同じになる「春分」となります。

 

これまでの寒さが和らぎ、あたたかな気候になってくる頃ということです。

まもなく、春の花たちもいっせいに花を咲かせるでしょう。

その一方、3月から4月頃にかけては、雨の多い時期でもあります。

関東から西の地方では、しとしとと雨が降り続くこの時期のことを、「菜種梅雨(なたねつゆ)」と呼びます。

菜の花が咲く頃の雨であることから、その名が付いたそうですが、別名では「催花雨(さいかう)」とも言うそう。

菜の花をはじめ、さまざまな花を催す(咲かせる)雨という意味です。

いずれにせよ、花を咲かせるための雨なのです。

静かな春の雨の日には、心を落ち着かせ、これまでのことに向き合い、これからのことを思いましょう。

新しい花を咲かせるために。

 

3月(啓蟄、春分の頃)が旬の食べもの

土の中から顔を出すのは虫ばかりではありません。

土筆(つくし)が顔を出し、ゼンマイなどの山菜も採れ始める頃。

春の山菜には独特の苦味がありますが、実は、この苦味やえぐみが、冬の間に縮こまっていたからだに

刺激を与えて、からだを目覚めさせてくれるのです。

 

野菜・果物

うど、蕗(わらび)、春大根、分葱(わけぎ)、浅葱(あさつき)、

韮(にら)、土筆(つくし)、木の芽、蕨(わらび)、  

ぽん柑、 伊予柑(いよかん)、金柑(きんかん) など

魚介

鯵(あじ)、鰤(ぶり)、細魚(さより)、飛魚(とびうお)、 

白魚(しらうお)、蛤(はまぐり)、水雲(もずく)、 など