一陽来復(いちようらいふく) あわてず・あせらず・あきらめず

"抗がん漢方"をサポートするスタッフがお伝えしていきます。
 れんげ草の花言葉...あなたと一緒なら苦痛が和らぐ

梅雨時期の“重だるさ”を予防する食べ物

2024-06-13 13:02:28 | 食養生

           

 
今年も既に九州南部まで梅雨入りし、関東や近畿も早ければ今週後半にも梅雨の時期を迎えそうです。

爽やかな初夏から一転、湿気たっぷりの蒸し暑い日々に、体や頭の重だるさ、むくみ、食欲不振、下痢といった体の不調も出やすくなります。
 
東洋医学ではこの原因を、「湿邪」(大気中の湿気による不調)によるものと考えます。

今回、この湿邪を寄せつけず梅雨をスッキリ過ごすためのお勧めの食材を、源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生、瀬戸佳子先生に伺いました。
 

湿気による不調は、胃腸が弱っている時に起こりやすい

東洋医学では、病気を引き起こすものを「邪気」といいますが、その中には、体の外からもたらされる「六淫」
 
(風邪、寒邪、湿邪、燥邪、暑邪、火邪)と、体の内から生じる「内生五邪」(内風、内寒、内湿、内燥、内火)があります。

そのうち、梅雨の時季の不調の原因になりやすいのが、「湿邪」と「内湿」です。

湿邪とは、大気中の湿気が口や鼻、皮膚などを通じて体に入り、体の不調の要因となることです。
 
「湿」には重い、ネバネバしている、停滞といった性質があるため、重だるさや頭痛、頭重、むくみ、湿疹といった症状をもたらします。

 
一方、内湿とは主に、乱れた食生活で胃腸(東洋医学では脾胃という)が冷えて湿気が溜ることで、
 
体にさまざまな不調が生じることを指します。たとえば、食欲不振や下痢、軟便などです。

 
湿邪と内湿とは密接に関係し、両者が重なることで不調が生じるといえます。
 
たとえば、湿邪が起こりやすい時季(梅雨など)に乱れた食生活を続けた結果、不調を起こす、
 
あるいは内湿によって胃腸が弱っている時に、湿気の多い時季が重なり不調が生じる、などです。

いずれにしても瀬戸先生によると、「食生活の乱れによって脾胃が弱っていることが、この時季の不調の最大要因です」。
 

胃腸を弱らせる食材とは?

ということは、蒸し蒸しする梅雨の時季をスッキリ元気に過ごすには、食生活を整え、胃腸を元気にすることが欠かせません。
 
では、どのような食生活が良いのでしょうか。

まず、胃腸を弱らせる食材をできるだけ避けることです。
 
具体的には「冷たいもの」(アイス、ジュース、ビールなど)や「生もの」(刺身、生野菜、果物など)、
 
「甘いもの」(お菓子、砂糖たっぷりの飲み物など)です。
 
不調を感じる時には、これらを摂りすぎていないか、いま一度チェックしましょう。
 
完全にゼロにするのは難しいとしても、不調の際は「いつもより少なめ」を意識すると良いと思います。

そして、これらの食材を控えめにした上で、胃腸を元気にする食材を摂るとより効果的です。
 

体の中の「湿」を汗と尿でしっかり排出する

胃腸を温め湿気を動かす食材には、香辛料(シナモン、黒胡椒、山椒、唐辛子など)、ネギ、シソ、ヨモギなどがあります。

また、胃腸の湿気を取り、利尿を促す食材としては、豆類(さやいんげん、そら豆、枝豆など)、トウモロコシ、コーン茶などがお勧めです。

体に入った湿気(つまり湿邪)を上手にさばける体づくりも、この時季には大切です。

それには、発汗作用や利尿作用のある食材を摂って「湿邪」を対外に排出することが大事。

たとえば、発汗を促すには、生姜や香味野菜(パクチー、シソ、ネギなど)、香辛料(唐辛子・カレー粉など)など。

利尿を促すには、緑豆もやしや瓜科の野菜(キュウリ、スイカ、トウガンなど)、豆類(さやいんげん、そら豆、小豆など)、

海藻類、魚の鮎や鱧(はも)、ハトムギなどが良いでしょう。



その他、気の巡りをよくする食材もお勧めです。具体的にはタマネギ、ピーマン、香味野菜(シソなど)などです。

また、温かいものを食べると発汗が促されます。

温かい味噌汁やスープなどを積極的に摂るようにしたり、野菜はできるだけ加熱したものを食べたりすると良いと思います。

その他、東洋医学では、体内に溜り続けネバネバ状態になった水を「痰」(たん)といいますが、

湿気に強い体づくりにはこの痰を取り除くことも大切です。

それには、きのこ類、海藻類、タマネギ、ダイコンなどを摂るのがお勧めです。



蒸し暑く、しかも雨が多いこの時季。体も頭もだるくなりがちですが、そんなときこそ汗を十分にかき、

胃腸を温めてあげる生活を意識して、スッキリ気分で梅雨を乗り切りましょう!

 

ウェザーニュース 配信記事(2019/06/04)より転載

参考資料など   取材先:源保堂鍼灸院(http://genpoudou.com/)、瀬戸郁保氏/瀬戸佳子氏


コンビニおにぎりやハム、ベーコンの添加物の安全性って?

2024-06-07 16:40:19 | 健康

    

 

コンビニおにぎりは添加物が工夫され、安全性が高まっている

 

とかく添加物が多いことで悪者にされがちなコンビニですが、最近ではかなりの改善・進歩がみられているそうです。

記事の後半には、避けたい添加物一覧や、目的別添加物の安全性 〇△× の評価が付いています。ぜひお役立てください。

 

「例えば、明太子やイクラのおにぎりには、以前は具材に発色剤の亜硝酸Naが添加されていました。

現在は紅麹色素などで赤色をつけています。

また、保存料は使わずに、pH調整剤や酸味料(クエン酸や乳酸など)の酸の力で細菌の増殖を抑えたり、

アミノ酸の一種であるグリシンも旨味成分であるのと同時に、細菌の増殖を抑制する効果があります。

これらを上手に使うことで、体に悪影響がありそうな添加物が減らされています」(渡辺雄二さん)

 

ハム・ソーセージ・ベーコンは「無塩せき」のものを選ぶ

2015年にWHOのIARC(国際がん研究機関)がハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉を毎日50g食べると、

直腸や結腸のがんになるリスクが18%高まるという分析結果を発表しました。

これらに添加されている発色剤の亜硝酸Naは酸性の胃の中で、肉に含まれるアミンという物質と結合して、

発がん性のある物質に変わるといわれています。

こうした問題から、最近では亜硝酸Naを添加していない『無塩せき』の商品が増えてきました。

セブン&アイ・ホールディングスの『セブンプレミアム 無塩せき』や信州ハムの『グリーンマーク』シリーズがそうです」

 

避けたい添加物一覧

安息香酸Na【保存料】

清涼飲料水や栄養ドリンクに多用。動物実験でも悪影響が見られ、人間においても微量で胃腸粘膜への影響が心配

亜硫酸Na【漂白剤・保存料】

かんぴょうやドライフルーツなどの漂白や、ワインの酸化防止剤として使用。胃腸への刺激が指摘されています

次亜塩素酸Na【殺菌料】

まな板や包丁の消毒などに使用され、食品に残らない前提で認められています。しかし、実際には残っている可能性が

OPP/TBZ【防かび剤】

輸入のレモンやオレンジなどの出荷時にかび防止のために添加。もともと農薬の一種でOPPは発がん性が確認されています

亜硝酸Na【発色剤】

肉の加工品などの色を保つために使用。肉に含まれるアミンと結びついて、発がん性物質に変化するといわれています

タール色素【着色料】

赤色2、黄色4など12種の色素の総称。自然界に存在しない物質で、12種類すべてに発がん性の疑いがあります

カラメル色素【着色料】

コーラ、コーヒー飲料、ソースなどに使用。カラメルⅠとⅡは安全ですが、ⅢとⅣには発がん性物質が。実際にどれが使われているかは不明

サッカリンNa【甘味料】

最近では使用頻度が低いのですが、一部の酢ダコやしょうがの酢漬けに使われることが。発がん性が疑われています

合成甘味料3品目【甘味料】

おもにカロリーオフ飲料に使用されている、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKは体への悪影響の懸念が

臭素酸K【小麦粉改良剤】

パンの製造過程で使われます。発がん性が確認されていますが、最終食品に残らない前提で使用が認められています

 

 

よく使われている添加物を〇△×で紹介

数ある添加物の中でも、よく使われているものをセレクト。

そのうち、特に危険度の高いものを×、安全性の高いものを、その中間のものをで表しました。購入の際の目安にしてください。

保存性を高めるもの

生産して店頭に並び、私たちが消費するまでに、腐ってしまわないようにするための添加物。

ある意味必要ですが、体に悪いものはできる限り避けたい。

保存料

× 安息香酸Na(合成)
× ソルビン酸K(合成)
× パラベン(合成)

安息香酸Naは水に溶けやすく、おもに清涼飲料水に。
ソルビン酸Kは漬け物やワインに、パラベンは化粧品に多いのですが、しょうゆやシロップなどに使われることも

酸化防止剤

× BHA・BHT(合成)
 ビタミンC(L-アスコルビン酸・合成)
 ビタミンE(d–α–トコフェロール・合成)

酸化を防止して食品の変質を防ぐものです。
BHAは発がん性が確認され、BHTにはその疑いがあります。最近ではビタミンCやEといった安全性の高いものにシフトする傾向です

防かび剤

× イマザリル(合成)
× OPP(合成)
× TBZ(合成)

外国からの柑橘類の輸送時にかびや腐敗を防ぐために添加されます。
いずれももともとは農薬で、昔は日本では使用禁止の添加物でしたが、貯蔵性や輸送のために許可されました

色をよくするもの

食材の黒ずみを防いだり、着色や漂白をして、おいしそうに見せるために添加物が使われます。
おもに化学合成されたものが多く、これらは毒性が強いので、天然由来のものを探すのがポイントになります。

発色剤

× 亜硝酸Na(合成)
× 硝酸K(合成)
× 硝酸Na(合成)

ハムやソーセージ、ベーコンなどの肉加工品が体によくないといわれるのは、これらの発色剤が理由。
この3つは極力、避けるようにしましょう

着色料

× 赤色2・102(合成)
× 黄色4・5(合成)
 ウコン色素(ターメリック色素・天然)
 カラメル色素(天然)
 ベニバナ色素(天然)
 赤キャベツ色素・赤ビート・ビートレッド(天然)

食品に鮮やかな色をつけるための着色料。
個々の添加物によって毒性は違います。野菜などの天然由来の色素ならほぼ安全と覚えておきましょう

漂白剤

× 亜塩素酸Na(合成)
× 過酸化水素(合成)
× 亜硫酸Na(合成)

食材を漂白して見栄えよくする目的で使用。
どれも毒性が高く、上のふたつは最終食品に成分が残らないことを条件に許されており、表示義務はありません

質感をよくするもの

食品に粘度をつけたり、ふっくらとさせる、プルプル感を出すなど、食品の質感や風合いをよくする目的で使用されます。

比較的安全なものが多いのですが、増粘剤には避けたいものもあるのでチェックして!

増粘剤

× カラギーナン(天然)
× トラガントガム(天然)
 キサンタンガム(天然)
 セルロース(天然)

これらすべて天然由来のものですが、上のふたつは動物実験で体への影響が報告されています

風合いを出す

 リン酸塩(Na)(結着剤・合成)
 イーストフード(一括名・合成)
 かんすい(一括名・合成)
 重曹(pH調整、膨張剤・合成)
 ミョウバン(膨張剤・合成)
 アルギン酸エステル(糊料・合成)
 炭酸Mg(膨張剤・合成)

パンのふっくら感はイーストフード、ラーメンの麺の風合いはかんすいによるもので、全体的に毒性は強いものではありません。
一方、ハムやソーセージの肉の結着をよくするリン酸塩(Na)は腎臓への悪影響が、サンドイッチなどに含まれるアルギン酸エステルはアレルギーが心配

ゲル化剤・乳化剤

 ペクチン(天然)
 グリセリン脂肪酸エステル(合成)
 レシチン(天然)

ジャムに使われるペクチン、アイスクリームなどに使われるグリセリン脂肪酸エステルも安全

味に関するもの

ダイエット系の飲料や食品に使われる甘味料、旨味を出す調味料、酸味を加える酸味料など、味を調えるのに使用。
甘味料に危険なものがありますが、ほかは比較的安全。でも、とりすぎには注意が必要です。

甘味料

× アスパルテーム(合成)
× アセスルファムK(合成)
× サッカリン・サッカリンNa(合成)
× スクラロース(合成)
 ステビア(天然)
 キシリトール(合成)
 ソルビトール(別名ソルビット・合成)

基本的に合成のものは避けたいところ。
キシリトールとソルビトールはもともと自然にある成分を人工的に作っているのですが安全性は〇。ステビアは天然由来ですが精巣への影響の不安が残ります

調味料

 アミノ酸系(合成)
 核酸系(合成)
 有機酸系(合成)
 無機塩(合成)

こんぶやかつお節、貝類などの旨味成分を人工的に作ったもので、安全性は高いが大量摂取には注意が必要

酸味料

 クエン酸(合成)
 クエン酸Na(合成)
 酢酸Na(合成)

食品に酸味を加える用途と、保存性を高めたりpHを調整する目的でも使われます。
安全性の高いものが多い

 

■教えてくれた人 科学ジャーナリスト・渡辺雄二さん

千葉大学工学部合成化学科卒業後、1982年より食品、環境、医療などの諸問題を消費者の視点で提起。

著書に『「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物』(大和書房)など

 

※この記事は、集英社WEBマガジン『OurAge』から引用しています。

  


食品添加物と賢く付き合う ー ①

2024-06-05 16:17:17 | 健康

  

        大阪健康安全基盤研究所 HPより 転用 

 

添加物を知って、賢く選ぶことが大切

がんの闘病をしていると、「身体によいもの」を食べたい、「身体によくないもの」はできるだけ避けたいと実感します。

さまざまな加工食品のほとんどに食品添加物が含まれています。今やそれを避けることはできません。

ただ怖がるのではなく、その知識を持って、上手につき合っていくことが大切です。店頭でチェックしたい一覧表付きです。

 

「米、野菜、果物、肉、魚、砂糖、塩、味噌、しょうゆなどはこれまで長い歴史の中で食べ続けられてきて、その安全性が確認されています。

一方で、食品添加物は大量生産をする食品会社の都合で、おもに戦後に使われ出したもの。

実は安全性は動物実験だけで、人間で確かめられていないのが現状です

とはいえ、添加物を避けていたら食べるものがなくなるのも事実。

保存料がなければ腐ってしまうという消費者にとっての不都合も。

 

添加物の中でも、毒性が高いものと安全なものがあります。

例えば、石油などから化学的に合成された合成添加物の一部は、特に発がん性の可能性があるなど危険性があります。

一方で、自然界にある植物や細菌などから得られる天然添加物の多くやビタミンCやE、クエン酸、乳酸などは安全です。

こうしたことを知って、危険なものだけを避ければいいのです。

最近はコンビニの商品でも、安全性の高いものにシフトしています。

商品に記載されている原材料名を確認する習慣をつけることをおすすめします。

 

添加物の表記についてチェック!

原材料名には、まず食品原料、/のあとに食品添加物が続き、それぞれ使用量の多い順に記載されます。

しかし、中には具体的な物質名を表記しなくていい場合があります。その法則を知っておきましょう。 

※最初に食品原料が多い順に、/のあとに添加物が多い順に続きます。

      メタバリアプレミアムEX

 

◆用途名付き物質名

添加物には物質名の表示が義務づけられていますが、なかでも用途名を併記するべきものがあります。

例えば、「発色剤(亜硝酸Na)」といったもの。用途名を記す必要があるのは、

保存料、防かび剤、発色剤、着色料、甘味料、漂白剤、酸化防止剤、糊料(増粘剤、ゲル化剤、安定剤)。

実はこの用途名の併記が必要なものは全体的に毒性が高いので注意が必要です。

◆表記しなくていいもの

ひとつは「一括名」表記が許されるケース。アミノ酸のL-グルタミン酸Naが使われていても、「調味料(アミノ酸)」だけでOK。

ほかに、ビタミン類などの栄養強化剤や最終的に食品に残らないものも表記義務はありません。

また、原材料に含まれる添加物で、最終食品に残っていない場合は、「キャリーオーバー」といって表記しなくていいことになっています。

◆量り売りは表記義務なし

原則として、容器や包装に入って売られているものには原材料の表記が必要です。

しかし、パン、ケーキ、和菓子、漬け物などの店舗やデパ地下、物産展などで、

対面でバラ売りや量り売りがされているもの、弁当店で作られた弁当には表記義務はありません。

表記されていないからといって、添加物が使われていないわけではないことは覚えておくといいでしょう

 

これだけは避けたい10の添加物

添加物を完全に避けるのは不可能ですが、これだけは知っておきたい危険度の高いものは?

「特に危険度が高いのは石油製品などから作られた合成添加物の中で、自然界にはないものです。

自然界に存在しないだけに、人間の体内で消化・分解されないものが多く、肝臓や腎臓などにダメージを与え、

免疫力の低下やアレルギーの原因になる可能性があります。

なかには動物実験で発がん性が明らかになったものもあります。これらを毎日とり続けた場合、健康へのリスクは当然考えられます。

少なくとも、摂取する頻度をできる限り減らすことが重要です」

 

避けたい添加物一覧

◆安息香酸Na【保存料】

清涼飲料水や栄養ドリンクに多用。動物実験でも悪影響が見られ、人間においても微量で胃腸粘膜への影響が心配

◆亜硫酸Na【漂白剤・保存料】

かんぴょうやドライフルーツなどの漂白や、ワインの酸化防止剤として使用。胃腸への刺激が指摘されています

次亜塩素酸Na【殺菌料】

まな板や包丁の消毒などに使用され、食品に残らない前提で認められています。しかし、実際には残っている可能性が

◆OPP/TBZ【防かび剤】

輸入のレモンやオレンジなどの出荷時にかび防止のために添加。もともと農薬の一種でOPPは発がん性が確認されています

◆亜硝酸Na【発色剤

肉の加工品などの色を保つために使用。肉に含まれるアミンと結びついて、発がん性物質に変化するといわれています

◆タール色素【着色料】

赤色2、黄色4など12種の色素の総称。自然界に存在しない物質で、12種類すべてに発がん性の疑いがあります

◆カラメル色素【着色料】

コーラ、コーヒー飲料、ソースなどに使用。カラメルⅠとⅡは安全ですが、ⅢとⅣには発がん性物質が実際にどれが使われているかは不明

◆サッカリンNa【甘味料】

最近では使用頻度が低いのですが、一部の酢ダコやしょうがの酢漬けに使われることが。発がん性が疑われています

◆合成甘味料3品目【甘味料】

おもにカロリーオフ飲料に使用されているアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKは体への悪影響の懸念

◆臭素酸K【小麦粉改良剤】

パンの製造過程で使われます。発がん性が確認されていますが、最終食品に残らない前提で使用が認められています

 

■教えてくれた人 科学ジャーナリスト・渡辺雄二さん

千葉大学工学部合成化学科卒業後、1982年より食品、環境、医療などの諸問題を消費者の視点で提起。

著書に『「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物』(大和書房)など

 

※この記事は、集英社WEBマガジン『OurAge』から引用しています。


卵 ー 薬膳としての「卵」と、「ゆで卵」の作り方~目からうろこ!

2024-05-15 15:40:35 | 食養生

   

いつも当たり前のように身近にある卵は、和・洋・中のどんな料理にも重宝します。

物価高騰のなか価格も安定していて、ありがたい”鶏さんからの命の贈り物”です。

 

「食薬」の代表的な食材は「卵」

生薬を使った薬膳もちろん好きですが、普段食べている食材だけでも十分に「食薬」と考えられます。

「食薬」とは、「食べる薬」のように機能させる食事のこと。中医学の考え方をベースに栄養学を取り入れ、腸の調子を整える食事法を「食薬」といいます。

「食薬」の代表的な食材は「卵」です。

薬膳で「卵」は、気(エネルギー)を補って疲れを和らげたり、心身の緊張を解く作用があります。

五臓の「脾(ひ)」「胃」への作用が穏やかで、消化も良いのが特徴です。

 

「卵」の薬膳的効能

・高い栄養価で病気や虚弱体質の方に元気を与える。

・不足してる体液や血を補い体を潤す

「食楽」の王者・卵ですが、たくさんの調理法があるなかで、身近でおなじみは「ゆで卵」です。

そのまま食べても、たまごサンドにしても、ラーメンに入れても........etc.

でも、卵のゆであがり、ゆで具合い、簡単そうでなかなかに難しくありませんか?

農林水産省が“ゆで卵を少量の水で作る方法”を伝授! 「衝撃受けた」「とてもいい情報」と話題

農林水産省が、2月16日(金)に、公式Xを更新。

ゆで卵を少量の水で作る方法をシェアし、「とてもいい情報」と反響が寄せられています。調理時間の短縮にも なります。

今回、農林水産省が紹介したのは、ゆで卵を茹でずに、少量の水を使って蒸して作る方法です。  

作り方は、

①鍋に卵を入れ、鍋底1cmの高さまで水を加えて中火にかける。

②水が沸騰したらフタをして4分加熱。

③火を止めたらフタをしたまま5分おき、

④その後、水に冷やしたら完成です。  

※黄身をトロトロにしたい場合は、卵を4分加熱したあと、鍋にフタをしたまま3分おくと良いそうです。

Xでは、3分おいた黄身と5分おいた黄身の比較写真も公開されています。  

ちなみに、少ない数のゆで卵を作る時は小さめの鍋を、たくさん作る時はフライパンを使うのが便利でおすすめ。

調理時間は変わらないため、状況によって使い分けるのが良さそうです。  

使用する水の量が少ないためお湯を沸かす時間が省け、調理時間の短縮にもつながる方法に、

SNSでは「試してみたい」「衝撃受けた」といった反響や、「お湯を沸かさなくていいからほんとにおすすめだよ!」と

実際に試した感想が寄せられています。

引用:「農林水産省」X(@MAFF_JAPAN


二十四節気 「立夏」ー 爽やかで過ごしやすい 夏の始まり

2024-05-07 14:22:56 | サポート便り

      東洋文化忘備録 HPより

 

眩しい季節のはじまりに

二十四節気のひとつ「立夏(りっか)」。

「 立」は中国語で始まりを意味し、二十四節気の7番目に当たる立夏は夏の始まりです。

夏のはじまり。初夏がやってきました。

夏の気配が感じられ、陽気も増してき、爽やかで過ごしやすい日が続きます。

今の時期が年間を通して、もっとも爽やかな季節です。

木々は青々と芽吹き、初夏の太陽を浴びてすくすくと伸びる葉は眩しく光ります。

汗ばむような日も多く、日を追うごとに夏の日差しを感じられるようになるのです。

ちょうどゴールデンウィークの長い休みとも重なるこの時期は、自然の中に出かけられる人も多いのでは?

 

しばらくすれば梅雨入り。

梅雨が明ければ、本格的な夏が訪れます。

草木から感じる瑞々しいエネルギーをたっぷりと受け止めて、

夏本番に向けて、英気をやしなってください。

 

5月(立夏・小満の頃)が旬の食べもの

野菜・果物 筍(たけのこ)、さやえんどう、さやいんげん、新牛蒡(しんごぼう)、ほうれん草、空豆、韮(にら)、らっきょう、蕗(ふき)、玉葱(たまねぎ)、びわ、メロン、夏みかん など
魚介 鰹(かつお)、いさき、鰈、きびなご、穴子(あなご)、かじき、黒鯛(くろだい)、あおりいか など