無添加・自然食品の店「Kamome Life」店長のブログ

健康、自然療法、代替医療、瞑想、波動、肥田式、精神世界など見えない世界の事を発信しています。

「暗号名シルク・ストーム」という裏側の世界

2024年06月28日 | 



この本は、実際に日本で起こった事件の、決して表に出る事のない裏側を、
小説として書き下ろしています。

本を読む上で、フィクションかノンフィクションかの意味には、大きな違い
があると思います。

あくまで娯楽として読むか、実話として読むかは、物語への感情移入で大き
な差が生まれます。

そんなばかな事があるかいって、突き放すのか、そんな事が起こっていたのか、
と受け入れて読むか。

本への、のめり込み度では、圧倒的にノンフィクションの方だと思います。
ただし、のめり込むほどのおもしろさはあるか?によりますが。

登場心情を語る場面や、内面の描写は、なんとなく、高村薫の作品を思わ
せるようで、私はぐいぐい引き込まれました。

事前に、下記に書いた、出版の経緯を知る事ができたので、この本の価値がわかり
ますが、世間的には全く知られていないのも事実。

一般庶民の私たちの前には決して出る事のない裏側の世界を覗いてみてください。


この本には出版されるにあたり、ある編集者の物語があります。
↓以下にどうぞ。

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ある日、社長が、妙なmanuscript (英文原稿) を持ってきました。
社長曰く、元CIA局員で、日本に長くいた人物が、書いた。と。
私は、コピーを取るように命じられました。
あの頃のコピーマシンは、原稿をまとめて入れて、ダーっとコピーする、
という仕組みになっていませんでした。
一枚一枚、コピーを取るのです。
一枚一枚ゆっくりコピーを取りながら、原稿を全部読んでしまいました。
内容は驚くべきものでした。
政治家はじめ実在の人物が、すべて実名で書かれていました。
これは実際にあった、ある事件を主軸に、日本政府とアメリカ政府の密約を描いた、
ノンフィクションでした。
ここで、内容については触れません。
触れることができない。
なぜなら危ないから。
この原稿に書かれていたことは、数ある陰謀論の中にも一切出てこない情報が
書かれていました。
社長がどうやって、この原稿を手に入れたかは、謎です。
こっちもあえて聞きませんでした。
彼は、こんなことを言っていました。
六本木にあるバーがあって、そこには各国のスパイが集まっている、と。
彼はそのバーに出入りしているそうです。
しかも身を守るためにカバンの中にスタンガンを隠し持っている、と。
ほんと、なんかの冗談みたいな話でしたけど、原稿の中身が、あまりにリアルで、
そんな行動も嘘とは思えませんでした。
この原稿は、社長が懇意にしていた、ある出版社一社だけに渡されました。
そして本になって、出ました。
しかし、フィクションとして。
登場人物の名前も全部、仮名にして。
正直、フィクションとしては、全然面白くない内容でした。
だから話題にもなりませんでした。
私は、のちに陰謀論に精通するようになります。
その根底にあったのが、あの原稿でした。
あの原稿に書かれていたことは、私にとって、ある種の公式です。
それは闇の公式でした。
陰謀論と呼ばれる現象にその公式を当てはめると、それが真実であるか、
どうかを判断できる。闇というものは、確実に存在するのです。
それは昔も今も変わりません。

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