鴨旅日記・自分流で行こう!

かもねぎの、旅とグルメと街中ボラボラ、多少の台流、鉄分少々、
プラス・日々常々の生活の、たわいもない日記・・・

高雄で最大のデパート・漢神百貨

2007-05-09 16:08:59 | 台湾流-旅行記---高雄市



高雄で最大のデパート、「漢神百貨」へ行ってきました。
恐面の獅子がお出迎え。



この漢神百貨は、大阪の阪神百貨店の技術協力で出来た百貨店です。



日本のデパートとの合弁百貨店は台湾にいくつもありますが、たとえば「太平洋そごう」「大葉高島屋」「新光三越」や、この春開店の「統一阪急」など、合弁先の企業との名称を重ねた名称にするのが普通で、この漢神の場合も「漢來阪神」となるべきものが略して「漢神」(中国語発音は「ハンシェン」)、英名「HANSHIN」になってます。



店内に入ったものの、多少高級感がある百貨店で、特に阪神百貨店らしいところは、ほとんど感じられませんでした。

下はデパートで、上はホテル(漢來大飯店)になってます。



漢神百貨でお買い物~。こんな包装紙ですた。


アジア最大級のSC・夢時代(Dream Mall)

2007-05-09 13:37:15 | 台湾流-旅行記---高雄市
高雄駅からバスに乗って、オープンしたばかりのショッピングセンター「夢時代購物中心(ドリームモール)」へ行ってきました。

夢時代とは?

夢時代は、高雄市の中心から南の前鎮区・中華路に、3月30日に一部オープンしたばかりのアジア最大規模のショッピングモールです。
建物は地上8階、地下2階建てで、国内外の有名ブランドやショップが800店以上も入店し、地下2階にはホームファッションのニトリ、阪急百貨店の海外初出店となる「統一阪急百貨」といった台湾初出店のショップや、すでに台湾のあちこちに出店しているミスタードーナツ、無印良品、ダイソーといった日本ではお馴染みの店もいろいろあります。
延べ床面積は25万7400平米。千葉県の「ららぽーと東京ベイ」が24万平米なので、その規模がわかりますね。

それではアジア最大規模のショッピングモール・夢時代へ、さっそく行ってみよう~!



シネコンもあるんです。
今はスパイダーマン3が上映されてます。中国語で「蜘蛛人3」(笑)


午前11時、開店となりました。さ~、入るぞ!


内部は吹き抜けになっています。この建物の構造、日本国内でも多いタイプですよね。
それもそのはずで、日本のダイヤモンドシティがこの夢時代の建設に参加していたのでした。


屋上には観覧車があります。先に屋上へ行ってみよっと。




ハローキティの大観覧車です。観覧車は中国語で「摩天輪」と言います。
台湾でもキティちゃんは大人気。
ちなみにこの観覧車、大阪の泉陽興業社製でした。


屋上から見た高雄港方向の景色。海上コンテナの大型クレーンが見えます。
手前の住宅密集地は前鎮という町。


6階には「日本美食街」という日本食系統のレストラン街がありました。




ラーメン店の「麺屋翔太」、とんかつの「二町目」、鉄板焼きの「海王子」、会席料理の「松井」、インドカレーの「巴沙諾瓦(ボサノバ)」、オムライスの「阿本蛋包屋」、欧風カレーの「村上屋」といったような飲食店やショップが集まってます。
行った時間は平日で、まだお昼前だったからどこもガラガラで店員さんが入口で呼び込みに精を出してました。




無印良品にミスタードーナツ。
無印の商品はすべて日本からの輸入なので、価格は2~3割高い値段で売られていました。
ミスドは日本で売られてるのとまったく同じ。値段は日本と同じか、少し安い程度。たとえば、オールドファッションは1個30元(108円程度)でした。


さて、お昼は地下のフードコートで済ませることにしました。
コーヒー、ジュース、アイス、クレープ、韓国料理、ステーキの「ペッパーランチ」、スパゲッティー、和定食の店、中華、台湾料理の店、カレーショップ、おでんなど、フードコート形式でいっぱいそろってます。
で、私は台湾式の店で、「排骨麺」を注文したんですが、店員のねーちゃん、注文を間違えてくれました(--;。出てきたんは麺じゃなく「排骨飯」だった。
豚のスペアリブを油で揚げたのをご飯に載っけたやつです。ここのフードコートは、それに冷凍野菜をボイルしたやつ載っけてるだけ(--;
それプラス、スープとメンマがついています。
値段はよく覚えてないんですが、100元でお釣りがあったと思うんで、80元くらいだったでしょうか・・・・。





台湾の「統一企業グループ」との合弁で阪急百貨店が初の海外店舗を出店。
この日は12日のオープンに先立って行われたプレオープンの日でした。
もっと人が集まってるかと思ったけど、人少なかった(^_^;)



キャッチコピーは「美人は made in Hankyu」みたいです(笑)


暗証番号式のコインロッカー

2007-05-09 09:49:50 | 台湾流-いろいろ
台湾にももちろん、コインロッカーはありますが、私が初めて台湾に行った19年前(1988年)は、駅でも街でも、どういうワケかコインロッカーを見かけませんでした。もしかしてどっかにあったのかもしれないけど、88~89年当時は見たことありませんでした。そんなわけで荷物を預けたい時は駅にある「行李房」か、デパートの手荷物預かりサービスを使うくらいしか無かったのです。
台北駅(旧駅舎)の行李房は土日になると行列が出来るうえ、その当時は利用するときに身分証明書(外国人ならパスポート)を提示しないといけなくて、またそれが面倒くさかった。
21世紀になった今、駅にもデパートにもコインロッカーが設置されるようになりました。


さて、高雄駅で荷物を預けようと思ってコインロッカー室に行くと、見慣れない形のロッカーが置かれています。


ん~、どうやって使うのでしょうか~。


取りあえず、空いてるロッカーに荷物を入れます。


言語選択ボタンがあり、日本語もあります。押してみましょう~。


日本語で表示されました。(^^)/
暗証番号式のコインロッカーのようです。


荷物を取り出すときに、レシートの暗証番号を押せばいいワケですね。



これがそのレシート。

まさか、台湾にこういう日本語も表示できるコインロッカーがあるとは思いもしませんでした。このコインロッカー、なんか欧州製のニオイがしますが、どこの国のメーカーのコインロッカーなんですかね~。

ちなみに1日の料金は、小サイズ(普通のカバン)30元、中サイズ(大きなボストンバッグや旅行カバン)は50元、スーツケースくらいの大サイズは120元でした。
私の荷物は小サイズのロッカーに入らなかったんで50元の中サイズロッカーを利用しました。ちなみに50元は180円くらいです。

高雄の宿泊先・・・喜悦商務大飯店

2007-05-09 07:30:10 | 台湾流-旅行記---高雄市
今回、高雄で泊まったのが高雄駅から南西へ歩いて10分ちょっとほどのところにあるビジネスホテル「喜悦商務大飯店」です。

日本語の公式サイトもあります。
http://www.image-hotel.com.tw/jp/main1.php

ところどころ、アヤシイ日本語で書かれてますが気にしない(笑)

宿泊料金は公式サイトではシングル2800元(1万円程度)と書かれているけど、国内の予約サイトで1泊5800円で予約しました。
台湾のホテル予約サイトを見てみたけど、2800円をディスカウントして1500~1600元(5400~5800円くらい)と表示されてたんで、国内予約サイトで取ったから高くついているワケではないようです。

ホテルの人の中には、日本語が出来るスタッフがいるようですが、私はチェックアウトまで、すべて英語と中国語のやりとりで通されました。
まあ私から中国語で問いかけたりしてたからなんでしょうけど。

フロントでチェックイン。なんとも洒落た、少々華美な内装です。
部屋に入ると、こんな感じ。




部屋の設備を見ると、シングルルームとはいえ、ベッドはセミダブルで2名まで泊まれるようです。台湾家電メーカーの歌林(KOLIN)製フラットテレビと冷蔵庫が置かれ、客室はまぁまぁの広さ。机のほか、窓際にはミニテーブルとチェアーが置かれています。





バスルームは少し広めのユニットバス。ちょっと古めかしいですが。
バスタブは浅い台湾仕様です。





この、パソコンで自動翻訳したような日本語は何?(^_^;)
ちんぷんかんぷんやし(笑)。
説明のトップに書かれてた中国語を見て理解できた(笑)
それによりますと、冷蔵庫の中に入れてある飲み物は有料で、中の飲み物を飲む毎に、この伝票に飲んだ飲料の数量を記入してくれと。そしてチェックアウトの時に、この伝票をフロントに持って行って精算してください・・・・と言いたいようです(笑)

朝食は洋食と中華風のビュッフェ形式、いわゆる食べ放題です。
洋食はパン・トースト・ウィンナー・スクランブルエッグ・サラダなど。中華は粥と粥に入れる具(ザーサイとか・・・)・蒸しパン・野菜炒めなど。
飲み物は、コーヒー、牛乳、オレンジドリンク(味薄すぎ!)など。
朝食は、無茶苦茶チープすぎて美味しくないので、2泊目の朝食は食べませんでした。

部屋のカギは、チェックアウトまで、客がずーっと持っておくというシステムで、カードキーならまだしも・・・・。
実は台湾のちょっと安い目のビジネスホテルは昼間のデイユース(休息)をやってるところが多いらしく、ホテル側の手違いでチェックインしてる客の部屋にデイユースの客を入れないようにするための策って話です。
でも、中には連泊してる客の部屋にラブホがわりに使うカップルに昼間、部屋を使わせるホテルもあるらしいです(^_^;)


烏山頭ダム・その3・・・ダム周辺ブラブラ

2007-05-08 19:52:14 | 台湾流-旅行記---台湾南部
墓前祭も終わり、バスの時間までだいぶあるので、ダム周辺をブラブラとしてきました。




ダム庫の畔にある「シラヤリゾートホテル(西拉雅渡假飯店)」です。
こういうリゾートホテルに泊まるのもいいなぁ~。


ダム建設時に活躍したドイツ製機関車も保存されています。




ダム湖畔。釣りをしてる人がいます。


ダム湖畔から少し歩くと八田技師紀念室というのがあります。
ここは八田與一の功績を称えて作られた資料室です。




紀念室内には、多数の写真や資料が展示されてます。
左は、八田與一の写真と胸像。
右は、夫婦揃って撮影した最後の写真。(昭和17年撮影)


烏山頭ダムの放水口。
この水が嘉南平野に満々と張り巡らされ、大地に潤いをもたらせます。
終戦後すぐの1945年(昭和20年)9月1日、八田與一の妻・外代樹は、夫が作ったダムの、この放水口から身を投げ、自らの命を絶ったんです・゜・(ノД`)・゜・。



ダムのそばには、こうした親水公園が整備されています。
平日ってこともあって、園内にはほとんど人がいません。

それと園内は広大で、歩いて回るのはとっても大変。(>_<)
あとで知った話、ダムの畔にあるホテルで自転車が借りられたらしい・・・・。


バスの時間(夕方5時発)が近づいてきたので、ゲートを出てバス乗り場へ・・・・。


往路で利用した隆田へ行くバスはもう無いので、この台南行きのバスを利用します。
同じバスに乗ろうとしていた日本人男性(東京から来られてるそうです)と、ちょっと話をしてバスに乗り込みます。この東京から来た男性、台湾旅行歴が20年以上で、台湾全土を旅して回ったそうで、今回も一人で10日間ほど台湾を気ままに一周しているとのこと。
男性は終点の台南までそのままバスに乗って行きましたが、私は途中の善化(シャンファ)駅で下車し、お別れしました。




善化駅前でバスを降り、駅へ行って時刻表を見たら高雄へ行く列車がもうすぐ来るし、時間が無かったので善化の町をブラブラできませんでした。
善化から高雄までは直通の普快列車があったので、普快切符を購入。
そういえば往路の台南から隆田まで乗ったのも普快(鈍行)列車でした。
機関車に牽引された客車の普快列車ももうそろそろ廃止になるそうなんで、何度も乗れてヨカッタんかも。
善化から高雄までは65.5キロ。大阪から滋賀県の草津までの距離にほぼ匹敵。それで運賃70元(250円程度)。日本のJRなら1110円です。


ホームに列車が入って来ましたよ~。



1時間半かかって終点の高雄駅に到着~。



烏山頭ダム・その2・・・八田與一夫妻墓前祭

2007-05-08 14:51:19 | 台湾流-旅行記---台湾南部
烏山頭ダムへ来た第一の目的は、八田與一夫妻の年に一度の墓前祭に行くためでした。
今年も盛大に行われているようですよ・・・。





八田與一という人物を知らない人は結構多いはず。
私もつい4~5年前まで、彼の名を知りませんでしたから。
彼の成し遂げた事業を知ると、その偉大さがよくわかるんです。そして、そのダムを見てみたいと思っていたのと、どうせ行くなら八田與一氏の命日におこなわれる墓前祭に合わせていこう・・・そう思っていたので。今回の台湾旅行のメインイベントがこれだと言っても過言ではないかも。



簡単に紹介すると、八田與一(はったよいち)は現在の石川県金沢市出身で、1910年に東京帝国大学工学部土木科を卒業後、当時は日本の統治下にあった台湾に渡り、当時の台湾総督府内務局土木課の土木技手として勤務します。
その後、1920年に着工され、10年の歳月をかけて建設されたこの烏山頭ダムの現場責任者として関わり、さとうきびも栽培できなかった不毛の大地を穀倉地帯に変える壮大な事業を成し遂げます。

第二次大戦中の昭和17年5月8日、八田與一は徴用でフィリピンへ向かうために乗った船が長崎県の五島列島沖でアメリカの潜水艦によって撃沈され、帰らぬ人となってしまいます。
その3年後、日本は戦争に敗れ、台湾に住んでいた日本人は台湾を離れなければならなくなります。1945年9月1日の未明、八田與一の妻・外代樹は、夫が造り上げたダムの放水口に身を投じ、自らの命を絶ってしまいます。




八田與一の出身地である金沢からは、団体ツアーまで来ています。




地元の人も大勢来ています。




台南芸術大学の学生による生オーケストラ演奏~。


これが八田與一の銅像。この銅像については逸話があります。
ダムの建設工事が完成し、ダム建設に貢献した八田與一の銅像を作ることになったものの、八田與一の希望で銅像としては異例の足を伸ばして座り込んだ形でつくられました。
八田與一の死後、この銅像も戦時中ということもあり金属供出の対象となり、銅像は台座から外されてしまいます。
ところが戦後、金属供出されたはずの八田與一の銅像が駅の倉庫から発見されます。しかし、時代は蒋介石(中国国民党)政権の頃で、日本時代の銅像や記念碑、神社などがことごとく破壊されていた時代。農民達は八田與一の銅像を隠し続けます。
それから30年以上が過ぎた1981年、八田與一の銅像は、元の烏山頭ダムを見下ろす場所に戻されたそうです。



八田與一・外代樹夫妻の墓。
このお墓は1946年、地元の農民たちが建てたお墓なんです。
しかも、わざわざ日本風の墓石を取り寄せて・・・。


司会のお姉さんの進行で、墓前祭はスタートしました。




まずは、ピースポールの建立セレモニー。
あの「世界人類が平和でありますように」と書かれたアレ。




台南県の副県長さんが台湾語で挨拶。
そのあと、尼さんによるお経があげられましたが、詠歌みたいなお経でした。




そして、一人一人、お供え物と献花を。




私も菊の花を一輪いただきました。右の写真は台湾式の拝礼。


祭壇に置かれている写真は、昨年まで墓前祭に参加されていた八田與一氏の長男・八田晃夫氏の遺影。昨年の墓前祭の直後に亡くなられたそうです。


地元の高校生たちも拝礼。


八田與一氏の長男・晃夫氏(故人)の夫人・八田綾子さんと、その息子さん(八田與一氏の孫)の八田陽一さんと、その奥様です。
墓前祭には毎年、来られているようですね。


八田さん一家、先祖の銅像と一緒に・・・。


高校生達も銅像と記念写真です。


記念写真に引っ張りだこの八田さんご一家。
毎年のことなんでしょね。その対応にも慣れてらっしゃいました。







お供え物のおすそ分けをご相伴にあずかりました(笑) 旨い!



会は滞りなく終わりました。また来年・・・


八田與一に関して詳しいことはWikipediaを参照。


烏山頭ダム・その1・・・ダムの殉工碑

2007-05-08 12:49:07 | 台湾流-旅行記---台湾南部
前から行きたいと思っていた烏山頭ダム(烏山頭水庫)に、やっと来れました!

ここは烏山頭ダムのゲート。
一帯は公園になっていて、入場料を払う必要があります。
バスを降り、ゲートへ近づいて来ると、ゲートの係のお姉さんが日本語で「2名様ですか?」と言ってきました(^^;
乗ってきたバスには、実は私以外に、もう一人だけ50歳くらいの男性が乗ってたんですが、その人も実は日本人だったようです。
もう一人の男性も、この日にココに来ると言うことは、私と目的は同じなんだな・・・(^^;



ゲートでお金を払ったら、こんなパンフレットをもらいました。
日本人はチラホラ来るようになったとはいえ、まだまだマイナーなところなのに、それでもちゃ~んと日本語のパンフを用意してるところがスゴイ!

まずはダムを見に行きました。


烏山頭ダムのパノラマ写真です。
広さ、綺麗さ実感できない写真ですけど。。。(^^;




ダムの横には「殉工碑」が今も残されています。
このダムは10年の歳月を経て1930年(昭和5年)に完成しました。
その間大勢の人が亡くなったようで、この殉工碑はダムの工事に携わった従業員だけでなく、ダム工事期間中に事故や病気で亡くなった従業員とその家族134名(台湾人92人、日本人41)全員の名前が、日本人・台湾人、男女の区別なく死亡順に刻まれています。
当時の台湾は日本の統治下にあり、支配者側の日本は台湾人を卑下していたと思います。でも、この工事の総指揮をとっていた八田與一は、台湾人も日本人も平等に扱っていたというわけです。
八田與一自らが書いた碑文も書かれています。以下、文を転記・・・。



嘉南大?は其の利澤を蒙むる廣袤の宏いなること其の水源に於ける工式の雄なるとに於て世界に冠たり 従って其工細且微にして施工上幾多の困難に逢著せるも辛楚十年茲に工全く成る
諸子は斯る間に於て不慮の災厄に遭ひ或は風土の病疫に冒され空しく異郷の墳塋に眠る 轉に痛惜に堪へさるなり 雖然諸子は齊しく犠牲的殉工者にして一死克く従業員の志氣を鼓舞し以て此大工を竣ふるを得たり 又偉なりと謂うふへし
噫々彼の淙々たる曽文渓水は此蜿蜒たる長堤に蘊崇して長へに汪々たる碧潭を奉し随時の灌水は滾々環流して 盡きさる限り諸子の名も亦不朽なるへし
乃ち茲に地を卜し碑を建て以て諸子を傳ふるの文をなす矣

昭和五年三月
 烏山頭交友會長 八田與一




台南・隆田、鉄道の旅

2007-05-08 12:18:33 | 台湾流-旅行記---台湾南部
さて、これから高雄から列車に乗って台南へ向かいます。
自強号の乗車券。台南までの距離は46.7Km。だいたい大阪から京都までの距離に匹敵します。特急で運賃が107元(390円相当)なんだから、やっぱ日本のJRと比べたらずいぶん安いなぁ。


高雄駅のセブンイレブンでサントリーの「DAKARA」を買いました。
すると、ストローがついてきましたよ。(・_・)
台湾では、ペットボトル飲料をストローで飲んでる人をわりと多く見かけるんです。
日本じゃ~まず全員、口飲みしてますよね~。
ちなみにこのDAKARAは、サントリーの現地法人が製造・販売してるものです。


これが台湾鉄路局自慢の自強号。
台湾新幹線(台湾高鉄)が開通してからちょっと落ちぶれた感じがしないでもないけど、新幹線ができても、まだまだ走り続けています。
ちなみに座席は全部指定席です。
車内放送は車掌さんの肉声で、北京語、台湾語の2言語で流れていました。
さあ、台南までは30分ちょいの旅・・・。いつの間にか私、寝てたようで台南駅到着寸前までの記憶がまったくありません(^^;。


台南駅に到着~。台南駅の駅舎がまた古い趣のある駅舎なのです。
この駅舎は日本統治時代の1936年にできた物だそうですよ。


台南駅前です。むこうに見える銅像は鄭成功の銅像です。
鄭成功は中国明代の軍人で、台湾で英雄として称えられています。


台南駅の駅舎内。





日本統治時代からの古い写真がいっぱい飾られています。


台南駅の改札口。自動改札機が設置されてます。
日本のOMRON製で、日本国内の鉄道会社で使われてるタイプと同じ物でした。


台南からの切符。隆田までは鈍行列車を使って行きます。






台南~隆田間で利用した牽引客車列車。
台湾でもこのタイプの列車はどんどん少なくなってきているようです。




隆田駅に到着しました! 隆田駅のホームと駅舎です。




隆田駅の駅舎内からホームを見る。




隆田の町並み。人がほとんど歩いていない、なんとものんびりした町です。




さて、私は隆田からバスに乗るワケなんですが、その乗るバスの隆田駅付近のバス停の位置がネットで調べてもわからず、行って乗れたらソレで良し。もし乗れなくても料金高くてもタクシーで行けばいいんだと。
で、駅を降りて周辺を探したけど、バス停がやっぱり見つからない・・・。
しゃあないんで、駅から少し離れた役所前のバス停まで歩いて行ったら、バス停ありました(^^)。
やはり・・・というかバスの時刻が書かれていないわけで(台湾のバスって大抵そう)、このバス停に、ちゃ~んとバスは来るのだろうか、むっちゃ不安でした。
バスの時刻は書かれていないけど、運賃は手書きで書かれていました。




バス、ちゃんと来ました。ちなみにバスは、お昼と夕方の、1日に2本しかありません(^^;
その時刻は、あらかじめネットで調べていたのですが、その時刻表も起点と終点の発着時刻しか書かれてなくて、距離からだいたいおおまかな時間を予測してたんですが、だいたい予想通りに来て安心~。
乗る時に運転手に目的地を告げて切符を購入します。
日本でも高速バスの一部はこの方式で乗車しますね。
ただ、こちらは運賃支払いに釣り銭が出ないので、小銭が必要です。
バスは高速バスで使われているスーパーハイデッカー車両でした。
こんな車両を1日2本しかない路線に使ってるとは・・・。
わたしゃてっきりマイクロバスみたいなんが来るんじゃないかと思ってたんで(^^;
このバスで、終点の烏山頭水庫まで行きます。



ちなみに、隆田駅近くの乗り場は、隆田駅を降りて右に曲がったところにあるスーパーの前のようでした。
ここでバスに乗ってたおばちゃんが降りたんで、ここがバス停だったんでしょうけど、私がこのスーパーの前を通った時、バス停の標柱は無かったと思うんだけどなぁ~。




吊り輪が外れているんですけど・・・(^^;


車窓から「甲子園」の文字が見えたので、思わず写真をパチリ!
この地域は「六甲(Liuja・・・リョウジャー)」という地名で、日本統治時代から「六甲(ろっこう)」という名の土地だったから、甲子園って名称も取って付けたような名ってわけでも無いようです。
でも甲子園ブランド、台湾にも浸透してるわけで、これってすごいなぁ~。



車窓風景。台鉄の上り?光号(急行列車)が走ってます。



一面の田園風景が拡がっています。日本ならまだ田植えもしてない時期だけど、稲は青々!
この田園地帯も80年以上昔は不毛の地であったとのこと。
これから向かう烏山頭ダムの恩恵を受けて水田の拡がる風景が作り出されてるんですね~。



台湾のお墓です。土葬らしいので、やたらと立派な墓ですね~。


そんなこんなで、バスは終着・烏山頭水庫に到着しました!



高雄の街をボラボラ・・・1

2007-05-08 10:18:20 | 台湾流-旅行記---高雄市
ホテルを出て空を見上げれば青空。今日もイイ天気~。
椰子の木の葉が輝いてます~。



きのうの晩に行った六合夜市も、朝になるとこんな感じで、夜とは全く趣が違ってる。


マッサージ店の前を通ったら「日本人接待処」の表示が・・・。


台北と違い高雄って、のんびりとしてるな~。



駅まで歩いて行く途中にあった果物屋さんの店頭にドリアンが積まれていました。


ドリアン、高いイメージがあるけど台湾価格39元。
・・・ということは140円?? やっす~~。



高雄駅から裏通りに入ると、安そうな旅館がいくつもありました。
この旅館なんか「いらっしゃいませ」なんて書いてあるから日本人客もお得意さんなんだろな~と調べたら、やっぱりそうみたいで、しかも宿泊料金がシングルで450元(1600円相当)という・・・。
設備が違うとはいえ、私が高雄で滞在してるビジホは1泊5000円くらいだったので、この旅館はエエなぁ~と思った。部屋は狭いんだろうけど建物はボロくないし。今度高雄へ来た時は、ココに泊まろうかな~。



高雄の街角に、なぜかアヒルがおりました~。




高雄駅の北側を望む。手前は台鉄の高雄駅です。



高雄駅の南側を見る。遙か向こうに見える高層ビルは「東帝士85國際廣場」
台北の101ビルが出来るまでは台湾でいちばん高いビルだったそうです。




これは高雄駅の旧駅舎です。
日本統治時代の1940年に建てられた帝冠様式の建物で、台湾高速鉄道やMRT(地下鉄)の建設に伴って現在の場所に移築・保存されていて、今は「高雄願景館」という資料館として使用されています。
将来は新駅舎の一部として活用されるそうです。




こちらが高雄駅の現在の駅舎。
この駅舎は仮駅舎で、将来、鉄道の地下駅化で新駅舎が建設されるまでの暫定的なもんです。

さて、今回はこの高雄駅から列車に乗って台南へ向かいます~。


高雄の六合夜市

2007-05-07 21:47:48 | 台湾流-旅行記---高雄市
ホテルにチェックインしたあと、歩いて六合夜市へ行ってきました。


私の大好きな胡椒餅(フーシャオピン)の屋台がありました。




一個だけ買ってみました。おいしい~!





いろいろあるジュース屋さん。
フレッシュジュースにミルクを混ぜたもの、お茶などいろいろ。
木瓜牛?(木瓜牛乳)・・・パパイヤミルクがとっても美味しい~!
また、今回は飲んでいないけど、○○多多・・・というメニューをよく見かけます。これはヤクルトとのミックス(「多多(ドードー)」は、ヤクルトの通称)。たとえば「檸檬多多」ならヤクルトレモン、「牛?多多」ならヤクルトミルクなんですね~。ヤクルトとのミックスって想像つかない・・・。美味しいんかなぁ・・・。




黒糖檸檬汁・・・字のごとく!
さっそく黒糖檸檬汁を買ってみました。スッキリした甘さと酸味があって美味しかった。


日式魚蛋??。何ソレ? 訳して日本式の魚の卵? 
何なのか試しに買ってみた。
「おいしいよ~、たべてみて~」と、日本語で声を掛けてくるお店のお兄さんが、なかなか愛嬌のある方でございました。


魚のすり身、いわゆる「つみれ」だった。
これを醤油味のタレで煮て、仕上げにコショウをパラパラっとした物。
まずくはないが、味付けが日本風ではない(^^;)










ビンロウの屋台。台湾では街中にこういうスタンドがあります。
ビンロウ(檳榔)とはヤシ科の植物で、噛みタバコのような使い方をした嗜好品です。








からすみの屋台。
仕事で台湾行ってた若い頃、台湾料理屋で初めてからすみ食べました。



?鴨夾餅、簡単に言えば、北京ダックの低価格版。
ローストダックサンドとでも訳すかな。
どんな味がするんかな~?



パン生地に、アヒル肉、玉ねぎ、キュウリ、揚げせんべい、タレをつけて巻き上げる。


出来上がりはこんな感じで3つ100元。ピリ辛味で注文したけど、そんな辛くなかった。