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森から考える暮らしのデザイン!!

森の癒しの小屋・フォレストドームプロジェクト

KamioGardenのハンコ

2011-11-24 | カミオプロジェクト
KamioGardenのハンコをつくりました。
長さ10cm、高さ1cmくらいのロゴです。
何十年か振りに彫刻刀を使いました。
何に使うのかはお楽しみ~~

手作業での「ものづくり」、
大切にしてゆきたいと思います。
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Tokyo hilltop guide

2011-10-19 | カミオプロジェクト
カミオプロジェクトは雑木林のガーデンを目指しています。

「Tokyo hilltop guide 東京周辺ヒルトップ散歩」には東京周辺の丘陵が紹介されたガイドブックです。東京周辺の丘陵はたいてい都立公園として整備されているので、整備された雑木林を見ることができます。

こんなに身近に雑木林のお手本があるなんて!
霞丘陵、秋川丘陵、滝山丘陵、加住丘陵、長沼丘陵、七生丘陵、多摩丘陵、生田丘陵、狭山丘陵などなど。
しかも全てチャリ圏内、いちど行ってみたいと思います。

実は滝山丘陵へは夏にすでに行ってきました。
「Tokyo hilltop guide」の一番最初に紹介されている丘陵が東京都八王子市にある滝山丘陵だったからです。
「尾根上は明るく、印象派の絵画のような雰囲気があります」と説明されていたとおり、美しく整備されていました。

近くには乗馬倶楽部があり、この道を馬が歩いていたら、さらに絵になるだろうと感じさせられました。ちなみに本には乗馬してこの道を歩いている写真が掲載されています。

滝山丘陵は美しい雑木林が整備されただけの場所ではありません。戦国時代、ここには滝山城がありました。現在お城はありませんが、二の丸址や堀跡の地形が読み取れます。お城をつくるくらいだから、眺めも良く、見晴台からは多摩川の流れを望めます。戦国の世の中からの歴史も感じられる場所でした。

滝山丘陵から学んだこと。
1.このくらいの明るい林にすると、それなりに下草が生える。
2.通路と植栽部分をきっちりと分けると絵になる。通路は細かい砂利が良いかな。
という辺りでしょうか。

ちなみに滝山丘陵のすぐ近くに道の駅「八王子滝山」があり、ここのジェラートが美味しい。一番人気はミルク味のかねこみるく。こんな情報も「Tokyo hilltop guide」には載っています。ぜひお試しあれ!
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コミュニティデザイン

2011-10-11 | カミオプロジェクト
「コミュニティデザイン」山崎亮著を読んだ。
情熱大陸に山崎氏が出演しているのを見て気になっていた。番組の中でパーマカルチャーデザイナーの四井さんが関わっている五島列島半泊集落のプロジェクトも紹介されていたので、ますます興味がわいたのだ。
本の中では山崎氏がこれまでに関わってきたプロジェクトが順に紹介され、彼の発想、プレゼンテーションの方法、社会のニーズ、今後のひろがりなどを感じることができた。
カミオプロジェクトを進める上でも大いに参考となります。

以下、山崎語録。いいこと書いてあります。
*ハードをデザインするだけでなく、ソフトをマネジメントするという視点
*思い立ったらすぐに企画書を書く
*社会の課題に取り組むこと
*里から採れる材料をつかって遊び場をつくり続けることで、持続的に良好な里山環境を担保することができないか
*オープンスペースのデザインは、単に美しく樹木や花を植えられているだけでは十分とはいえない。その場所でどんな仲間とどんな体験ができるのかをデザインしなければならないのだ。
*自分たちで少しずつお金を出し合ってでも楽しみたいと思えるような活動
*屋外を使いこなす人、生活者がどんどん関わることのできるような空間をデザインすべきではないか
*学ぶ場でもある
*プログラムのデザインとカタチのデザインを重ね合わせる、美しい風景として成立するようなデザインへと修正
*優れたダイアグラムをつくることができれば、デザインは方向性を決めやすくなる
*島外の人が島を使って楽しませてもらうプロジェクトなのだから、参加者が自ら費用を負担すべきだと考えた
*テーマ型のコミュニティ
*コミュニティデザインにおいて「ゆっくりであること」は大切なことだ
*楽しいプロジェクトと信頼できる仲間
*10年後の島をイメージしながら、そのために今後何をしていくべきか
*まだまだ状況は好転させられる
*荒れた里山に入り込んで、園路をつくったり遊び場をつくったり劇場をつくったりするのがパークレンジャーである
*時代の転換期には大都市から新しいことなんて生まれないのかもしれない
*あせらず、ゆっくりとプロジェクトを進める。そうすれば、至らない点がいろいろ見えてくる。それを修正しながらプロジェクトのスキームを固めてゆく。
*おしゃれに飾りたてることがデザインなのではなく、課題の本質を掴み、それを美しく解決することこそがデザインなのである
*デザインは社会の課題を解決するためのツールである
*課題を解決するデザイン、ソーシャルなデザイン

以上、そのままカミオプロジェクトにも当てはまる言葉たちです。
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流れのデザイン

2011-09-23 | カミオプロジェクト
コンポストトイレづくり、ゆっくりとですが、進んでいます。
パーマカルチャーのデザインについて、以前に書いた文章ですが、基本的なところなので、再録しておきます。もう一度よく考えてみたいと思います。


自然のシステムは循環している。すべてはつながっている。
パーマカルチャーデザインではあるシステムへのインプットとアウトプットを考え、それらの繋がりを考えます。
あるもののアウトプットは別のもののインプットとなり、またそのアウトプットはまた別のもののインプットになる。というように次々にものが移動し、つながり、循環しているのが自然のシステムです。

基本的には、生産者→消費者→分解者→生産者という流れで循環しています。

具体的には、「生産者」は植物です。植物は唯一、太陽エネルギーを光合成で固定できるようです。「消費者」は植物を食べる動物など、人間も消費者になります。「分解者」は消費者の排泄物などを分解して土にします。そして、土の栄養分から植物が生長して循環しています。

上の流れ以外にも、例えば樹木から木材が取れ、建材として利用した後、廃材を燃やし暖を取り、灰になって土に還ってゆく、という流れも考えられます。材料を様々な段階に応じて利用方法を考えるのも流れのデザインです。使われていない資源を見つけることで豊かさが生まれてきます。ちなみに、ものを様々な段階に応じて利用することをカスケード利用といいます。出来るだけカスケード利用できるように考えることは材料の効果的な利用方法のひとつです。

ここでは主に栄養分の流れをみてきましたが、他にも、水、情報、エネルギーなどの流れのデザインが考えられます。
水の流れの例では、屋根に降った雨を雨水タンクに溜め、その水を洗い物に利用し、その排水を畑に利用するなど、ここでもカスケード利用が出来るように考えます。

パーマカルチャーのデザインでは、これら流れのデザインをシステムデザインといっています。それぞれの要素の間でアウトプットとインプットを結びつけ、敷地内あるいは地域内で循環がうまくおこなわれるように考えます。こうすることによって、廃棄物が発生することなく、自然のシステムに沿った循環的な場をつくることが出来るのです。

システムデザインは生産者→消費者→分解者という流れがほぼ決まっているので、一度やってしまえば、誰がやっても、どこでやっても、だいたい同じようなものになるので、やや地味な作業と思われがちですが、敷地を良く観察すると、そこにあるもの、ないもの、利用できるものなどの要素の特徴を生かしたり、カスケード利用が出来ないかを考えたりと、その敷地ならではの解決法を考えることができます。

私もパーマカルチャーを学ぶまでは、流れのデザインなどあまり意識して考えていませんでした。しかしながら、流れのデザインを意識して考えてみると、循環するには土が重要であると気づいたり、カスケード利用ができないかと考えたり、要素間のつながりを考えたりと、今まで見落としていたことを気づかせてくれる役割がシステムデザインにはあると思いました。

このようにパーマカルチャーデザインの手法には自然のシステムに沿ったデザインをするための方法が用意されています。
図はカミオカイギにて作成したシステムデザインです。

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コンポストトイレづくり(2)

2011-08-30 | カミオプロジェクト
前回(2011.4.30-5.1)、コンポストトイレづくり作業が雨天のため、材料を揃えるところまでで終わっていましたので、今回はこの続きから始めます。

コンポストトイレの柱に使う材は皮を剥いて使おうと、新月伐採した材を皮むきしてみましたがうまく皮がむけず、作戦変更。皮むき間伐材を使用することにしました。

すでに8月中旬に皮むきしておいたヒノキ材を切り出して柱材として使用します。
今回の作業はここから始めます。

手順2.柱壁の組み立て
この手順は「コンポストトイレづくり(1)計画」を参照。

手順3.梁

手順2でつくった3組の壁柱を梁でつなぎます。
壁の1箇所はコンポスト取出し口をつくるので、梁の高さを変えています。
外壁には梁を利用し、立て方向に半割り丸太材を貼ってゆきます。

手順4.屋根をつくる

屋根は高さの違う母屋をかけ、方流れの屋根としました。
合板を使わず、ヒノキ材を現地で加工しての試みです。
屋根には皮むき間伐で出たヒノキの皮を使ってみようかと考えています。

手順5.入口扉

入口扉は壁と同じデザインです。
丁番をきちんと取付けるため、ここだけ角材を使っています。

さて、今回はどこまで進むでしょうか?
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ドームハウス模型つくってみた

2011-08-10 | カミオプロジェクト
先日、ドームハウスの簡単なつくり方を教えてもらったので、さっそく模型をつくってみました。

ドームハウスと言えば、バックミンスター・フラーを通して知っていましたが、実際につくるとなると、難しいのでは?と思っていました。
しかしながら、間伐材をジョイントで繋ぎ合わせるだけで、しっかりとした構造体が出来上がるので、間伐材の利用にはもってこいの手法と言えます。
しかも、大工さんの高度な技術は不要ですので、素人でも施工することが出来ます。

上の写真は底面正10角形、丸太材65本、接合部26箇所のドームハウスです。
丸太材は長短2種類あり、5角形を構成する材は短材を使うので30本、他35本は長材です。
長材の長さを1500ミリとすると、長径は5160、高さは2670となります。
材の長さを変えることによってドームハウスの大きさを自由に変化させられるのが面白い。さて、最適な大きさとは?

下の写真は材の長さが全て同じ長さの多面体です。
こちらは低面正5角形、丸太材25本、接合部11箇所となっています。
材の長さを1800ミリとすると、長径は3020、高さは2700となります。
小さな小屋としては、この形が使いやすいし、つくりやすいのではと思っています。


さらに下の写真は正8面体で基本的な立体の一つです。
底面は正3角形、丸太材12本、接合部6箇所です。
ちょっとした東屋などに適したかたちをしているように思われます。


これまでカミオで作業してみて、木材を切り出し、運搬し、製材し、など材料を準備するまでに結構な手間がかかると実感しています。
材料さえ準備できれば、組立て作業は比較的楽しくできそうなドームハウスは期待大です。
機能とかたち、大きさなど、いろいろと検討してみたいと思います。


正10角形のドームハウスの図面

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「陰翳礼讃」の厠

2011-05-21 | カミオプロジェクト
久しぶりに谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を読んだ。
「陰翳礼讃」は日本の伝統美を語っている名著である。
そのなかでトイレ(厠)のことが書かれている部分があり、カミオでつくろうとしているトイレのイメージと重なる部分があったので、メモしておきます。
というよりも、カミオのトイレのことが書いてあると思ってしまいました。

さすが文豪の手にかかると、たかがトイレならず、すばらしい空間に思えて来る。

******
私は、京都や奈良の寺院へ行って、昔風の、薄暗い、そうしてしかも掃除の行き届いた厠へ案内される毎に、つくづく日本建築のありがたみを感じる。茶の間もいいにはいいけれども、日本の厠は実に精神が安まるように出来ている。それらは必ず母屋から離れて、青葉の匂や苔の匂のして来るような植え込みの陰に設けてあり、廊下を伝わって行くのであるが、そのうすぐらい光線の中にうずくまって、ほんのり明るい障子の反射を受けながら瞑想に耽り、または窓外の庭のけしきを眺める気持は、何とも云えない。漱石先生は毎朝便通に行かれることを一つの楽しみに数えられ、それは寧ろ生理的快感であると云われたそうだが、その快感を味わう上にも、閑寂な壁と、清楚な木目に囲まれて、眼に青空や青葉の色を見ることの出来る日本の厠ほど、恰好な場所はあるまい。そうしてそれには、繰り返して云うが、ある程度の薄暗さと、徹底的に清潔であることと、蚊の呻りさえ耳につくような静かさとが、必須の条件なのである。私はそう云う厠にあって、しとしとと降る雨の音を聴くのを好む。殊に関東の厠には、床に細長い掃き出し窓がついているので、軒端や木の葉からしたたり落ちる点滴が、石燈籠の根を洗い飛び石の苔を湿おしつつ土に沁み入るしめやかな音を、ひとしお身に近く聴くことが出来る。まことに厠は虫の音によく、鳥の声によく、月夜にもまたふさわしく、四季おりおりの物のあわれを味わうのに最も適した場所であって、恐らく古来の俳人は此処から無数の題材を得ているであろう。されば日本の建築の中で、一番風流に出来ているのは厠であるともいえなくはない。‥‥‥
*****

文章はまだまだ続きますので、興味ある方は「陰翳礼讃」をご覧くださいませ。
文庫本の「陰翳礼讃」には「厠のいろいろ」というエッセイも収録されていますので、こちらもどうぞ。厠のうんちく語れるかも。
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「なにもしない」農法

2011-05-12 | カミオプロジェクト
パーマカルチャーガーデンのガーデンづくりについてぼちぼち考えています。

そこで参考になるのが福岡正信さんの自然農法。
自然のしくみをうまく生かし、自然のリズムと成り行きにその働きを任せています。

自然農法の4大原則とは、
1.不耕起
2.無肥料
3.無農薬
4.無除草
の4つです。

以下の説明は福岡正信「わら一本の革命」より。

1.不耕起
田畑は耕さねばならぬものというのが、農耕の基本ですが、私は敢えて、自然農法では、不耕起を原則にしました。なぜなら大地は、耕さなくても、自然に耕されて、年々地力が増大していくものだとの確信をもつからです。即ち、わざわざ人間が機械で耕耘しなくても、植物の根や微生物や地中の動物の働きで、生物的、化学的耕耘が行われて、しかもその方が効果的であるからです。

2.無肥料
人間が自然を破壊し、放任すると、土地は年々やせていくし、また人間が下手な工作をしたり、略奪農法をやると、当然土地はやせて、肥料を必要とする土壌になる。
しかし本来の自然の土壌は、そこで動植物の生活循環が活発になればなるほど、肥沃化していくもので、作物は肥料で作るものだとの原則を捨て、土で作るもの、即ち無肥料栽培を原則とします。

3.無農薬
自然は常に完全なバランスをとっていて、人間が農薬を使わねばならないほどの病気とか害虫は発生しないものです。耕作法や施肥の不自然から病体の作物を作ったときのみ、自然が平衡を回復するための病害虫が発生し、消毒剤などが必要となるにすぎない。健全な作物を作ることに努力する方が賢明であることは言うまでもないでしょう。

4.無除草
草は生えるべくして生えている。雑草も発生する理由があるということは、自然の中では、何かに役立っているのです。またいつまでも、同一種の草が、土地を占有するわけでもない、時がくれば必ず交替する。
原則として、草は草にまかしてよいのだが、少なくとも、人為的に機械や農薬で、殲滅作戦をとったりはしないで、草は草で制する、緑肥等で制御する方法をとる。

抜粋はここまで。

パーマカルチャーのガーデンづくりもこれらの原則に依って進めてゆきたいと思います。
どのようにすれば自然の力を最大限に発揮して、人間の労力を最小限にすることができるかがポイントです。
めざせ楽農!
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コンポストトイレづくり(1)計画

2011-04-26 | カミオプロジェクト
今回はコンポストトイレづくりをする予定です。

敷地内で長時間を過ごす為には、安心して用を足せる場所が先ず必要ということで、コンポストトイレをつくってみます。

出来るだけ敷地内で手に入る材料を使い、セルフビルドでつくれることを条件にデザインをしてみました。

コンポストトイレの主な機能のひとつは大便を植物が利用出来るように堆肥化することです。これには、底に蛇口のついた堆肥づくり用のバケツを買ってきて利用しようと思っています。用が済んだ後におがくずなどをふりかけておけば、水分を調整し、窒素と炭素のバランスも良くなるようで、あとは自然に堆肥になるのを待つだけです。(本当にうまくゆくのかは、やってみてのお楽しみ!)

コンポストトイレの主な機能の他の面は、安心して用が足せる建物としての機能です。雨に当たらず、壁で囲われていて、居心地のよいトイレをつくろうと思います。

森の中に隠れるようにひっそりと建つ場所で、四角四面の形でなく、人が中でゆったりと感じられる形、大き過ぎず小さ過ぎず適度な大きさ、そして、現地で手に入るヒノキの丸太を利用した形、つくり易さ、そんなことを考えながら、いろいろやっていたら、模型写真の六角形の平面をしたコンポストトイレになりました。


建物の材料は釘以外、敷地内のヒノキ林から調達してきます。径100mm位の材がたくさんあるので、これらを基本的に使います。それより細い材は園路の柵用の杭として、太い材は床のデッキ材として利用予定です。

手順1.材料をつくる

径100mmの材を3Mの長さに切り、作業場まで運んできます。(この作業が一番大変そうです)
柱用に6本、壁用に8~10本、必要です。
柱は皮を剥き、先端を削り杭状にします。(皮は屋根葺きに使いたい)
壁用には、1Mの長さに切り、楔で半割りにします。
これで今回の材料が揃いました。

手順2.柱壁の組み立て

手順1でつくった柱を800mm間隔にして、その間に半割り丸太を釘で固定してゆきます。その裏側を筋交いで固定します。
柱壁を3組つくり、コンポストトイレ設置位置に予め開けておいた穴に設置します。
最後に柱壁が動かないように頭つなぎで固定します。
今回の作業はここまでを目標としています。

果たして、現実はどうなるでしょうか???
計画どおりうまくゆくかも知れないし、途中で何か問題が起こるかもしれないし、
当日は計画と現実のギャップを楽しもうと思います。

次回、梁、屋根、扉を施工する予定です。
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小さなエネルギーを豊かにしよう

2011-03-31 | カミオプロジェクト
3/11の地震発生以来、東京電力福島第一原子力発電所の状況を注視している。

最近では、自然界に存在しない放射性物質が次々に確認され、事態の収束どころか新たな放射能汚染の広がりが危惧されています。コバルト60、ヨウ素131、セシウム137、セリウム144、バリウム140、ランタン140、ジルコニウム95などの元素が聞かれます。

一方、自然界では、森林樹木など植物の生育に不可欠の元素は、炭酸、酸素、水素、窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄、鉄に微量要素のマンガン、ホウ素、銅、亜鉛、モリブデンなどである。

これらの元素が生産者ー消費者ー分解者ー生産者という順番で受け渡され循環しているのが自然のシステムである。と以前、習いました。地球という生命が数十億年かけてつくり出してきたシステム。生命が快適に過ごせる環境を進化させ、つくりあげてきました。自然界にある物質だけで循環のバランスが保たれています。

しかし、ここ数年、人間の活動の影響で、地球温暖化とか、放射性物質の拡散など、だんだんと住みにくい環境になってきているようです。
現代人は便利で快適な生活を手に入れる反面、大変なリスクを背負っているような感じです。

いま地球上で起こっていること。なぜそうなったのか?
私たちに出来ること。
安全安心で持続可能な社会を築いてゆくためにすべきこと。
などなど、出来ること、考えること、すべきことはたくさんあります。

これからの時代、大きなエネルギーをつくる施設に頼るのではなく、自然エネルギーのような小さなエネルギー利用への転換を一人ひとりがもっと考えて行かなければなりません。そのような議論が活発におこなわれることを期待しています。
一つ一つの積み上げの先に答えがあるような気がします。

計画停電では、一人ひとりが節電を心がけ、大きな力となり、予想された電力使用量を下回り、停電が回避されたという事例を聞きました。私たちにできることのひとつです。

カミオプロジェクトの敷地には電気もガスも上下水道もありせん。自然のエネルギーをうまく活用してどこまで快適で美しい場所にすることが出来るかの試みです。自然の小さなエネルギーを豊かに活用することを目指しています。
ひとつひとつ出来ることを積み上げてゆこうと思っています。

まだ先の話かと思いますが、被災地でも自然エネルギーを活用した災害に強く多様性のある美しい街づくりがおこなわれることを願っています。
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