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森から考える暮らしのデザイン!!

森の癒しの小屋・フォレストドームプロジェクト

きかんしゃトーマス、走りマス!

2014-07-13 | カミオ周辺情報
前に「大井川鐵道フォトさんぼ」を紹介しましたが、今年(2014年)大井川鐵道に魅力的な被写体が登場します。見に行きたい!!

ニュース記事(2014年7月2日)によると、
大井川鉄道(静岡県島田市)は2日、7月12日から運行する「きかんしゃトーマス」を公開した。運行は10月12日まで。乗車は予約制で、新金谷駅(島田市)と千頭駅(静岡県川根本町)の間を1日1往復する。


大井川鉄道で12日から運行が始まる「きかんしゃトーマス」のデザインを施したC11形蒸気機関車と客車がお披露目された。“SL”の「トーマス」が走るのはアジア初で、煙を吐く姿に子どもたちも大喜び=2日午前、静岡県島田市の新金谷駅


山里を走る「きかんしゃトーマス」
山里を走り抜ける「きかんしゃトーマス」のデザインを施したC11形蒸気機関車と客車。大井川鉄道で12日から運行が始まる=2日午前、静岡県島田市

カラフルな色合いの車体、しかも顔付きの機関車が山里を走っている様は物語の世界を抜け出して来たかのようでメルヘンチックです。
この写真を見ているだけでウキウキしてきます。
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世界農業遺産

2014-02-20 | カミオ周辺情報
昨年末のエコプロダクツ2013会場で手にした世界農業遺産の冊子を見ていたら、なんと、カミオ周辺のお茶畑が2013年5月に世界農業遺産に認定されているではありませんか。

世界農業遺産って何なのでしょうか? 以下、冊子より適宜抜粋します。
 世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage System :GIAHS)は、グローバル化、環境悪化、人口増加の影響により衰退の途にある伝統的な農業や文化、土地景観の保全と持続的な利用を図ることを目的に、国際連合食料農業機関(FAO)が2002年に開始したプロジェクトです。
 伝統的な農業や土地利用のみならず、生態系や土地景観、習慣、伝統文化など農業に関連する文化的な要素も含め、世界的に重要な農業地域を次世代へ継承していくことを目指すもので、「過去の遺産」ではなく、様々な環境の変化に適応しながら進化を続ける「生きている遺産」と言われています。
 世界農業遺産は、世界で11カ国25地域が認定され、日本では、2011年6月に新潟県佐渡市の「トキと共生する佐渡の里山」、石川県の「能登の里山里海」、2013年5月に静岡県の「静岡の茶草場農法」、熊本県の「阿蘇の草原の維持と持続的農業」、大分県の「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環」の5地域が認定されています。
 世界遺産との違いは何かと言うと、、、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)が推進する世界遺産は、遺跡や歴史的建造物、自然など「不動産」を登録して保護するのに対し、世界農業遺産は、次世代に継承すべき伝統的な農業の「システム」を認定し、その保全と持続的な利用を図るものです。

それでは、「静岡の茶草場農法」について見てみましょう。またまた冊子より抜粋です。


静岡の茶草場農法
静岡県<掛川市/菊川市/島田市/牧之原市/川根本町>
 静岡の特徴的な農業の風景である茶畑では、希少種を含む多くの植物を見ることができます。茶生産が近代化される中、農家がひと手間かけて高品質なお茶生産に励んできた営みが豊かな生物多様性を育み、守り続けています。

環境と共生する伝統農法「茶草場農法」
 茶草場とは、茶園に有機物として投入するススキやササなどの草を刈り取るため、茶農家によって維持管理された半自然草地のことです。その茶草場の草を秋から冬に刈り取り、乾かした後、細かく刻んで茶園の畝間に敷く伝統的な農法が「茶草場農法」で、茶草によって茶の味や香りがよくなると言われています。
 かつては、茶草場のような草地は日本各地で見られましたが、農業や生活様式の近代化とともに放置されるようになり、その草地をすみかとしていた動植物の中には、絶滅の危機に瀕している種類もあります。
 しかし、静岡では古くから良質な茶の栽培を目的に、農家が手間ひまかけて草を刈り、草を敷く茶草場農法を行ってきました。こうしたお茶づくりにこだわる思いが、日本から失われつつある里山の草地の環境を守り続けてきたのです。

茶草場農法が育む生物多様性
 茶草葉の草を刈らずに放っておくと、生存競争に強い植物が生い茂るため、生息できる植物の種類は少なくなります。一方、定期的に草を刈り取ることで、大きな植物が生い茂ることなく、地面まで日光が当たるので、生存競争に弱い小さな植物も生息することができます。そのため、毎年の草刈りによって、様々な植物が生息する特別な場所となり、豊かな生物多様性を保全しているのです。
 茶草葉では300種類以上の草地性植物が観察され、富士山の名前を冠した「フジタイゲキ」などの地域の固有種や、他の地域では絶滅が危惧されている「ササユリ」なども確認されています。
 良いお茶づくりにひたむきに取り組む農家の長年の営みや努力が、自然と共生しながら生物多様性をつくりあげています。

いかがでしたでしょうか。人間の営みが豊かな環境づくりに寄与しているんですね。このような持続可能な環境づくりを大切にしてゆきたいと思います。
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大井川鐵道フォトさんぽ

2013-11-26 | カミオ周辺情報
先日、川根温泉の売店で発見しました「大井川鐵道フォトさんぽ」、ゆる鉄写真家、中井精也氏の本です。表紙にはのどかな風景の中を走るSLの写真に「カメラ片手に汽車の旅」「ゆる鉄ガイド」「ゆるくて詳しくて楽しい撮影地ガイド」「厳選した写真を解説つきで紹介」「撮影ポイントマップも掲載」などの文字が見られます。「情熱大陸」で中井精也さんを見た時からなんとなく「ゆる鉄」の写真が気になっていました。こんなところで出会うとは。何かのご縁。思わず購入してしまいました。写真の撮影年月日を見ると2011年,2012年に何度も大井川に来て撮影されています。もしかしたらどこかですれ違っていたかもしれません。
表紙 時刻表

本には大井川鐵道の路線図や時刻表も載っています。それによるとSL列車が神尾駅を通過する時間は、下り10:12:00と10:59:45と12:00:00、上り14:19:30と15:13:15と15:56:15となっています。それにしてもゆる鉄なのに秒単位まで表記されているとは不思議です。

中井さんの写真は鉄道をテーマとしながらも、残しておきたい風景を切り取り作品としています。独特の切口で表現された写真を見ると、その風景の中に引込まれてしまいそうです。「新・桜のトンネル」と題された写真は列車の窓に映った桜を主題にして撮影されていて満開の桜がさらに桜で満たされた中を列車が進んでゆくような想像力をかき立てられます。本の中には写真の表現力の奥深さを気づかせてくれるような写真満載です。この本の中からいくつかの写真を拝借。写真の撮り方の参考になります。
  

大井川鐵道にはSLだけでなく電車も走っています。南海21000系、近鉄16000系、京阪3000系の元関西私鉄の電車です。ちなみにボディーの色は南海は草色、京阪は黄色と赤、近鉄は黄色と紺。もともとは特急として活躍した車両なので、古いながらも車内はとてもゴージャスらしいです。大井川鐵道で鈍行列車として走っている列車は全て元特急列車だったものです。と、こんな情報までわかります。


この本を見ていると、美しい風景と大井川鐵道、人々の暮らし、ここだけにしかない固有の風景をいつまでも守ってゆきたいという気持ちになってきます。美しい風景を記録することが大切ですね~
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島田市マップ

2011-08-19 | カミオ周辺情報
島田市マップを入手しました。

とくとご覧あれ。

これを見ると、島田市は大井川とそれに沿って走る大井川鐵道を軸に成り立っていることが分かります。

カミオプロジェクトは金谷駅から大井川鐵道で5つ目、神尾駅から見える所にあります。
さらに3つ目の家山駅周辺に観光名所が集まっています。

今年の春に花見をした「桜のトンネル」も家山駅周辺にあり、桜の時期にこの辺を散策してみるのも情緒があって良いです。

川根茶を使った抹茶たいやき、川根大福、も美味しそうです。
昔ながらの手法で製造されている、手づくり味噌、醤油の「マルエイしょうゆ川根本家」、国の登録有形文化財に指定されている「徳兵衛酒店」もそのうち訪れたいと思います。

地域の資源を知ることもデザインの重要な要素ですよね。
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大井川鐵道と桜トンネル

2011-04-13 | カミオ周辺情報
4/10(日)にカミオに行ってきました。
天気もよく、桜満開だったので、午前中は花見になりました。

カミオの敷地から北に8kmほど行った所に「家山桜トンネル」という名所があります。
ここは、「静岡県内でも有数の桜の名所として知られる景勝地で、満開の桜で覆われた大井川鐵道線をSLが走り抜ける様はまさに絶景です」と、案内看板に書かれているように、まさに絶景です!

その絶景を堪能できるように、この周辺は家山ウォーキングコースとして整備されています。大勢の人たちで賑わっていました。春の景色です。
絶景をご堪能あれ。


Kawane walking
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ギンリョウソウ銀竜草

2010-10-12 | カミオ周辺情報
高尾山の自然研究路3号路を歩いていたらギンリョウソウの説明板に出会いました。

5月にカミオキャンプに行った時に周辺の道路を歩いていて撮影した花がギンリョウソウと思い出し、写真を見返してみました。

一度見たら、その異様な姿が目に焼き付いてしまいます。
ギンリョウソウは漢字では「銀竜草」と書きます。
全体が真っ白な色で、キノコのように生えているので別名ユウレイタケとも呼ばれます。が、キノコでなく、れっきとした花なのです。

説明板の解説です。

日陰を好む花-ギンリョウソウ-

梅雨のころ、暗い森の中で、白いろう細工のような花を見たことがありませんか?
それは一見キノコのようにも見えますが、ギンリョウソウというれっきとした花なのです。
うつむいた花の中をそっとのぞいてみると、黄色いおしべが見られ、花であることがわかります。
ギンリョウソウは色素(葉緑体)をもたず、根に共生する菌から栄養をもらいます。白い体は暗い森の中でも目立つので、花粉を運んでくれる虫に気づいてもらえます。
競争相手の少ない日陰を選び、そこで生きるための工夫なのでしょうね。

以上、ギンリョウソウの解説でした。

植物の生き残り戦略を知ると、なるほどと思うこともあり、いろいろと興味深いです。
ほかの植物との競争関係によって出現頻度の高い場所を生態的適地と言うそうです。ギンリョウソウの生態的適地は暗い森の中のようですね。
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「鉄イッター」な夏旅へ

2010-07-27 | カミオ周辺情報
DIMEという雑誌に大井川鐵道の記事が出ていました。

 
記事によると、
蒸気機関車が毎日走っているのは、日本でここだけ!
のようです。

でも、それだけではなく、ここには古き良き時代の鉄道の姿が、たくさん残されているんです。
昭和の旅人気分でレトロな駅弁がいただけます。

金谷駅から千頭駅まで39.5km。
その距離を1時間20分かけてSL列車が走ります。

千頭駅から先、井川駅までの25.5kmの区間は本線とは違う「南アルプスあぷとライン」が走る井川線となります。
この周辺は、まさに秘境といえる場所です。

大井川鐵道の旅でレトロな気分に浸ってみるのはいかがでしょうか?

カミオプロジェクト敷地からも大井川に沿って走るSLを見ることができます。
古き良きものを現代に生かしてゆく。
パーマカルチャー的なスピリットを感じます。
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