日本のプロ野球のホーム・チームのベンチは殆どが1塁側ですが、これは別に決まっている訳ではなく、「公認野球規則」にもホーム・チームのベンチの指定はありません。 MLBでも1塁側と3塁側が混在していますが、日本に伝わった時にモデルとした球場が偶々、ホーム・チームが1塁側を使っていた為に長い間、日本ではホーム・チームが1塁側を使うことが慣例となっっていたようです。 日本ハムの本拠地球場である「札幌ドーム」の場合は、元々野球だけでなく、サッカーやコンサートなどの多目的な使用を考えて造られており、3塁側が広くて設備が良いことや、スコア・ボードが見やすいこと、地下鉄の駅に近くファンにとっても便利という理由で、3塁側をホームのベンチとしています。 ちなみに、西武の本拠地球場である「西武ドーム」、楽天イーグルスの本拠地球場である「クリネックス・スタジアム宮城」も同じく三塁側がホームのベンチとなっています。
見た目の派手さが印象的な南国の果物「ピタヤ」。 果皮が竜のウロコのように見えるため「ドラゴン・フルーツ」とも呼ばれていて、現在ではこの名前のほうが一般的になっています。 ピタヤというのは、熱帯地域に生息するサボテン類の果実のことを指し、ドラゴン・フルーツと呼ばれているのはウロコ状の果皮をしたものです。 果肉の中にはゴマのような種子が散らばっていて、果肉はやわらかくサクサクした食感です。 味はさっぱりとした甘さで酸味は殆どありません。 原産地は中央アメリカや南アメリカ北部と言われ、日本には20年ほど前に導入され、その多くが沖縄県で栽培されています。 ピタヤにはナトリウムの排泄を促すカリウムが多く含まれているので、高血圧予防に効果が期待できます。 葉酸も比較的多いので妊婦の方や貧血気味の方にもおすすめです。 また、果物の中ではマグネシウムの含有量が最も多く含まれ、歯や骨の形成などに役立つでしょう。
ちなみに、普通のドラゴン・フルーツは大きくならないと実が成りにくいですが、ミニ・ドラゴン・フルーツというコンパクトで小さな実をつける種類もあるそうです。
飲み物を飲む時、特に水割りなどお酒を飲む時に白く濁った氷よりも、透明な氷を入れた方が見た目も良く美味しく感じられますよね。 ショット・バーで使うようなこの透明な氷を家庭でも簡単に作ることが可能です。 方法は、冷凍庫に割りばしを2本置き、その上に水を入れた製氷皿を置きます。 木は熱も冷気も伝えにくい特性があるので、製氷皿の下に割りばしを置くことで水の凍る速度が遅くなります。 その間に水の中に含まれていた気泡が排出され、透明な氷が出来るという理屈です。 また、一度沸騰させた水を体温程度まで冷めたところで冷凍庫に入れると、やはり水の凍る速度が遅くなり透明な氷が出来ます。 いずれも水が凍る速度を遅くすることで、水の中に含まれる塩素が抜けるので、水道水で作った氷でもカルキ臭くなく、ミネラルウォーターで作ったような氷になりますよ。
片栗粉でとろみをつけるのは基本を覚えてしまえば難しいことはありません。 「水と片栗粉の比率」ですが、混ぜる量は「水2」に対して「片栗粉1」です。 これをまずしっかりと混ぜておきます。 料理にとろみをつける直前に、今一度しっかりと混ぜます。 そしていよいよ「水溶き片栗粉」を注ぐのですが、まず注意しなければならないのは、十分に煮立っているということです。 煮立っていない状態で「水溶き片栗粉」を注ぐことはご法度、絶対にやってはいけません。 次に、少しずつ注ぐことがポイントです。 少し注いで、すぐによーく混ぜ、また少し注いですぐによーく混ぜる。 これの繰り返しです。 自分の好みのとろみになったら注ぐのを止め、フツフツと煮立ってくるまで待ちます。 片栗粉に限らず「粉」を使う料理の場合、粉に完全に火を通すことが大切です。 自分のお好みの「とろみ」になり、片栗粉にもしっかりと火が通ったら完成です。 事前に「水と片栗粉」を完全に混ぜておく、そして「水溶き片栗粉」を少しずつ注ぎ、その度に素早く全体に馴染むよう混ぜる、このふたつのことをキチンとやれば、ダマなど全く出来ませんよ。
ちなみに、トロミの状態は「水溶き片栗粉」をどの程度の量入れるかで決まりますから、「水と片栗粉の比率」を変える必要は全くありません。
「からし菜」は、弥生時代には伝わってきた、古来から栽培されているはアブラナ科アブラナ属の越年草です。 葉茎は油炒めやお浸し、漬物などに利用され、「高菜」や「ザーサイ」は、カラシナの変種と言われています。 沖縄県では「島菜(シマナー)」と呼ばれ、塩漬けや炒め物などに多用されています。 種子は「和からし」の原料となり、「オリエンタル・マスタード」とも呼ばれています。 からし菜には、カロテンやビタミンC、カリウムやカルシウム等の栄養成分を多く含んでいます。 特にカルシウムは100g中110 mgと、牛乳よりも多く含まれ、骨粗鬆症の予防に効果的です。 また、葉酸を豊富に含んでおり、葉酸は細胞分裂を助け、新陳代謝や十分な成長をはたすのに大きな役目を担うことから、成長期の子供や妊婦のように成長著しく、細胞分裂が盛んな時期に摂取するのが非常に好ましいそうです。 からし菜の旬は、花が咲く前の春先2月~4月です。 炒め物や雑炊にしたり、さっと茹でてお浸し等や油揚げなどと和えれば、ピリリとした辛さがお酒の肴にピッタリですね。 茹でる際は80℃位のお湯が適温で、あまり温度が高いと辛味が飛んでしまうそうです。
ちなみに、からし菜の栄養価は、ほうれん草や小松菜より高いと言われていますよ。
普段あまり意識していない事だけど、食材の洗い方まで気にしたことはありますか? 勘違いや思い込みで間違った洗い方をしている例は意外と多いようです。 食材を洗う第一の目的は、表面に付いた土やホコリなどの汚れを落とすためです。 汚れがなく、新鮮なものをすぐに使う時は、洗わなくても大丈夫なようです。 ただ、肉も魚もぬめりや臭いがあり、血が出ているときは、水か薄い塩水でサッと濯いだ方が良いようです。 野菜でも、火を通す場合はサッとでいいですが、サラダなど生で食べる場合はしっかり洗いましょう。 では、野菜や果物はすべて、水で汚れを流す程度で良いのか? オレンジに付いたワックスや野菜の農薬などが気になる場合は、洗剤を使うと良いでしょう。 無農薬野菜でもレタスなどは葉と葉の間に虫がいたりするので要注意です。 キノコ類は、洗うと水を吸って味や栄養素が逃げ出してしまうため、濡れた布で軽く拭く程度が良いそうです。 その他の野菜は、栄養素が断面から流れ出ないように、切る前に洗うのが鉄則ですよ。 洗い方ひとつで、衛生面だけじゃなく、味や栄養にまで影響するんですね。
木綿豆腐と絹ごし豆腐。 その名前からそれぞれ木綿で漉したら木綿豆腐で、絹で漉したら絹ごし豆腐が出来るような印象だが、食感の違いは布で漉したからではありません。 また木綿は使うが、絹は使いません。 絹ごし豆腐は、容器に豆乳と凝固剤(ニガリ等)を入れて固めただけのもので、水分を多く含み柔らかく滑らかな食感になります。 一方、木綿豆腐はこれを崩して内側に木綿などの布を敷いた穴あきの容器に入れ、40~50kg程度の圧力を加えて水分を抜いて作られるものです。 ザラザラした表面は布の跡、丸い突起は水抜き用の穴の跡というわけです。 木綿や絹ごしという名前は見た目や食感を例えたものです。 ちなみに、木綿豆腐は凝縮されているので、タンパク質や脂質、カルシウムなどのミネラル分が豊富なのに対し、水分ごと固める絹ごし豆腐は水溶性のビタミンが豊富という違いもあります。 さらに絹ごしの一種である充填豆腐は、密封容器に直接豆乳や凝固剤を入れて作るためビタミンの含有量は特に多いそうです。
チャンポンで飲むお酒は、味や気分が変わってついつい量がオーバーしがちです。 総量が増えれば、当然、悪酔いしてしまいます。 特にキンと冷たかったり、炭酸が入っていたりと口当たりの良いお酒は要注意ですね。 安い蒸留酒や醸造用アルコールが添加された日本酒などは、雑多なアルコールやエステル化合体が含まれるため肝臓にも負担がかかり悪酔いしやすいようです。 どうしてもチャンポンする時は飲むスピードや、つまみにも工夫をしましょう。 同じアルコールの量でも、ピッチが速かったり、空腹だったりすると悪酔いしやすくなります。 また、肝臓の解毒力は、解毒に必要なビタミンB群やアミノ酸が十分にあるときに理想的に働きます。 日頃から、解毒に必要なタンパク質とビタミンB群をサプリメント等で摂取するのも良いかも知れませんね。 飲み過ぎたという時は、プラセンタやアミノ酸、クルクミン、コエンザイムQ10の入っているドリンクが効果的だそうです。
ちなみに、お酒を飲む時は、並行してお茶や水を一緒に飲むと意外と良いようです。 また、魚や海老などタンパク質のつまみを摂るのも良いですよ。
二枚貝のハマグリは、必ず一対で他の貝の殻と決して合うことがないことから、一生を添い遂げる良き伴侶が見つかるようにとの願いをこめて、桃の節句に食べられるようになったそうです。 雛祭りはもちろん、結納時にも縁起物として食され、ハマグリの二枚の両方に身を入れるそうです。 「はまぐりの潮汁」は短時間で簡単に作れますが、単純な料理ほど下ごしらえをしっかりやりましょう。 砂抜きは、約2%の食塩水に2~3時間以上置くと、きれいに砂を抜くことができます。 火にかけたなら、面倒でもアクは丁寧にすくい、はまぐりは口が開いたら、すぐに取り出しましょう。 煮すぎると、はまぐりの身が硬くなってしまいますよ。 海のうま味がたっぷりの潮汁は、それだけでご馳走です。 ぜひ、ひな祭りの日のお食事に召し上がって下さいね。 ちなみに、潮汁に添えるのは、木の芽も良いですが、千葉に住む人ならやっぱり菜の花でしょうね。
関東の雛あられは、米を爆ぜて作ったポン菓子を砂糖などで味付けしたものです。 「日頃からお釜に残ったご飯粒を干して保存しておき、その干し飯を炙って作った」、「米をじかに炒って作る爆米(はぜ)という菓子が江戸で流行っており、それを『雛あられ』と命名したから」など諸説あります。 一方、関西のひなあられは、直径1センチ程度の大きさがあり、餅からできており、いわゆる「あられ」で、醤油や塩味などです。 もともと雛祭りに欠かせない「菱餅」を砕いて炒ったのが始まりとされています。 では、どちらが元祖になるのか? これには諸説ありますが、雛あられは京都が発祥、つまり関西風が元祖だと考えるのが妥当かもしれません。 節句に欠かせない菱餅を使っている点も理に適っています。 ちなみに、広辞苑や辞書などでは、ひなあられ=米菓子という関東風を主に採用していますが、五節句は江戸幕府によって定められたものなので、主流が関東風になっても不思議ではありませんね。