一般新聞でも、スマホの料金体系の問題点が大きく指摘され始めています。
教室では、生徒の皆さんに少しでも楽しくスマホ、タブレットを扱えるように授業を行っていますが、記事をもとに現状のどういったところが問題かを一緒に考えていきたいと思います。
第4回目は 「教えて!ケータイ料金:4 SIMロックとは?」からです。(←文字の色の違うところをクリックすると記事に飛んでいきます)
私なりにまとめると
- スマホにはSIMと呼ばれるICカードが入っていて、通常はそのスマホ専用のSIM(これをSIMがロックされている=SIMロックという)しか使えない。 そのため端末を安くしても、端末とSIMを分けることはできないため、月々の電話料金で端末代を回収できる。
- SIMロックされているから、携帯会社を乗り換えようと思っても、端末も一緒に変える必要がある(日本ではSIMと携帯はセットと思っていた)。
- 高止まりのスマホ料金に一石を投じるため、今年の5月以降に発売する端末のロック解除を総務省は義務付けた。
- ドコモの端末にソフトバンクのSIMなどという訳ではなく、大手の端末に格安SIM会社(MVNOという)のSIMを入れる手法が広まる可能性がある。そのことによって、毎月の料金は3千円~5千円ほど下げられる。
- もともとロックの無いSIMフリー端末も既に家電量販店に売っている(SIMフリー端末は既に特別なものではありません)。
- 現状の端末でも格安SIMをロックを解除しないでも使える。
(ア)ドコモ端末は、ほぼ格安SIMに変えられる
(イ)au端末は相性問題がある
(ウ)ソフトバンク端末は現状、格安SIMには変えられない
個人的な意見も追加させると
(1)教室に通われているシニア世代の方にとって、月々7000円程度の料金は高すぎる
(2)その一方、ここ数年で情報の伝わり方が大きく変わってきた。パソコンだけでなくスマホやタブレットも持たなければ入りづらい情報が増えてきたのです。
先の大震災の時に痛感したことがあります。あの時、最新の情報(代表的な例は計画停電ですね)がどこから伝わってきたか? テレビでもラジオでもありませんでした。インターネットを見られることが当たり前のように、情報が流されたのです。シニア世代の実態とは別に、世の中の情報の伝達がなされたのです。
インターネットが見られない方が陸の孤島の状態になり、不安な日々を送っていた事例を多く目の当たりにしました。
次に大きな災害が起きた時には、スマホ、タブレットを使っている方と、そうでない方の情報格差は非常に大きくなることが、容易に想像されます。単なる流行りものとしてではなく、適切な情報を得るためにシニア世代こそスマホ・タブレット持つべきと思うのです。(もちろん、その中で楽しみが増えればなおさら嬉しいですよね)
(3)そこで、できるだけ月々の負担が少なくスマホ、タブレットを持てる有効な方法が「格安SIM」 と言う訳です。
万人にお勧めできる無敵の方法ではありませんが、メリット、デメリットをわきまえて使えば、教室においでになっているシニア世代にとって、メリットの方がはるかに大きいと思います。
この記事にピンと来た方はぜひ教室にお問い合わせ下さい。現在「SIMフリー講座受講生」を募集しております。
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長文失礼しました。