先日、古本屋で見かけて気になったので、図書館で借りた(買えよ。)「アーニーの戦争(JICC出版 1990年刊)」。
第二次世界大戦中、アメリカ軍の従軍記者として北アフリカ、シチリア、イタリア、フランス、太平洋と取材したコラムニスト、アーニー・パイルのベストコラム集なのだが・・・
これがもう、素晴らしい。戦意高揚という点を差し引いても、描写のリアルさ、人間に対する視線などなど、本物の戦争をリアルタイムで見て、伝えた記者の崇高さを感じさせる。
どのエピソードも素晴らしいのだが、中でも良かったのが「トミー・クレイトン一等兵」のエピソード。37歳の一等兵でBAR自動小銃が持ちたいばかりに昇進を断り、ライフルの銃弾の方が銃声より早いことからドイツ軍の狙撃兵(実は東グルジア兵で、米軍は日本兵だと思ったというオマケがつく。)を見つけ出し、撃ち殺したという歴戦の勇士。(しかも、取材を受けた後まもなく戦死する。)一文一文がリアルで、恐ろしいばかりの臨場感があるのだ。
歴史や軍事に基礎知識がないと分からない部分も多いが、一読して損はない本。(買えよ。)
第二次世界大戦中、アメリカ軍の従軍記者として北アフリカ、シチリア、イタリア、フランス、太平洋と取材したコラムニスト、アーニー・パイルのベストコラム集なのだが・・・
これがもう、素晴らしい。戦意高揚という点を差し引いても、描写のリアルさ、人間に対する視線などなど、本物の戦争をリアルタイムで見て、伝えた記者の崇高さを感じさせる。
どのエピソードも素晴らしいのだが、中でも良かったのが「トミー・クレイトン一等兵」のエピソード。37歳の一等兵でBAR自動小銃が持ちたいばかりに昇進を断り、ライフルの銃弾の方が銃声より早いことからドイツ軍の狙撃兵(実は東グルジア兵で、米軍は日本兵だと思ったというオマケがつく。)を見つけ出し、撃ち殺したという歴戦の勇士。(しかも、取材を受けた後まもなく戦死する。)一文一文がリアルで、恐ろしいばかりの臨場感があるのだ。
歴史や軍事に基礎知識がないと分からない部分も多いが、一読して損はない本。(買えよ。)