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Saigonへ

だんだん日本人に見られなくなっていく

2013-05-06 | 日記

 こちらに来た当初、観光客で賑わう中心部を歩いていると、「ニャット」(日本人)と声をかけられ、どうして話もしてないのに日本人とわかるのか不思議でならなかった。そういえば、ベンタイン市場の売り子さんは、相手が欧米人だと英語で話しかけ、韓国人と想像するとハングルで話しかけ、私が通りすぎようとすると「いらっしゃいませ」と言う。本当に不思議な光景にびっくりしていた。欧米人は見た目からまったく違うのでわかるとして、なぜ、韓国人と日本人の区別ができるのか。

 これはさておき、「だんだん日本人に見られなくなっていく」というお話。外食するときはできるだけ、一度も入ったことがない屋台を探している。今朝入った屋台でのこと。席に座り、隣の人が食べているものを指差しで注文すると、そのお客さんが「台湾人か?」と英語で聞いてくる。その人はホーチミンに妻や子供を残し、アメリカ・コロラド州で飲食店を経営していて一時帰国中とのこと。私が「いいえ日本人です」と言うと「そうか」といった顔。

 現地に一ヶ月暮らし、だんだんと東南アジアの人になって行くような気配がする。

 今朝の屋台。店先の歩道上で奥さんが豚肉を焼いている。

ご主人が目玉焼きを作り、ごはんをよそおってコムのできあがり。大根と人参のなます、きゅうり、トマト、もう一品のっかっているのがわからない。これで26000ドン(122円)。

 

 

 

 


日本語を勉強しているベトナムの若者

2013-05-06 | 日記

 中心部1区のサイゴン大教会の近くにある「文化会館」で毎週日曜日の午前中に、ベトナムの20~30代の若者が日本語を勉強しているという。講師は旅行でホーチミンに立ち寄ったとか、ホーチミンで駐在員をしている人とか、リタイアして現地で生活している人など、日本人ネイティブであれば誰でも大歓迎といったもの。16年前から続いていて、日本人ネイティブが多くいる時は、ベトナム人若者も多く来るが、日本人ネイティブが少なくなるにつれて、ベトナム人も少なくなるという。ベトナム人の若者の中には日本人と話がしたくてたまらない人が多いという。

 今日はベトナム人が30人近くいて、日本人は私を含め6人。他の5人は、大阪でケーキ職人をしていたというYさん夫妻、群馬出身のAさんと、出身は聞かなかったYさん、駐在員のIさん。このなかではAさんが一番古く3年前からこのボランティアをしているという。昨年は一時日本人が1~2人になったという。ベトナム人の世話人によると、以前は文化会館の教室を借りていたが、賃料が高く払えなくなったので、現在は2階の渡り廊下に椅子を並べて会話の練習をしている。

 男女の比はほぼ同数といったところか。今日初めて来た私の椅子を囲んで7人のベトナム人男女。女子大生、日本企業(電線関係)に勤務している男性、福岡市博多区のIT会社に9ヶ月間勤めていたという女性など。

 渡り廊下での会話練習も午後からは別のサークルが使うので、会館内にある食堂に場所を移動しておしゃべり会。若い人とおしゃべりするのはとても楽しい。他の日本人ボランティアもきっと、自分が楽しいから来ているじゃないかな。