四年ぶりのひさしぶり

　今日はようやくとれた夏休みでした。今年は夏のバーゲンに行きそびれていたこともあり、滋賀県の三井アウトレットパークに行き、その後、近江八幡のたねや&クラブハリエの本店でお土産を買って、日帰り温泉を満喫して帰るという買い物、食、温泉という三大レジャーを満喫してきました。
　サンデーはお買いものポイントの三井アウトレットパーク内のファミリーマートで購入しましたが、アウトレット価格ではありませんでした（当たり前だ）。


　それでは以下は確かに鹿の美味しいさはデリカシーを凌駕するよねと納得した今週のサンデーの感想です。

　
　今週から二週間はまじ快、ということで最初から『名探偵コナン』の怪盗キッドではなく黒羽快斗が前面に出てました。GODのこういう使い分けは上手だなあと思いつつ読んでいるこちらも一気にまじ快モードに突入です。
　謎のメッセージとおっさん達の集いで否が応でも緊張感が高まりつつも、ボスの斜め上をいくトンデモ推理がちょっとお茶目です。GODって女心を描くのはアレだけどおっちゃんキャラを魅力的に描く才能は天才的だと思います（念のため言っておきますが、全力で褒めてます）。
　そして久しぶりの紅子ちゃんの登場！すっかり人間が円くなってキッドが心配で仕方がない感じですが、そこはやはりツンデレ魔女様の魅力は健在です。快斗の行動に呆れつつ怒りつつ心配しつつ、そっけなく警句を口にして退場…というのがまた良いですね。哀ちゃんとはまた違うタイプの魅力的なキャラです（紅子ちゃんは9月24日のアニメにも登場だそうで、こちらも嬉しい限りです）。

　でいよいよ謎のトンデモ会長と対決するキッドと過去の因縁が絡んだところで今週はここまで。まさか盗一パパまで出てくるとは思わなかったので、予想以上な豪華なキャラは嬉しい限りで来週が楽しみです。


　……というところまではまじ快ファンとしての単純な感想です。しかしキッドが登場するコナン読者としては今回のこのタイミングでのこの話というのには甚だ疑問を持たざるを得ません。
　これはGODというよりもむしろ編集者のセンスの問題かもしれませんが、言いたいことはただ一点。
　なぜ龍馬の短銃事件の前に今回の怪盗淑女の話を持ってこなかったのか？
　ということです。龍馬の短銃事件を見てしまっている以上、読者は怪盗淑女の正体が分かっているわけで、さらにこのストーリーが快斗の両親の出会いの話だと言うことは明白ですし、この後の二人がどうなるかも後編の前に知ってしまっています。しかしもしも怪盗淑女が謎の美女のままであればこの話はもっと面白く、来週が本当にもっと楽しみになっていたかとおもうと残念でなりません。
　さらに龍馬の短銃事件は物語の根幹がキッドとコナンの対決であるため、読者が怪盗淑女の正体を知っていてもそれほど問題がないだけに、もう少し今後の展開等を考えた進行をお願いしたいです。元が面白いだけに全く残念でなりません。