先日も書きましたが、『劇場版空の境界・未来福音』を見てきました。そしてその主題歌CDのアレルヤ通常版を買ったわけです。正直、最初にCDの商品概要を見た時は通常版(1300円)で良いかあ、と思っていたんですよ。それが気が付けば我が家にはアレルヤ(期間生産限定アニメ盤)があるという不思議な現象が起こっているのです。
というわけで「このCDの感想は当然、覚さんが書かなきゃ!」という強い押しがあったこともあり、私がCDを二枚も買うことになった経緯を映画の感想とともに書きたいと思います。映画については遠慮なくネタバレしていますから、未見の方はご注意願います。
今回はCDを手に入れるよりも映画館で聞いた方が早かったんですが、CDはタイトル曲の「アレルヤ」そして「dolce」の順なんですが、上映は「dolce」が主題歌の『extra chorus』の方が先でした。この作品は三つの短編のオムニバスになってるんですが、一作目は式が黒桐君から猫を預かる話、二作目は「痛覚残留」浅上藤乃のその後の物語、三作目は一作目から繋がる大晦日のストーリーとなっています。
一作目の話は猫は可愛いし、式はツンデレで可愛いしついでに黒桐は相変わらず鈍いし…とニヤニヤしながら見てました。
二作目はこの「空の境界」という作品の中で一番完成度が高いとおもっている「痛覚残留」であり、ゲストキャラとしては私が最も好きな浅上藤乃の話なので楽しく見てました。藤乃がちゃんと前向きに生きてて良かった~とほのぼのとして見てました。
三作目は大みそかに二年参りに行く式と黒桐の話が中心で、一作目の猫が黒桐実家に引き取られた話などをしながら式と黒桐君が歩いていくんですが、これがもう何というか甘い甘い。ちょっとこんな破壊力のあるツンデレしかも不意打ちありですか!!ともうその場に転がる勢いで甘々な話なんですよ。はっきり言ってもうお前ら全力で爆発しろと私など明らかにニヤニヤするただの不審者状態でした。
最後に黒桐が式に連れ出されて怒った鮮花だ寮で待つ浅上藤乃と瀬尾ちゃんという構図がなんとも言えず幸せで、そこに全てのキャラの上にその日常を祝福するかのように雪が降ってくるという雰囲気満天な演出で、オマケのオムニバスとは馬鹿に出来ない良い作品でした。
そしてその幸せな映像の後にしっとりと流れる「dolce」。このあたりでコーラス好きの私は完全に撃沈ですよ。みんなが幸せになれば良いなあ、と心からそう祈りたくなるような、この作品のキャッチコピーは「キミに、幸あれ―」なんですが、まさにその通りの曲でした。優しく讃美歌のようなメロディに歌姫三人の軽やかでいて深いコーラスがしみいります。これこそまさに天使の歌声ですよ!!物語は大みそかなのにクリスマスの歌だけど、そんなことは気になりません。ただただ聞いていて耳から幸せになれるような曲でした。文句なしに好きな、そしていつか絶対に生で聞きたい歌姫三人はこの曲をどんな風に聞かせてくれるのかが楽しみで楽しみでしかたがない、と思います。
次にタイトル曲になっている「アレルヤ」ですが、こちらは映画の本編「未来福音」のテーマソングになっています。このシリーズの中でも珍しく明るいこの作品ですが、それは元のシリーズのテーマが「過去を重ねた上にある自分」であることに対して「未来の中にある希望」だからだと思います。この作品では未来が視える二人のキャラクターが出てきますが、二人の違いを踏まえた上で主人公の式が「未来は決まっていないからこそ無敵なんだ」と言います。そしてこれがこの作品の結論なんでしょう。レギュラー、ゲストといろんなキャラクターが出てきますが、今回は一律に彼らは未来をみてそしてその先に希望を見出していくからこそ、「過去を積み重ねた自分をいかに受け入れるか」を追い求めた元のシリーズの回答であり、そして過去と現在を受け入れた先にある未来という救済を全てのキャラクターに示したラストだったと思いました。
そして「アレルヤ」はそんな作品の主題歌に相応しい。「dolce」が全ての人に祝福をの願う曲だとすれば、この「アレルヤ」は大切な人の未来を祈る曲です。曲の歌い出しの
未来は君に優しいだろうか
この言葉がこの曲の全てだと言う気がします。誰かが大切な人の(この作品の場合は黒桐が式にでしょうが)未来に向けて、これまでの過去と現在を知っているからこそこの先の未来は「優しい」ものであってほしいという祈りなんだろうなと。
最初から一貫してメインを歌うのは私の一押しKEIKOさんなわけですが、力強い真っ直ぐな声が何よりもこの歌詞にあってます。こういうのは意志のある声とでも表現すれば良いんでしょうか、この声の先に未来があるんだなあと思える歌声が素晴らしいです。そしてその声に続くコーラスがまた良いんですよ。女神のコーラスが先にある未来は絶対に「優しい」ものなんだよと照らしてくれているんです。この曲のただ明るいというわけじゃなくて、先を示してくれている感じが私はすごく好きです。この曲を聞いていると色んな物語が浮かんでくるような気がします。
最初に映画館で聞いた時は「dolce」の多重コーラスの破壊力に思いっきりやられたんですが、「アレルヤ」は回数を重ねるごとに好きになっていく曲ですね。どちらも方向は違いますが幸せな気分になる曲でした。正直なところ私としてはここのところ買い込んできたCDの中では一、二を争うお気に入りなりそうです。
で、そんな幸せ気分で聞いていたらこのCDにはkalafinaの昨年のクリスマスアコースティックライブの音源が入っているんですよ。アコースティックということはコーラスがいつも以上に素敵なわけです。そして私は多重コーラスが大好物!!!しかも前の二曲で思いっきりテンションが上がっているところにその多重コーラスが素敵な曲を聞かせてくれるとなると思いっきりこれに耳がハマってしまうのも仕方がないというものです。最初にかった通常盤に入っているのは二曲、そして期間限定盤にはこれとは違う音源が二曲入っている…聞きたい!!もっとアコースティックなヤツが聞きたい!!!女神の声を素晴らしいライブ音源で聞きたい!!!!!
というわけで期間限定盤も買っちゃいました。
今まで本に関しては「掲載作品が追加されてるから~」とか「解説がこの人だから~」と同じ作品を単行本と文庫本両方買いというような暴挙に出たことはありました。しかしCDに関してだけはしたことが無かったのに、今回はもう我慢できませんでした。全くダメな大人です。でもね……
全く後悔はありません!ええ買って良かったですとも!!!
というわけで今回もさらなる深みにはまりつつ、新たな幸せを手に入れた私の未来に幸あれ!アレルヤ!!(笑)
というわけで「このCDの感想は当然、覚さんが書かなきゃ!」という強い押しがあったこともあり、私がCDを二枚も買うことになった経緯を映画の感想とともに書きたいと思います。映画については遠慮なくネタバレしていますから、未見の方はご注意願います。
今回はCDを手に入れるよりも映画館で聞いた方が早かったんですが、CDはタイトル曲の「アレルヤ」そして「dolce」の順なんですが、上映は「dolce」が主題歌の『extra chorus』の方が先でした。この作品は三つの短編のオムニバスになってるんですが、一作目は式が黒桐君から猫を預かる話、二作目は「痛覚残留」浅上藤乃のその後の物語、三作目は一作目から繋がる大晦日のストーリーとなっています。
一作目の話は猫は可愛いし、式はツンデレで可愛いしついでに黒桐は相変わらず鈍いし…とニヤニヤしながら見てました。
二作目はこの「空の境界」という作品の中で一番完成度が高いとおもっている「痛覚残留」であり、ゲストキャラとしては私が最も好きな浅上藤乃の話なので楽しく見てました。藤乃がちゃんと前向きに生きてて良かった~とほのぼのとして見てました。
三作目は大みそかに二年参りに行く式と黒桐の話が中心で、一作目の猫が黒桐実家に引き取られた話などをしながら式と黒桐君が歩いていくんですが、これがもう何というか甘い甘い。ちょっとこんな破壊力のあるツンデレしかも不意打ちありですか!!ともうその場に転がる勢いで甘々な話なんですよ。はっきり言ってもうお前ら全力で爆発しろと私など明らかにニヤニヤするただの不審者状態でした。
最後に黒桐が式に連れ出されて怒った鮮花だ寮で待つ浅上藤乃と瀬尾ちゃんという構図がなんとも言えず幸せで、そこに全てのキャラの上にその日常を祝福するかのように雪が降ってくるという雰囲気満天な演出で、オマケのオムニバスとは馬鹿に出来ない良い作品でした。
そしてその幸せな映像の後にしっとりと流れる「dolce」。このあたりでコーラス好きの私は完全に撃沈ですよ。みんなが幸せになれば良いなあ、と心からそう祈りたくなるような、この作品のキャッチコピーは「キミに、幸あれ―」なんですが、まさにその通りの曲でした。優しく讃美歌のようなメロディに歌姫三人の軽やかでいて深いコーラスがしみいります。これこそまさに天使の歌声ですよ!!物語は大みそかなのにクリスマスの歌だけど、そんなことは気になりません。ただただ聞いていて耳から幸せになれるような曲でした。文句なしに好きな、そしていつか絶対に生で聞きたい歌姫三人はこの曲をどんな風に聞かせてくれるのかが楽しみで楽しみでしかたがない、と思います。
次にタイトル曲になっている「アレルヤ」ですが、こちらは映画の本編「未来福音」のテーマソングになっています。このシリーズの中でも珍しく明るいこの作品ですが、それは元のシリーズのテーマが「過去を重ねた上にある自分」であることに対して「未来の中にある希望」だからだと思います。この作品では未来が視える二人のキャラクターが出てきますが、二人の違いを踏まえた上で主人公の式が「未来は決まっていないからこそ無敵なんだ」と言います。そしてこれがこの作品の結論なんでしょう。レギュラー、ゲストといろんなキャラクターが出てきますが、今回は一律に彼らは未来をみてそしてその先に希望を見出していくからこそ、「過去を積み重ねた自分をいかに受け入れるか」を追い求めた元のシリーズの回答であり、そして過去と現在を受け入れた先にある未来という救済を全てのキャラクターに示したラストだったと思いました。
そして「アレルヤ」はそんな作品の主題歌に相応しい。「dolce」が全ての人に祝福をの願う曲だとすれば、この「アレルヤ」は大切な人の未来を祈る曲です。曲の歌い出しの
未来は君に優しいだろうか
この言葉がこの曲の全てだと言う気がします。誰かが大切な人の(この作品の場合は黒桐が式にでしょうが)未来に向けて、これまでの過去と現在を知っているからこそこの先の未来は「優しい」ものであってほしいという祈りなんだろうなと。
最初から一貫してメインを歌うのは私の一押しKEIKOさんなわけですが、力強い真っ直ぐな声が何よりもこの歌詞にあってます。こういうのは意志のある声とでも表現すれば良いんでしょうか、この声の先に未来があるんだなあと思える歌声が素晴らしいです。そしてその声に続くコーラスがまた良いんですよ。女神のコーラスが先にある未来は絶対に「優しい」ものなんだよと照らしてくれているんです。この曲のただ明るいというわけじゃなくて、先を示してくれている感じが私はすごく好きです。この曲を聞いていると色んな物語が浮かんでくるような気がします。
最初に映画館で聞いた時は「dolce」の多重コーラスの破壊力に思いっきりやられたんですが、「アレルヤ」は回数を重ねるごとに好きになっていく曲ですね。どちらも方向は違いますが幸せな気分になる曲でした。正直なところ私としてはここのところ買い込んできたCDの中では一、二を争うお気に入りなりそうです。
で、そんな幸せ気分で聞いていたらこのCDにはkalafinaの昨年のクリスマスアコースティックライブの音源が入っているんですよ。アコースティックということはコーラスがいつも以上に素敵なわけです。そして私は多重コーラスが大好物!!!しかも前の二曲で思いっきりテンションが上がっているところにその多重コーラスが素敵な曲を聞かせてくれるとなると思いっきりこれに耳がハマってしまうのも仕方がないというものです。最初にかった通常盤に入っているのは二曲、そして期間限定盤にはこれとは違う音源が二曲入っている…聞きたい!!もっとアコースティックなヤツが聞きたい!!!女神の声を素晴らしいライブ音源で聞きたい!!!!!
というわけで期間限定盤も買っちゃいました。
今まで本に関しては「掲載作品が追加されてるから~」とか「解説がこの人だから~」と同じ作品を単行本と文庫本両方買いというような暴挙に出たことはありました。しかしCDに関してだけはしたことが無かったのに、今回はもう我慢できませんでした。全くダメな大人です。でもね……
全く後悔はありません!ええ買って良かったですとも!!!
というわけで今回もさらなる深みにはまりつつ、新たな幸せを手に入れた私の未来に幸あれ!アレルヤ!!(笑)
「後悔なんて、あるわけない By 美樹さやか」
ですね@爆
素敵メロディを聞きながら
「私いま、最高に幸せだよ」
と呟いています(笑)