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いつだって明日はいい日

来客

滅多に来客のない家だ。
他人が家に入るのを好まない。
友人が遊びに来ることもあまり無い。住宅地だから車を置く場所とか面倒なのだ。
姉ならば強引に庭に車を詰め込むが、慣れない人にはちょっと難しい。

散らかり放題の家、たまには来客があったほうが片付けるのだがね😅

初彼岸、もう弔問客も無いだろう。仕事で留守なのでお寺さんも家は予定外になったようだ。
仏壇の掃除しただけで気を抜いていたら思いがけない人から電話があり…「お葬式に行けなかったからお線香をあげさせてほしい」とのこと。
うわ〜💦正直なとこ来てほしくないんだ😞今更のこと、義理とか昔ながらの慣習は気にしないのだよ。
家の中を見られるのが嫌だし…
アレコレと理由をつけて阻止しようと試みたが押しの弱い私は簡単に負けた。

あぁ、気が重い⤵
兎に角、玄関から仏間までを片付けねば!
散らかったコタツ周り、コタツをテーブル式に入れ替えるのが大騒ぎ💦押し入れ掃除にまでなってしまった。
室内に置いているロードバイク2台は奥の部屋に隠し、玄関の怪しいギアも2階に隠す。
壁に飾った押しのポスターやらツーショット写真も隠す💦
体調悪い中、ちょっとづつ前日にはまあまあ整った。
いつもこうなら良いんだろうけどね、これじゃあ使いづらさもあるのよね。

彼岸明け、夜に来客がやってきた。
夜でないと私が帰って来れないから。
50年ぶりくらいに来たらしい、ってか、来たことあったん?私は全く記憶が無い。
会えば会ったで話しはするのだが…緊張するのだよ、機嫌を損ねないように。
母は言いたいこと言うから相手の機嫌を損ねて気まずい事が多かった。
お互いに歳を取り、親を億り親戚縁者も少なくなった。
後を継いだ苦労がそれぞれにある。
わだかまりはなく、無難な会話。
1時間ほどで来客は帰っていった。
時代(世代)が変わったんだなぁ…つくづく思う。
田舎でもいつまでも古い慣習に囚われていたら生活が成り立たない。
良くも悪くもパーソナル、個人主義。
他人は勝手なことを言うが、生活とか将来の保証まではしてくれない、マスコミみたいなもんだ。
子供の頃が全て良かったとは言えない。
お互いにこれからは自分の為に悔いなく生きていこう。
気が重かったが会えて良かったかな。
先方も線香あげれば肩の荷が降りただろう。
わざわざ来てくれてありがとう。


通勤路からの風景、観音山。
『白衣観音 慈悲の御手』
山が桜色に染まるまでもう少し。
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