日南娘(ひなむすめ)

宮崎をアピールできたらいいな

自然体で生活していきたいなーー。
      

「明日に架ける橋」

「500マイルも離れて」

航空券の予約・案内センター

2010-05-31 16:42:38 | Weblog

 

航空券の予約・案内センターの問い合わせは、

有料になったんですねーー。

いつも、ネットで購入してるから、電話することがなかったもんだからびっくり。

実は、今度上京するにあたり、6月28日までの有効期限のオープンチケットで

予約しようとしたけれど、ちょっとミスして訂正の仕方を聞こうと時刻表をみて

びっくり。

なんと有料になってましたー。

1月4日からだそうです。

電話ですぐ済むかどうかわからないので、解約して初めから予約しましたけれどね。

そうですね。

私みたいなちょっとしたことで、うだうだ電話されたんじゃ、たまったもんじゃ

ありませんよね。

かなりの経費削減になるんじゃ?

 

ちなみに、私は、6月3日に上京しますのでしばらく更新できません。

6月半ばに予定してたのですが、思うところあって、3日に変更です。

一応2週間ぐらいの予定ですが、帰りのチケットはとってないので

延びるかもーーー。

もちろん、居心地が悪けりゃ、すぐ帰ってきますよ。

でも、そんなことはありえませんけどね^^^^

でも、むこうのスーパーに行くのが今から楽しみです。

 

宮崎の物産、頑張ってくれてるといいなーーー。

 

 

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赤松農相、来県。

2010-05-31 09:25:56 | Weblog

 

昨日、赤松農相が来県しました。

なんか、口だけの謝罪にみえました。

でも、記者会見では、涙目になってましたねーー。

これは、ほんまもんの涙だと思いたいです。

 

 

鳩山首相も来県するかも?ですって。

何を今更って感じです。

鳩山さんが来県されて、何が変わるんでしょう?

私は、むしろこれから野党になった福島党首に期待したいです。

今までは、一応身内だったので、強く出れなかったと思うんですよ。

これからは、昔の福島さんを取り戻して、バンバンやってください。

最近の福島さんは物足りないですねー。

答えも一辺倒でおもしろくない。

福島さん、期待しています。

 

 

宮崎日日新聞より

 

         『作業どれほど大変か』

 

赤松農相は、殺処分される種雄牛「安平」の生みの親でもある永野正純さん宅を

訪問。

「私たちは、(発生地域とは)川を挟んでおり、1頭の擬似患畜も出していない。

感染拡大を防ぐため、補償金額の提示もないままワクチン接種を受け入れた。

埋却地の確保や再建までの生活費、経費は国の責任で十分な支援を」と求めた。

西都市に避難している種雄牛5頭に関しても、「5頭がいなくなると経営を再建する

意欲がなくなる」と訴えた。

赤松農相は「全力で対応に当たる」と応じたが、口蹄疫対策について「反省する

ところは全くない」、49頭の1頭に感染疑いが出た際には「だから早く殺せって

言ってるのに」と述べるなど、農家の感情を逆なでしてきた経過がある。

ある男性は「今回の訪問で私たちの気持ちを理解し、本当に頑張ってくれるのか

わからない」と信じ切れない様子だった。

また、東知事との会談で、週内に擬似患畜の殺処分、埋却を終えるよう求めた

ことに反発の声が上がる。

連日、埋却作業に従事する川南町職員は「暴れる牛と豚を追いやって殺処分

するのがどれほど大変か大臣はまったく分かっていない。経験とコツが必要で

誰でもできる作業ではない」と憤る。

新富町役場では、町長が「農家は涙を流し(ワクチン)注射するんです。

農家の訴え、この思いをしっかり受け止めてください」と涙ながらに農家の

思いを代弁した。

 

               -   以上   -

 

 でも、FAOの調査チームのことどうなってるんでしょうかねーー。

少しは、進展してるんでしょうか?

国や県だと責任を押し付けあってもしかたないので

第三者にはいってもらうのがベターだと思います。

 

なんか最近の報道、完全に宮崎が悪者になってなーーい?

くやしいよーー。

 

 

 

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記者さんのコラム

2010-05-30 20:44:30 | Weblog

宮崎日日新聞の都農支局の記者さんのコラムです。

まさかこんなに長引くとは予想もしなかったでしょうねーー。





4月24日

畜産の町が揺れている。都農、川南両町で口蹄(こうてい)疫に感染、あるいは感染した

疑いがある牛が見つかった。宮崎市などで92年ぶりにウイルス感染が確認され、畜産王国

宮崎に衝撃が走った2000年。あれから10年、再び“見えない敵”が農家を苦しめて

いる。低迷が続いていた市場価格がようやく上向き始め、経営の立て直しに明るい兆しが

見えてきた矢先の事態。牛を失った落胆、感染拡大の不安、出荷停止による経営難…。

心情を思いやると、どう声を掛けていいものか。心のよりどころの一つとしては、

公的支援の投入と思う。国は10年前、発生から約2週間で緊急支援のめどを付けた。

迅速な対応を期待したい。(鳥)







5月1日

発生から10日が過ぎても、一向に終息の糸口が見つからない。

川南、都農両町の畜産農家を苦しめている口蹄(こうてい)疫。

特に川南町では連日のように感染疑いが確認され、その憎き敵はついに豚にも侵入した。

豚の体内でのウイルス増殖力は牛と比べて100〜千倍とされ、防疫態勢が充実している

県畜産試験場での発生も一般農家にとっては脅威だろう。農家の心が折れかねない中、

力強い動きもある。生活にも不便を強いられているであろう農家を支えようと、

町民の間で「自分たちに何かできることがあれば」という、機運が高まっていることだ。

総力戦で立ち向かえば、必ず明るい光が見えてくるはずだ。(鳥)








5月8日


蹄(こうてい)疫発生から20日。関係者の懸命な防疫処置をあざ笑うかのように感染が

広がり、農家の精神状態は限界に近い。現在の心境を将来や健康面の不安と併せ、こう口に

した。「憤りを感じる」。怒りの矛先は対応の鈍い国だ。

支援策はいまだ融資枠拡大などわずかで、農家を元気づける政策はない。

政府要職らが来県し、関係団体は再三要望書を提出しているが、農家の切実な思いは

響いていない。本県の農業産出額は全国5位で、中でも畜産は肉豚2位、肉牛3位。

日本の食卓を担う食糧基地を尾鈴地域はけん引している。


国は真摯(しんし)に受け止め、行動に移しているのか。危機意識の欠如と思えて

ならない。(鳥)






5月15日

「だめやったわ」。赴任以来、仲間として輪の中に迎えてくれ、幾度も焼酎を酌み

交わした友も口蹄(こうてい)疫ウイルスに敗れた。「すべて殺さんといかん」。

電話口では気丈に振る舞っていたが、悔しさや怒り、悲しみは計り知れない。

川南町や都農町で今、連日のように悲惨なドラマが起こっている。

小欄だけでも「明るい話題を」と思うが、一人でも多くの人に「現場」を知ってほしい。

家族同然で育ててきた農家の思い、本来の役目を果たせず旅立つ家畜たちの哀れさ…。

本紙緊急連載では多数の農家に協力を仰ぎ、「今」を伝えている。

地元紙だからできることはまだまだあるはず。全力で応援していきたい。(鳥)








5月22日

「ちまちましてもしょうがない。どばっと」。口蹄(こうてい)疫終息に向け、

ワクチン投与の方針を固めた直後、農林水産大臣はこう語った。この1カ月、

発生現場にいる記者として財産を失った多くの友人や知人の涙、悔しさ、怒りに間近で

触れてきた。その農家の悲痛な叫びを、重く受け止めているとは到底思えない軽々しい

口調に憤りすら覚えた。農政の最高責任者だ。これまで農家と真正面から向かい合って、

心から思いやる言葉が一つでもあっただろうか。「国の金でやり文句がでることはない」と

も述べた。補償さえすれば事なきを得るとでも考えているのだろう。

計り知れない心の傷を癒やすのもトップの責任だ。(鳥)






5月29日

「母牛をわが子同然にかわいがり、子牛たちの誕生が楽しみだった。無念やが」。

ある高齢農家の声が寂しさに震えていた。牛飼いを始めて50年あまり、わずか数頭の

母牛に囲まれ、産まれてくる子牛たちの“出世”を切に願いながら泣く泣く市場へ送り出

して生計を立ててきた。お年寄りにとって唯一の生きがいだったという。

政府が口蹄(こうてい)疫のワクチン投与を始めた日、くしくも新たな命が誕生した。

「もう来年はないっちゃね」。心の中にぽっかりと空洞ができたかのように、しんみりと

話していた。同じような思いで牛や豚を養ってきた高齢農家が数多くいる。

生きがいを失った今後が気掛かりでならない。(鳥)





 
今を何とか乗り越えてください

早く笑顔が戻る日を待ってます。


でも、正確な感染経路の解明が進展してないなーーー






恐ろしい事実。

2010-05-30 09:22:51 | Weblog

 

 皆さん、知ってました?

 

   http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2010/05/420371537abl5-4.html

 

いやー、びっくり!

と同時に、やっぱり。

 

 

政権与党支持45%、中立47%、自民支持8%。

上の数字は、政権交代後に県歯科医師連盟が行ったアンケート結果です。

中立が47%も。

私は、医師会とかは、どっちかに傾くもんだと思ってました。

やはり自民にたいしての義理があり、揺れてたんですねーーー。

でも、次回ははっきりするでしょ。

社民も、今度民主から出馬する元全国紙記者渡辺創氏の「支援」を決める

予定だったけれど、福島さんが28日に罷免され、政権離脱も視野に入ってきた

ことから、支援が先送りになりましたよー。

 

ほんとに、今度の参院選で

     「どげんかせんといかん」

 

 

 

 

 


牛肉が半額で。。。。。。

2010-05-29 19:47:55 | Weblog

 

  あるスーパーのチラシ。

  「牛がかわいそうです。

   せっかく、皆さんに食べてもらうために、

   ○○牧場で育てていたのに!! 」

   口蹄疫感染疑いが確認されて1ヶ月あまり、発生場所より半径10km以内の

   牛・豚は全頭ワクチンを打って殺処分となりますが、まだまだ口蹄疫が

   防止できたのか確証はありません。

   ○○牧場の牛達も田野(注・地名)あたりで感染疑いがでたら殺処分されて

   しまいます。

   せっかく皆様に食べてもらおうと心をこめて育てた牛達です。

   幸いにもまだまだほど遠い場所での感染疑いですので、安心安全な

   今のうちに○○牧場和牛をいっぱい食べてください。

       - 以上 -

 

私が、今朝、珍しく開店前にスーパーにいった。

お酢、1本を買うために。

そこへ、私と似たような年齢の人が、「今日は牛肉あっちこっちで安いよね?」

「えーー、ほんと?」

私は、最近チラシはみてなかったので、びっくり。

なんでも、その人は、子供たちに送ってやるんだと、スーパーのはしごを

してた。

たまたま、最初に行ったスーパーでステーキ用がかなり安かった。

思わず、私も手が伸びて、二人でほとんど買い占めてしまった。

すぐ、「完売」の札がーーー。

悪いことしたなーと反省してます。

だって、すぐ、奥から新しくお肉がでてくると思ったんだもん。

 

そこで、いったん、家に戻り、また、別なスーパーへ。

チラシのスーパーです。

ここのお肉はおいしいですよ。

日替わりみたいで今日の半額の品は「ロース焼肉用」。

5パックしか残ってなかった。

買い占めました。

 

すぐさま、サランラップで包みジッパー付きのフリーザーバックにいれて、

子供たちのところへ送りました。

 

今日は、ゆとりある一日が過ごせそうだとおもってたのに、

かなりバタバタしました。

お肉安くなるのはうれしいけれど、パートさんなんかのお給料に

響かなきゃいいんですけど。

知り合いが働いています。

 

私が、思うに、「消毒してください」の文字が小さいようなーーー。

もっと大きくしてくださいよ。

 

 

 

 


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「家族同然なのに…」 ワクチン接種納得できず

2010-05-29 19:47:20 | Weblog

 

 宮崎日日新聞より

 

西都市の和牛繁殖農家の50代男性は、28日までワクチン接種を拒んでいる

農家の一人だ。

対象農家でほぼ接種が完了する中、気持ちの片隅にその覚悟はある。

ただ、何の説明もなく突然、家族同然の牛がその後に殺処分される無念さ―。

それをまだ受け入れられない。

その思いを伝えたくて、25日、本紙に電話を入れた。

県の28日の発表によると、27日までに1006戸12万4877頭で接種を終了し、

拒否している農家は12戸508頭となった。

「24日夜、西都市の対策本部から電話がありました。

仲間の農家から前もって電話があることを聞いていたので、察しはついた。

こっちから『ワクチンのことですか』と聞くと、『明日行きます』と言われた。

死刑宣告みたいでした。

電話越しに一方的に言われても到底受け入れられません。

『前もって説明もなく、そんな話はできない』と興奮して言ってしまった。

かわいい牛たちの顔が浮かんだ。

20年間、盆も正月もなく、雨の日も牛の世話をしてきた。

それを考えたら、『明日、死刑になりますよ』と電話口で簡単に言ってほしくはない」

 翌25日、今度は個人的に知っている市長から電話があった。

 「市長が『どんげな感じですか』と遠回しに聞くので、『なんで私たちが犠牲に。

家族同然の牛が殺されるのはたまらないことです』と。

野菜だったら来年があるけど、牛は何十年もやって築き上げたもんですから」

 35歳の時に父親を亡くし、70代の母と2人で今の母牛19頭、子牛10頭の

規模にまで拡大させた。

「ここ2カ月は収入がありません。糖尿病を20年以上患っていて、本当は透析も

受けんといかん数値です。母は落胆しながらも『殺処分は仕方ない。

それより自分の体を心配して』と言ってくれます。

牛飼いを再開するために、十分な補償がないと病院代も出ないでしょう」

 市から26、27日は連絡がなく、28日午後に市長と市の幹部が直接訪ねてきた。

それでも首を縦には振らなかった。

27日には、それまで拒否していた近所の農家がワクチン接種に応じた。

 「悪いことはしていなくても、自分が迷惑を掛けていることは十分分かっているし、

このまま自分だけが免れんことも分かっていますが…」。

ワクチン接種の時は刻一刻と近づいている。

 

家族なんですね。

自分の子供と同じなんですよ。
 

でも、ワクチンを促す人も、

殺処分をする担当者もやり切れない思いですよね。

 

 

 

 

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バッジで農家応援

2010-05-29 16:42:45 | Weblog

 

宮崎日日新聞より

 

バッジで農家応援ネット販売 売上金寄付

 


 

 

バッジを着けて農家を応援しよう―。宮崎市内のITベンチャー企業5社は

31日から、口蹄疫被害を受けた農家支援のために「がんばろう!宮崎バッジ」を

インターネットで販売する。売り上げから経費を引いた額を募金。

発起人でアイコムティの水居徹社長は「少しでも農家に勇気を与え、日本中が

応援していると伝えたい。ネット販売なので、県外の人もたくさん購入してほしい」

と呼び掛けている。

 5社はアイコムティのほか、アヤウェブ、アラタナ、バッファローグラフィックス、

みやざき便.com。

21日に支援グループを立ち上げ、製作日程が短く、コストも安いバッジ作製を

決めた。

 バッジは3個1セットで1200円(消費税別)。

 直径3センチで牛や豚の絵入り。

緑、ピンク、多色の3種類があり「がんばろう!宮崎」などメッセージが

書かれている。

 1千セットを用意。

1セット売り上げるごとに経費を除いた843円が、県へ送られる。

支払いは基本的にクレジットカードのみ。

  問い合わせはみやざき便.comTEL0985(31)6388。

   ホームページアドレスはhttp://www.miyazakibin.com

 

 

これから夏に向かう折、帽子にちょこんと!

もち、ジーンズのポッケのもgoo。。。。

 布バックにもいいかも^^^^

 

 


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この情報、ほんとっぽいよねーー?

2010-05-29 02:40:38 | Weblog

 

ネットの書き込みから。

 

子牛輸入飼育している経営者でもある農水副相。

日本が清浄国であると中国から子牛が輸入できない、

ワクチン接種で清浄国解除。そして、同じ地域にいる他の牛豚より、

真っ先に種牛を処分させようとするとんでもないヤツ。


蔓延中の韓国から酪農研修生を無理やり招きいれた結果このパンデミックを

引き起こし、最初の感染症例を隠蔽して獣医のミスにしたD休S一郎。


消毒剤をK国C国に横流ししたO田外相


宮崎県の消毒剤を取り上げて備蓄用に岩手に回したO沢主席


支持者にだけ渡したK村H三郎(宮崎1区)


仕分けで関連法人を骨抜きにしたパフォーマンス集団


消毒剤の宮崎放出を拒否し権限を抱え込んだまま地球の裏側で遊んでいた

A農水相


野党の訴えに「お涙ちょうだいはいらないんだよ!」「金が欲しいのか」と言う

H本清仁

これら全員が政権与党民主党とは。

 

なんかうなずける項目ばかりーーー

 

 

 

 


ムッチーさんのお友達の日記の転載

2010-05-29 01:40:17 | Weblog

この記事は、ムッチーさんも最後に書かれていますが
転載されるときには間違った方向にもっていかないよう
にお願いいたします。



2010/5/28

           「友人の日記から転載です。」  
以前にも、友人の日記を転載したんですが

あまりにも、辛い日記だったので

数時間で、削除してしまいました。

でも、この日記に書かれてる事は現実にあった事なんです。

今でも、この様な事が起こってる現実・・・・

いつまで、続くかわかりません・・


この日記を読むなら最後までちゃんと読んで頂き

この日記を書かれた方の気持ちをご理解いただければ

ありがたいです、宜しくお願いします。







「殺処分」と簡単に言うけど・・・

 5月9日、とある養豚農場で働く友人に会うことができ話を伺うことが出来た。

 (もちろん、お互いに防疫対策を施したうえでだ)

口蹄疫感染の疑いが出て全頭処分が決定した農場である


彼は本当に豚さん達と真剣に向き合って肥育していて、口蹄疫問題が

発生するまでは、いつも面白おかしく豚舎での話を聞かせてくれていた。


「ちょっと巻き毛の母豚がいてな…俺には懐いてくれちょっちゃけどよ。

一度マジ切れしてさ、思いっきり拳で殴ったら、自分の手は怪我したのに母豚は

平然としやがってよ「ちくしょーー!(笑)」

ただ、こいつがさ、なかなか上手に水を飲めないやつでな、いっつも俺が

飲ましてやっててさ、時々、俺のひざに頭をのっけて休むんよ(笑)200kgもある

母豚やかい、頭だけでも重いっつどぉ(笑)。


ただなぁ、こいつになかなか子供が授からんでなぁ、何度も仕込ませてみたん

やけど…

なんでかこいつだけ子供ができんかったっちゃわぁ。


「お前どうしたっかぁ。ごめんなぁ俺が悪いんかもなぁ。女の幸せをあじあわせて

やれんなぁ。子供産んでみたいやろう。次こそ頑張ろうなぁ。」言って、

首に抱きついてあげたりしてたんだわ


でもよ!

先月ついに受胎したことが分かってな。「やったーやったー!よう頑張った!!!

やっとお前も赤ちゃんが産めるな(^^)」って喜んでその母豚カードにでっかく「成功」!

って書いたばっかりやったのによ




・・・・もう殺さにゃいかんとよ。


自分の赤ちゃんを産ませてあげられんやないかい!!


どうすっとかい! (泣)



・・・・ごめんなぁ。言うしかなかった



せめて今だけは、腹いっぱいエサ食えよ。って大量に準備してあげてるっちゃが。






感染した子豚たちの蹄からは出血が始まり、上手に歩けなくなってビービー

泣いている

母豚は乳首のところがただれ始めて真っ赤になって血を流しているのもいる。

それでもむしゃむしゃエサ食うやつは食うんよ。

また、明日そいつらの所に行って、声かけてあげにゃいかんちゃろうけどよ。

どんな顔して、なんて声かければいいっかえ!」(泣)




数千頭の豚を養っているこの農場では、この時はまだ埋め立て地が決まらず

殺処分はされていなかった。


防疫のための消毒活動を徹底的にやっていた彼。

自分の車の中まで消毒液を振りまいていた彼。

毎日毎日石灰を道路に撒いていた彼。。。

必死に目に見えない敵と戦い、守ろうとしてきた家族を失う彼。


「やれるだけやって出てしまったもんは仕方ない。はっきりしたことは、来月から

俺は職を失うってことだ。ただ、急いで処分をしないと、他の農場に迷惑かけ

ちゃうな。」


お腹に赤ちゃんを宿した母豚にすがり泣く彼のことを思うといたたまれない

のですが、その感染を確認した豚舎では日に日に症状を示す豚が増えてきて、

エサが食べられなくなったり、亡くなったりしてきて、豚舎内が消石灰をかけられた

死体置き場へと変わっていき、腐敗していく。


5月6日に口蹄疫感染の疑いが出た養豚場です。

その時点で全頭処分が決定していたわけですが、埋設処理が始まったのは・・・

5月14日です。すでに9日が過ぎています。

ここまでの数日間、彼はどんな光景を見てきたのだろうか。

どんな思いで、豚舎を見て回っていたのだろう。。。


殺処分の様子は、本当に地獄絵図のようでした。



「 何十人と獣医師が来たけどよ。かき集められた経験の浅い獣医師たちは

母豚を怖がってまともに注射も打てんちゃが

首筋の静脈に注射を打たにゃいかんのによ、柵の外から身を乗り出してお尻に

打とうとするわ、バカじゃねーか!豚だって生きちょっし痛いから、ひょいとお尻を

動かして逃げるわな。

しょうがねーかいよ、俺が柵に入って豚の首をガシって押さえつけてやる始末。

危険やっちゃけど仕方ないわ


ただ、集められた獣医師は豚専門の獣医師ばかりじゃないし静脈の場所は

わかりにくいからしょうがないっちゃけどよ、ダメじゃわ・・・

もう、豚の首は突き刺した注射のあとだらけ、痛々しいわ。

豚はギャーギャー暴れるわ


ちくしょーーちくしょーーー!もっと安らかに死なせてやってくれよ。


(注※集められた獣医師さんは頑張ってます。しかし、家畜専門ではない方々も

集められているから戸惑われたことと思われます。

実際、母豚はデカイ!から怖いでしょう。でも、獣医師免許を持っていないと

殺処分が出来ないから、とにかく集められています。いろんな意味で彼らも

つらいと思います。)


獣医師の免許をもっちょる奴しか殺したらいかんかいよ。手がだせん・・・

かわいそうでよ


もちろんベテランの奴はさすがに上手いし早くてよ関心するんよ。


みんな目に涙を浮かべながらも作業してくれてるし手を合わせてくれる人もいる。


命を救うための獣医師がよ。

今まで、命を助けるために動物に声をかけ、一生懸命働いてきた獣医師がよ・・・

この注射を打ったら、こいつが死ぬって分かりながら注射を打ちこむんよ。

そりゃあ人としてつらいし、心が痛いわなぁ。歯を食いしばるしかないのかよ!



俺はさ、もともと出荷のための豚ならなんとかあきらめがつくんよ。

出荷だと思えばいいちゃかい。

でも、母豚はよ。ずっと面倒見てきたっと、性格もよく分かる。

顔見りゃ名前も、出産した回数も、病気した時、喜んだ時。

悪ん坊や、甘えん坊、気性の荒い奴、優しい奴、み~んな分かる。

共に生活してきた家族やっちゃかい。


口蹄疫に感染してしまって痛々しい症状が出てる奴は、鼻や口の水疱が破けて

痛いもんやからエサが食えんなっちょる。それでも腹はへるかい、えさを探すわな。

豚は鼻が命じゃ。人間で言う手のようなもんで物を探るのは鼻で探るんよ。

痛いやろうに・・・

まともにエサが食えんかい。俺が手で食べさせてやってた。

鼻も口元も蹄も乳首も痛々しいのに、俺を見つめる目はやさしくてよ。

なんだか、向こうがごめんよ~言ってるみたいや。

ありがとう言ってるのかなぁ(T-T)


注射打たれる姿に耐えられんで離れたところから見てたら、獣医師の腕を

ふりほどいてこっちに走ってくっとよ。

蹄が炎症起こして血を流してるもんは痛いから立ち上がれんでずっと横になって

ギャーギャー言ってる。

でも、立ち上がらせて殺処分するところまで連れて行かんと重いかいよ。

まず鎮痛剤打つっちゃわ。


そしたら痛みが取れるもんじゃかい、ひょいっと立ち上がる。

でも蹄からも血が出て腐りよっかい


蹄が取れていくとど・・・赤くなった蹄だけが地面に転がってるんやど・・・

それでも、蹄が無くなった足で、俺の所に駆け寄ってくる


はやくなんとかしちゃれよーーーー!(T-T)




ある程度の大きさの奴は電気で殺すっちゃわぁ

でっかい火ばさみみたいな物でまず頭を挟んでな、スイッチを入れると

高圧電流が流れ失神する。

そしてそのあとに胸の所を挟んで心臓に電流を流すとガタガタガタとしびれて

心臓を止めて殺すとど・・・かわいそうやんけ。

さっきまで震えて泣きよったやつが。

突然静かに死体となるんよ。


たださ、時々その動かなくなった豚を運んでたり、穴の中に落とした時に

生き返って動き出すやつがおるんよ。

気絶してただけなんやろうな。

哀れでなぁ、また殺さにゃいかん・・・。




まだまだ元気な奴らはさ、どんどん穴ん中に落としていく。

みんなで板を使って追いやって穴に落としていく。

一番下に落とされた豚たちは熱と重さで圧死ししていくけどよ。

後から後から落とされた豚は、どんどんジャンプして穴から必死に飛び出ようと

するんよ。

その生きようとする動物の必死さにまた泣けてくるっちゃわぁ・・・・たまらんよ(TへT)


その上からブルーシートをかぶせてよ、コンパネの板を上において、

飛び出してこんように俺たち人間が上に乗るっちゃわぁ・・・

それでん、下から・・ドンっ!ドンっ!て必死にぶつかってくっとよ。


ブルーシートの隙間からホースを入れて中にガスを流し込むんよ・・・

すると、だんだん静かになってきてよ…しばらくするとシーンとなるんよ(T-T)


ちくしょーーーーーーー!



作業員達があちこちで殺処分をしていってる。

地獄を描いてる絵があるわぁ。

鬼が人間をいたぶっている絵よ。

あのまんまって感じ(*_*)


豚舎の中がギャーギャーって今まで聞いた事もないような泣き声が

あちこちから聞こえるかいよ。

赤ちゃん子豚が不安な様子でジッとしちょっちゃわ。


病気に感染した奴は蹄から血を流して痛いしおっぱいが飲めんかい


コロっコロっ死んでいく。


それでも豚舎が違ってたりで感染していない元気な奴もいっぱいおる。


敷地が一緒やかいて、経営者が一緒だってだけで


殺さにゃいかんとか・・・





本当に、この子達も殺さにゃいかんとか!



・・・


周りの異常な雰囲気を感じちょっちゃろうね

ひょいっと両手で掴み上げるわ

すると身体をグッと堅くして不安げに身体をブルブル震えてるのが

手のひらから伝わってくるとよ。


ごめんなぁ、ごめんなぁ。

俺が泣き出してよぉ



その幼い身体に注射針が刺されて、静かにぐったりと手の中で重みだけを

感じる物体になる

さっきまで硬かった子豚の力が抜けて何の力も入らない柔らかい物になるんよ。




もうどんだけの涙が流れ出たかわからん


あと残ってた豚舎はウィンドレスの豚舎じゃかい・・・


せめて安らかにと思うてかいよ




帰ってくる時・・・空気を送り込むファンのスイッチを切ってきた。




家に帰ってよ。風呂に入ってよ。飯はよう食わんかい。

焼酎飲みながらテレビをみてるとよ


俺・・・いつのまにかボロボロボロボロ泣いてるっちゃわ




今頃、眠るように死んでってるんだろうなぁ・・・・。



お前よ。豚は言葉がしゃべれんけんどよ。

もしもよ、お前の子供をよ、「なんで?」って言われながらよ。

国からの指示やかい言うて・・・大好きなのに・・・手の中で殺せるか。」



地獄絵図と書いたが、中にいたのは鬼なんかじゃなく愛情に溢れた人でした。



・・・あの赤ちゃんを宿した巻き毛の母豚は、いつまで彼に甘えることができ、

またどんな瞳で彼を見続けていられたのだろうか。。。


本当にいたたまれない・・・






全国にはたくさんの農家がある。

あまり消費者の目に届くことはないところで、私たちが安心して

安全なものを食べていけるよう精魂込めて接してきている人達がいる。

私たちは彼らなしには美味しいものを食べることが出来ないのです。


農家の方々の愛情をいただいて生かされているようなもんなんです。


こんな時だからこそ、いつもより町内で買い物をします。

こんな時だからこそ、宮崎産という文字を探します。

是非、みなさんも自分の地元で地産地消を心がけていただきたいものです。



発生から1ヶ月が過ぎ、5月20日、159軒で13万258頭の殺処分が言い渡されました。


絶対、このウィルスを、全国に広めるわけにはいかない。

せめて、せめて、今この範囲で終わらせようと必死に頑張ってます。



それでもまだ、この目に見えないウィルスとの戦いは終わらない

しかし、これ以上の被害農家を出さないために、今、元気で生きている

牛や豚の為にも


どうか、自分自身の意識を高くして、「徹底消毒」をお願いします!!!



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私が伝えたい事は、現場の悲惨さはありますが、今まで家畜と共に生活してきた

農家の方々の愛情を知って欲しいと思い、彼の言葉で書く事にしました。

決して、政府批判でもなく、対応の悪さについて言及するものではありません

転載されるのは構いませんが、間違った方向にもっていかず

私たちと同じく何気ない生活を楽しんできた農家の方々の愛情を

お伝えくださいませm(_ _)m