器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

磯貴族・・・・・? ヒゲソリダイ

2017-05-13 12:28:54 | 料理(魚貝)
・・・・・それなりに珍しいとは思うんだけど・・・


新潟産でカヤカリって名前・・・
・・・コショウダイ?・・・にしては寸詰まりで不細工
地味で見た目が冴えないヒゲソリダイ(イサキ科)
カヤカリが新潟での呼び名、標準和名でヒゲソリダイです。


イサキ、コショウダイ等々・・・
イサキ科の魚って形の整った見栄えのする感じだけど
・・・こいつどうみてもイサキの仲間には見えない・・・

なんとなく思いついたのが臭さくて食用にされないタカノハダイ
顔と厚みが少し似てる・・・


・・・眺めていてもマイナス要因しか思いつかなかったけど
こうして魚屋に売られているんだからまあ食べれるだろう・・・
と、思い購入・・・安かった、というのが一番の理由かな。

名前の由来のヒゲ


しっかりくっついて取りずらい鱗
厚い皮にごつい骨、20cm強の魚とは思えない屈強さ
さらにがっしりしたエラと内臓・・・イサキより明らかに強そう
雑魚っぽさを全然感じない
・・ヒゲ生やしてるだけはある・・・

・・・捌き終えてからようやく気がつく・・・
・・・・あれっ、こいつひょっとしたら結構旨いのかも・・・?



アラの干物
頭でかいし、イサキだから焼くか・・・って安易な発想
このときはヒゲソリダイに何にも期待してませんでした・・



傷みやすいニギスも買ったんでヒゲソリダイは翌日に・・・
まず刺身・・・
手前はえんがわの部分

・・・ああ~、やっぱりこの魚旨いや・・・
2日目でもややねっとり?みしみしって感じの歯ごたえ
後からじわじわじわじ・・・っと旨みと甘味が噛むたびにこみ上げてくる
がつんっ!・・・じゃなくてじわじわ・・・だけど力強い
・・・ん~・・上手く言えてない(苦笑)。

頑丈な体なだけに肉も密度の濃い上等な感じ。
見かけによらず上品、そして磯臭さは全く無し


簡単に言ってしまえばイサキというよりイシダイっぽい

・・・でもイシダイっぽいって一言で言ってしまうのももったいない気も・・・
魚に詳しい人、魚好きな人・・・いやいやいや、”魚力”の高い人!!
つまり価値の分かる人と一緒に味わいたい魚かな。

・・・磯の魚って言っていいのか釣りをしない自分にはわかりませんが・・・
魚屋で売ってるやつってそもそも沖で網に掛かった・・・ってことなんだろうし・・・
でも・・・イシダイが磯の王者
・・・と釣り人たちから呼ばれているのなら・・・・・
それに負けず劣らず屈強、そして希少なヒゲソリダイは磯貴族でしょう(笑)。

・・・地味とか不細工とか散々言ってたのにいつの間にかヒゲソリダイが好きになってしまっている自分に気がつく・・・
魚も人間も大事なのは見た目じゃない・・・と断言します、今更だけど(苦笑)
次ヒゲソリダイ見かけたら確実に即購入
・・・貴族なのにすごく安いし・・・。

寿司もよし


アラの干物を焼いたもの

んん~・・・ごつい頭の割には平凡・・・
ハタやタイみたいな旨みはないみたい・・・
次回は汁もので・・・


最近よく言っている・・・恐らく自分以外誰も使っていない言葉
・・・・・”魚力”

・・・
・・・・・



非常に気に入っています(笑)。

魚力という言葉の普及のためにこんなものを作ってみました。


銅製です。
裏面にはマダイ
こっちを表にしておけば魚力という意味のわからない言葉を人に見られずに済みます(笑)

1個800円、イベントのみでの販売予定です。


1個限定で銀製のものも作ろうかと思っています。

1個限定・・・・・・
んん~・・・本音を言ってしまえば・・・・・
1個でもお買い上げ頂けら上出来、ってことなんですが(笑)

次回のイベント出展
International Art Event Design Festa
ブース番号はB-204  魚力でお待ちしています!

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