Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

シロバナホトトギスが開花した件について

2022年11月03日 14時25分00秒 | みんなの花図鑑
物語の始まりは、2022年7月13日に届いた宅配便から

  📷2022年11月03日:ファインダーを覗くと赤い実が怒涛のように迫ってきた。
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 焦らしに焦らしてシロバナホトトギスが咲いた。
 自然界にはほとんど存在しないといわれる白花のホトトギス、そう、どうも突然変異を固定した園芸種らしいのだが、とてもピュアな花姿に魅入ったものである。

 くどくどしい話で恐縮だが、今年は秋の花としてホトトギスを間近で愛でてみようと思い、7月につどいの里 八ヶ岳山野草園から取り寄せたうちの一つである。
 典型的なホトトギスは、もう十数年前から猫の額に居着いていた。
 そこに、シロバナホトトギス(白花杜鵑草)、タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)、キバナホトトギス(黄花杜鵑草)が加わった訳である。

 📷2022年08月01日
 タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)。
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 📷2022年10月28日
 キバナホトトギス(黄花杜鵑草)。
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 タマガワホトトギスは夏咲きということで8月に花を終え、いまは来年へ向けて養生している。
 キバナホトトギス(黄花杜鵑草)は、つい先日ほころび始め、頭頂部の花まで開花を見た。

シロバナホトトギスの開花までの道程を辿る

 📷2022年10月10日
 この日、ポツンとしたつぼみを発見。
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 📷2022年10月17日
 1週間ほどすると、花茎が伸び始めた。
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 📷2022年10月22日
 上部から下部まで、花茎を伸ばし、しっかりとしたつぼみが認められた。
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 📷2022年10月26日
 頭頂部ではなく、二番目のつぼみが緩み始める。
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 📷2022年10月27日
 パカーンと音がしたかどうかはわからぬが、弾けた!
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 📷2022年10月31日
 頭頂部のつぼみを始め、外花被が白みを帯び始める。
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 冒頭にて、「焦らしに焦らして・・・」との表現を用いた。そう、実は、キバナホトトギスより早く、つぼみの膨らみを確認したのである。
 そして、いまにも咲き始めるかと思われたのが、もう10月も終わろうかという晦日の日だった。

   📷2022年11月2日:遅れていたと思われる頭頂部のつぼみから開花した。

   📷2022年11月2日:ちょっと角度を変えて撮る。後方には、すでに萎れ始めたキバナが見える。

 だが、そのキバナの花が終わろうかという頃、やっと開花の運びとなったシロバナホトトギス。その花を見たとき、焦らされた甲斐があったという感慨を抱いた。
 白花で、いつも話題になるのが葯の色ではないだろうか。紫系統もよく見かけるが、この株は花びらと同様、純白に染めていた。
 そして、もう一つのチャームポイントが黄色に染まった蜜腺だ。自然は類稀なるアーティストだとよく言われる。純白の花びらにクリームイエローのドットが印されているなんて、造形の妙と言うしかないよね。

 ここで、一つの疑問がわき起こった。そう、蜜腺の色なんだよ。
 つい先日も、センブリの蜜腺について触れたばかりだが、その色も黄色だった。その折り、アケボノソウの蜜腺にも触れたが、それも黄色だった。そして、このホトトギスである。気になったので、いま、いわゆるホトトギスの蜜腺を見てきたが、やはり黄色だった。
 これ、どういうこと? 一般的に、花の花粉の色は黄色だから、それと関係するのかな。あるいは、その成分に関係する?
 また、一つ、頭を悩ます難題が出来した。。。

鉢植えのヒメノコンギクのつぶやき

   📷2022年10月31日:鉢いっぱいにつぼみを付け、精一杯にいまを謳歌しているかに見えたヒメノコンギクだが・・・。

 ヒメノコンギクが、シロバナホトトギスやキバナホトトギスを見上げている。
 ため息交じりに口をついて出たつぶやき。

「君たちはいいなぁ~! この時期、いつもブログに取り上げてもらえて。
 私たち、なかなかピンで出演することなんてないもの。」


 実に羨ましそうな顔、顔、顔、・・・・・・。
 さぁ、なんと言って慰めてあげようか? これも、頭痛の種になりそうだ。



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2 コメント

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Unknown (0101eiko)
2022-11-03 19:24:14
白花ホトトギス、初めて見せていただきました。ありがとうございました。美しいですね。咲くのを待ちかねたお気持ち、わかります。ーーーよろしくお願いいたします。
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白花のホトトギスもいいものですねぇ~! (Kite.com)
2022-11-04 09:32:28
0101eiko さん、おはようございます。

大方のホトトギスの花びらには斑が散っています。
それはそれで、ホトトギスがホトトギスたる証みたいなもので、味わいがあるのでしょう。

このシロバナホトトギスにはそれがないのです。
これはこれで、その花びらの白さと相まってピュアな印象を見る人に与えているようです(個人的な印象ですが・・・)。

他とはちょっと違う、その花独自のユニークなナニモノかに気づくと、花の見方が変わりますね。
これからも、花たちの、植物たちの、それぞれの個性に着目した投稿を続けていければと考えています。

コメント有難うございました<m(_ _)m>
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