翁の徒然なる日々

日々是自遊

やはり備えあれば憂い無し・・・

2023-03-10 11:30:00 | 日々の徒然
 野球のWBCが開幕、昨夜初戦を迎えた日本のサムライジャパンは対中国に8−1で勝利、幸先よくスタートを切った。二刀流の大谷翔平選手や日系アメリカ人のヌートバー選手のメジャーリーガーの力もあって何とか勝利したが、国内組の選手に当たりが出ていないのが気になっている。これが史上最強? オオタニジャパンなのにねぇ。
 
 と、嫌味はそのくらいにして、今夜は対韓国戦、ここでも勝って弾みを着けて、決勝ラウンドにぜひとも勝ち進んでほしい。


 
 さて、ここ数日は3月とは思えない暖かさ、桜の開花が早まるかもしれない。でも、季節外れの暖かさ、何となく不安感も感じる。

 と言いのも転ばぬ先の杖なのか、最近、災害の備えについて報じられることが多いような気がする。

 忘れ難いあの3.11から間も無く12年が経過するので、そのためとは思う一方、何となく南海トラフの話題が多いのが気になる。何か予兆があるのだろうか。

 12年前の3.11の時、実はその前々日、3月9日(水)午前11時46分頃(記憶では)、マグニチュード7.3の地震があった。当地の震度は4、そしてあの嫌な音の緊急地震速報が流れたことを覚えている。

 翌3月10日、仕事先で「昨日地震があったね」と言ったら「へぇ、そう」と誰も気にしていなかった。私が「大きな地震が無ければいいがねぇ」と話したことを覚えている。

 そして、あの日、当地の震度は5強、今まで経験したことのない揺れ。9日の地震は前震だった、12年経ってもあの怖さは脳裏に焼き付いている。グラグラ、ドカーンと激しい揺れ、ああこれで終わりなのか、と一瞬思った。

 被災地から離れた埼玉県でもこの揺れなので、東北地方の揺れは想像を絶する。そして津波、さらに原発事故、未曾有の大災害、日本列島の地下は一体どうなってしまったのか、と思った。

 折しも、今年、トルコ南部とシリアを襲った大地震から1ヶ月が過ぎ、死者数は両国合わせて約52,000人、その被害の大きさに3.11に思いを重ねる。彼の地では違法建築かどうかはわからないが、脆くも崩れ去った建物、跡形も無く瓦礫の山となって、動いているのは重機のみ、数十万人の人が避難してテントや仮設住宅での生活を余儀なくされている。いっか見た光景がそこにある。

 日本の場合は、大地震→大津波で、全てが海に持っていかれ、被害は増大する。ほんの少し前までそばにいた愛する人、家族、友人が一瞬のうちにいなくなる、能天気に生きている自分を、それだけで十分幸せだと感謝するしかないようだ。

 明日はその3.11から12年、未だに会えないご家族もいると思う。東北の三陸沿岸では、明治、昭和にも大きな地震と津波があり、多くの命が失われる、悲しい歴史がある。その都度、人々は立ち上がり復興を成し遂げてきた。

 12年前の3.11でも、人々は前を向き、立ち上がってきた、それでも願わくば二度とこのような悲しいことが起きないことを、地の神に祈りたい。

 Have a good day!!