MBA -30歳からの挑戦-

30歳を機にMBA取得を志した挑戦者の、勇気あるも困難に満ちた成長物語。アメリカから帰国後、再就職しました。

TOEICとGMAT(CR)

2005年02月22日 | MBA・留学
1月23日に受験したTOEICのスコアが郵送されてきた。

GMATとの出合いによってかなり鍛えられた英語力を武器に満点を目指したのだが、惜しくも目的は達成できなかった。スコアは以下の通り:

495: Section 1 (Listening)
470: Section 2 (Reading)
965: Total
99.7: Percentile Rank

TOEFLと同様に、やはりリスニング、リーディング共に趣旨を把握できていない問題がいくつかあったことがスコアに影響しているのだろうが、リスニングが満点を取れたことは意外であった。それでも満足のいく結果であることには変わりない。何よりも、GMAT受験を目前にTOEFL、TOEICとテスト慣れのために受けた各試験で努力を実らせることができてうれしく思う。GMATの受験日まではもう数日しか残っていないが、何としてもこの勢いを継続して目標を達成させたい。

さて、ここ数日GMAT受験に向けてCRを重点的に勉強してきたのだが、正解率が以前と比べると格段に高くなっていることに気づいた。CRに悩まされている方はかなりたくさんいると思うので、情報を共有してみたい。とは言っても専門的な話でもテクニックにまつわる話でもないので、参考までに考えていただけるとありがたい。

依然として「なぜこの選択肢が答えになるのか…」と悩む問題がいくつかあることは事実だ。しかし、ここ数日、CRを集中的に勉強することで感じたことがある。それは「選ばれるべき答え」の特徴だ。さて、この良い兆候は何に起因するものなのであろうか…。

まずあなたが、あるGMATの問題集を購入したとしよう。その問題集には、SC、CR、RD共に各300問、計900問が収められている。また、問題の収められ方がSC15問、CR15問、RD15問で1セット、またSC、CR、RD各15問で2セット…といった風であると仮定しよう。あなたは次の2通りの内、どちらの勉強方法を選ぶだろうか。

1: 問題が収められている通り、SC15問、CR15問、RD15問、計45問を1セットとして20セット分を解いていく。

2: 問題の収められ方にはこだわらず、SC15問を解いたら、次のセットのSC15問を解き、次も…とSCばかりを45問1セットとして、CRならCRばかりで45問を1セットとして、それぞれのセクションをこの方式で20セット分解いていく。

オフィシャルガイドを思い出していただきたい。私は本番のテストのことを考えて、ずっと1を選んで勉強を重ねてきた。つまり、SCを20問程解き、次にCRを20問程解き、そしてRDを20問程解くといった具合だ。しかし、今振り返ると2を選んでセクションごとに固めて勉強する方式がスコアアップに有効に働くのではないかと感じ始めている。1でやったことがすべて無駄になるという訳ではないのだが、もしスコアメイクに苦しんでいる方がおられるなら、こういった方法を試してみることもぜひオススメしたい。とりわけCRを連続で解答するエネルギーは膨大なものとなるであろうが、それだけに何かが見えてくるという考えにもうなずける。

言うまでもなく、GMATの勉強方法については各受験者によって大きく異なる。しかし、ぼんやりとではあるが、SCに取り組んでいる際に上で述べた事実に気づいて、CRにも使ってみたところ、固めて勉強すれば大まかに何を選ばなくてはならないのかという答えが浮き上がってくるように感じた。最初の15問のみを復習するのではなく、2セット目で解いた15問の中に、1セット目の△という問題と関連のある解法がある、3セット目にといた問題の中にと1セット目の○という問題、2セット目の□という問題の解法が同じである…といった具合に関連性を学ぶことができるのかもしれない。

他人が何と言おうが、各人がそれぞれが自分に合ったスコアアップの方法を見つけなくてはならないことはGMATに取り組む際の大前提である。予備校に頼っていては必ず罠にはまる。そもそもGMATは英語能力を測定するテストではないし、「ETS Englishと呼ばれる新種の外国語を一から勉強し始める」という気構えでいた方が良い成果があがるのではないか。ある程度の時間と問題演習を犠牲にした試行錯誤は不可欠であろうが、勉強のやり方で、あの独特なテストの傾向を見抜けるのであれば、それを利用しない手はない。

今後GMATを受験される方のために、勉強方法について何かアドバイスがあれば、ぜひ共有していただきたい。今も2005年秋の入学を強く信じて勉強されている方がいらっしゃるなら、共にがんばりましょう。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (redsox)
2005-02-24 09:04:42
ビジネススクールに在籍中の者です。おっしゃる通り、GMATは決して英語のテストではありませんよね。むしろ「頭の体操」とか「頭脳パズル」と捉えた方が正確かもしれません。



勉強方法ですが、私はずっと2で通しました。特にCRの場合は、論理構成のパターン化が鍵だと思いますので、各問題をいくつかのパターン(15個くらいに落ち着きます)に整理し、問題を見た瞬間にパッとパターンが浮かぶようになるまでCRだけを繰り返し解きました。



そのほか、最近立ち上げたサイト(URLつけました)にいろいろ関連情報を書きましたので参考になれば幸いです。
練習あるのみ… (Kafus)
2005-03-02 21:39:00
redsoxさん、コメントありがとうございました。



理論構成のパターン化ですが、私の場合パッとパターンが浮かぶようになる問題と、「あれっ」となって、深みにはまって大量に時間を使ってしまう問題に分かれてしまいます。



きっと多くの受験者がこの点で悩んでいると思うのですが、何かいい手はないのでしょうか。きっと「練習あるのみ」なんですよね。何かきっかけがあれば、問題なく解けるようになるとは思っているのですが…。



貴サイトを見せていただきましたが、とてもキレイに仕上がっていて驚きました。「後進の方々にさまざまな情報を提供する」といった点では目的も同じですので、これからもお互いにがんばりましょう。
Unknown (別のUnkown)
2005-03-03 15:51:13
>きっと多くの受験者がこの点で悩んでいると思うのですが、何かいい手はないのでしょうか。



アドバイス申し上げれば、CRの正解率を上げる努力をすることも必要ですが、実践では時間のかかる問題、時間をかけても正答率が上がらない問題は早めに諦めることが高得点のポイントの一つです。概ね70%の正答率でV35は取れると言われているので(CBTなので、厳密には正答率=得点にはなりませんが)、SC,CR,RDの正答率・かかる時間のバランスを考えることが重要です。

最後は、研ぎ澄まされた勘の世界ですが。



なお、V35を取れてもQが悪いと良いスコアは出ません。ある程度の数学の知識やセンスは入学後も必要ですので、そちらの対策も十分する方が良いと思います。