MAKURA-NO-SOUSHI

「小納言よ、香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば、
御格子あげさせて、御簾を高くあげたれば、笑はせ給ふ。

我侭

2005-10-24 20:54:56 | Weblog
友達…(と言っていいのかは判らない。一応年下だけど上司にあたる人)から電話があった。

彼は悩んでいた。彼をとりまく全ての状況。全てが悪い方向に動いてる…ようにみえる。周囲の我侭のツケが全て彼に回っていた。自分もその我侭の一因だから偉そうに周りを批判することも出来ない。助けようって意思はあっても、それが実行できないんじゃ、なんの助けにもならない。彼がもう少し我侭をいってもいいのかもしれない。でも、そうしたときに困るのはきっと私たちで。
彼はもう『楽しくない』『苦痛でしかない』と言っていた。それはかつて私が陥った状況となんら変わりがない。私は乗り越える事ができず逃げることしかできなかった。彼も今まさに逃げ出そうとしている。私に止める事は出来ない。止める資格なんかない。だけど…
だけど、彼には乗り越えてほしいと思ってる。今の状況が晴れるような特効薬が見つかれば、また昔の様にいきいきした彼に戻れるはずだから。どうすればいいか、いまだ考え付けずにいるけれど。自分が特効薬になるのは、無理だから…痛みの緩和剤くらいになれば、と思ってる。
だから、あと少しだけでいいから我慢してほしい。それは究極の我侭なんだろう。