かちゃら@ハナハナ☆ワーホリ的生活

つれづれ日記とワーホリで行ったオーストラリアのお話など・・・

8.スタンソープでのピッキング生活

2007年03月30日 | 1年かけたバス旅の記録
目次はコチラ

スタンソープでのピッキング生活はわたしのワーホリの
なかでもかなり思い出深い日々だと思う。


キャラバンパーク近くのゴルフ場には野生のカンガルーが!

毎日どんな生活をしていたかというと、
仕事がある日はだいたい朝5時頃に起きて出かけていた。

6時前に仕事がある仲間たちとともに、
バッパーのオーナーのランクルに乗せてもらって
それぞれ担当のファーム(農場)に降ろしてもらう。
早朝なのでみんな口数が少ない。
ランクルの車内の様子は
「ドナドナドーナ ドーナ♪♪」という感じ。

わたしのファームの場合、集合時間になると地元のおばちゃんや
オージーのピッキング青年、ファームのにいちゃんたちがやってくる。

レタスのピッキングは、5人が横一列にならび、大きなナイフで
一心不乱にレタスを刈っていく。

5人の前方には専用の車から伸びた長さ3メートルくらいの
ベルトコンベアーが「はい どうぞ」と待っているので、レタスを
1つ刈ったら急いでベルトに乗せ、また次のレタスを刈るの繰り返し。

レタスは車本体で待ちかまえてるおばちゃんたちのもとへ運ばれていき、
箱詰めされる。車は私たちのスピードにあわせて進んでくれるけど、
5人の息があわないと刈り残しが出るので気をつけないといけない。
気が抜けないけど、しんどいと思ったことは1度もなかったよ。

1回だけキャベツのピッキングもやったけど、キャベツは固いので
刈るのがしんどかった。。。。

そういえばファームのみんなは、レタスを「CUT(カット)する」と言わず、
「CHOP(チョップ)する」と言っていた。
チョップって空手チョップのイメージしかなかったから、
「チョッピング レタス(レタスを刈る)」と言われると、
レタスに「アチョーッ」なんて思ってしまう。

それと、一緒に仕事してる子が仕事が終わる度に「ダーン」と言ってくるので
ダーンってなんやろ?と思ってたんだけど、しばらくたってそれはDo(する)の
過去完了形のDone(した)じゃないかな?と思ったらやっぱりそうだったみたい。
「ダーン」は「終わったでー」という意味だろうと勝手に解釈して
マネして使ってみたら、ちゃんと会話ができたからたぶんあってると思うよ(^-^;)

そういえば休憩中に池で泳いだんだけど、わたしがオージーの子に
「ワニおらんよなー!?」って聞いたら、返事が
「Actually(アクチュアリー)」だった。
「アクチュアリーの意味わからん!!おるの?おらへんの?どっちー!!!」って
ひとりパニック。あとで辞書で調べたら
Actually(アクチュアリー):本当のところ・実際はだったので、
「ホンマはなぁ・・フフフ」とビビらせたかったんかな。
違う意味でビビりましたよ・・・。


仕事はほかにプラムや桃のピッキングもした。
収穫しながらファームにいちゃんが「食べてみー!」っていうので
遠慮なく食べたよ。甘くて実がピチピチしてて美味しかったー!

そのファームのにいちゃんがまたよくしゃべるしゃべる。
「カット(わたしの愛称)、モンキーを知ってるか?」っていうから、
サルは日本にもおるわ!って思ってたら、突然、ドラマ西遊記の
悟空の分身の術(?)のマネをやり始めた。
「なんで知ってんのー!?」と聞いたら、
以前オーストラリアで放映されていて、すごく人気があったんだって。
もちろん慎吾ちゃんじゃなくて、堺正章の西遊記だよ。
「モンキー(堺正章)はもう50歳越えてるで」って言ったら
「マジでー!?」ってめっちゃ驚いてた。

さあて、仕事から帰ると食べる食べる。
スーパーで買ってきたホールのアイスチーズケーキを半分とか普通に食べてました。
食べることと寝ることがなによりの楽しみって感じ。
そんな肉体労働者生活をみんな楽しんでたよ。

ピッキングは野菜や果物の成長をみながら収穫していくので、
今日は収穫できないっていう日は仕事が休みになる。
そんな時は町へメールをしにいったり、仕事が休みの子たちとしゃべったり、
ひとりでぼお~っと日向ぼっこしたり、まったり過ごしていました。

夜になると「ちょっと遊びに来たで~」って感じで
仲間のキャラバンを行き来きしたりして、
韓国人の子からチヂミの作り方をおしえてもらったり、
イングランド人の兄ちゃんたちとワイン飲みまくったりと
毎日退屈しなかった。

スタンソープの町はすごく小さくって遊ぶところなんて何もないし、
仕事がもらえなかった子たちはすぐに去っていってしまったけど、
わたしは仕事がもらえるまでねばってよかったなあって思った。
ほんとすごく楽しかった(^-^)
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