巨大なまーるい岩が2つ仲良く並んでいる光景。
テレビCMなどで目にしたことがある人、多いんじゃないかな。
広い大地に、丸い岩が沢山積み重なったり転がったりしている。
その場所の名は、デビルス・ マーブル。
マーブル( marble )の意味、調べてみると……ビー玉遊び?
悪魔のビー玉遊び? そんな感じだよなぁ。
その不思議な風景を見るために、沢山の人がテナント・クリークにやってくる。
当時のテナント・クリークには、ギャリーというおじさんがいて、
彼のガイドツアーが日本人の間で大人気だった。
このツアー、今はなくなっちゃったらしいけど、
日本人の間では有名な“おやじツアー”のひとつだった。
(ほかに、ポートヘッドランドのブルースのカリジニツアー、
マウントアイザのケンちゃんツアー というのがあった)
ツアー参加者のほとんどはギャリーの経営するバッパーに宿泊するんだけど、
わたしは近くのYHAに宿泊して、ツアーにだけ参加した。
ツアー参加者は9名で、全員日本人。
ギャリーはどうしたらみんなが喜ぶか、よくわかってる。
絶対無理っていう岩に登らせたり、岩の割れ目に逆さづりにしたり。
そしてその貴重な体験を写真に納めてくれるのだ。
彼はみんなのカメラを預かって、1人1人の写真を撮ってくれる。
ポーズはギャリーが指示する。
ジャンプさせたり、岩を持ち上げるポーズをさせたり、全員に同じポーズをさせる。
だからこのツアーに参加した人達は、みんな同じ場所で同じポーズの写真を
持っているのだ。何年も何年も続いていたので、ものすごい数だよね。
それなのに、わたしったら。
エアーズ・ロックあたりからカメラの調子が悪くなって、
そこからパースまでの旅の写真がまともに撮れてない。
ただでさえあまり写真を撮らないから、写真枚数少ないのに…
ショック…(TдT)
人という字を、体で表現しております。
ギャリーが岩の上にあがるのを手伝ってくれる。写真の為に人数の数だけジャンプ!
ツアーの夜はギャリーのバッパーの庭で打ち上げバーベキュー。
バックミュージックは…ピ、ピンクレディー!? なぜ?
ツアー参加者でこのバッパーに泊まってないのは私だけ。
でもギャリーとはツアーで仲良くなり、
2人で愚痴やらなんやら、いろいろ話しをした。
打ち上げが終わったので、YHAに戻り、部屋でくつろいでいたら
突然ギャリーがやってきた。
車で事故った日本人のカップルが近くのホステルにいるので
話を聞いてやってほしいと言う。
彼らを心配したホステルのオーナーがギャリーに助けを求めてきたらしい。
慌てて行ってみたら、新婚旅行中の夫婦で、旦那さんはピンピンして
いたけど、奥さんは足を骨折したようで、車椅子に乗っていた。
カンガルーを避けようとして事故ったとのこと。
こういう事故はオーストラリアではしょっちゅうあるらしい。
「そんな時は避けないでぶつかる方が安全だと伝えてくれ」とギャリー。
そう言われても…やっぱり避けたくなるよね…。
2人とも、ちゃんと病院で治療をしてもらっており、
なんとか自分たちで解決できると言うので、
わたしもギャリーも帰ることにした。
せっかくの新婚旅行なのに、大変なことになってしまった2人。
でも、悲壮感がまったくなかった。
新婚旅行にこのアウトバックをレンタカーで走っている人たちだ。
ちょっとやそっとじゃめげないみたい・・・。
目次
テレビCMなどで目にしたことがある人、多いんじゃないかな。
広い大地に、丸い岩が沢山積み重なったり転がったりしている。
その場所の名は、デビルス・ マーブル。
マーブル( marble )の意味、調べてみると……ビー玉遊び?
悪魔のビー玉遊び? そんな感じだよなぁ。
その不思議な風景を見るために、沢山の人がテナント・クリークにやってくる。
当時のテナント・クリークには、ギャリーというおじさんがいて、
彼のガイドツアーが日本人の間で大人気だった。
このツアー、今はなくなっちゃったらしいけど、
日本人の間では有名な“おやじツアー”のひとつだった。
(ほかに、ポートヘッドランドのブルースのカリジニツアー、
マウントアイザのケンちゃんツアー というのがあった)
ツアー参加者のほとんどはギャリーの経営するバッパーに宿泊するんだけど、
わたしは近くのYHAに宿泊して、ツアーにだけ参加した。
ツアー参加者は9名で、全員日本人。
ギャリーはどうしたらみんなが喜ぶか、よくわかってる。
絶対無理っていう岩に登らせたり、岩の割れ目に逆さづりにしたり。
そしてその貴重な体験を写真に納めてくれるのだ。
彼はみんなのカメラを預かって、1人1人の写真を撮ってくれる。
ポーズはギャリーが指示する。
ジャンプさせたり、岩を持ち上げるポーズをさせたり、全員に同じポーズをさせる。
だからこのツアーに参加した人達は、みんな同じ場所で同じポーズの写真を
持っているのだ。何年も何年も続いていたので、ものすごい数だよね。
それなのに、わたしったら。
エアーズ・ロックあたりからカメラの調子が悪くなって、
そこからパースまでの旅の写真がまともに撮れてない。
ただでさえあまり写真を撮らないから、写真枚数少ないのに…
ショック…(TдT)
人という字を、体で表現しております。
ギャリーが岩の上にあがるのを手伝ってくれる。写真の為に人数の数だけジャンプ!
ツアーの夜はギャリーのバッパーの庭で打ち上げバーベキュー。
バックミュージックは…ピ、ピンクレディー!? なぜ?
ツアー参加者でこのバッパーに泊まってないのは私だけ。
でもギャリーとはツアーで仲良くなり、
2人で愚痴やらなんやら、いろいろ話しをした。
打ち上げが終わったので、YHAに戻り、部屋でくつろいでいたら
突然ギャリーがやってきた。
車で事故った日本人のカップルが近くのホステルにいるので
話を聞いてやってほしいと言う。
彼らを心配したホステルのオーナーがギャリーに助けを求めてきたらしい。
慌てて行ってみたら、新婚旅行中の夫婦で、旦那さんはピンピンして
いたけど、奥さんは足を骨折したようで、車椅子に乗っていた。
カンガルーを避けようとして事故ったとのこと。
こういう事故はオーストラリアではしょっちゅうあるらしい。
「そんな時は避けないでぶつかる方が安全だと伝えてくれ」とギャリー。
そう言われても…やっぱり避けたくなるよね…。
2人とも、ちゃんと病院で治療をしてもらっており、
なんとか自分たちで解決できると言うので、
わたしもギャリーも帰ることにした。
せっかくの新婚旅行なのに、大変なことになってしまった2人。
でも、悲壮感がまったくなかった。
新婚旅行にこのアウトバックをレンタカーで走っている人たちだ。
ちょっとやそっとじゃめげないみたい・・・。
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