かちゃら@ハナハナ☆ワーホリ的生活

つれづれ日記とワーホリで行ったオーストラリアのお話など・・・

7.ピッキングで英語を学ぶ

2007年03月30日 | 1年かけたバス旅の記録
目次はコチラ

スタンソープには11月初旬からクリスマス前まで滞在した。

「トップ オブ ザ キャラバン」に多い時には50人以上宿泊していたと思う。
みんなピッキングを目当てに来ていて、日本人は4~5人と少なく
ほとんどがヨーロピアンだったよ。

ここは宿のオーナーが仕事を斡旋してくれる。
仕事がほしい人は前日の夜8時にレセプションの前に集合し、
名前が呼ばれるのを待つ。

最初は単発で短時間のズッキーニ(これが腰が痛いの・・)や
草むしりとかしかもらえなかったけど、その後1つの農場の専属の
仕事をもらって、そこで1ヶ月半ほど働いた。

仕事はレタスやフルーツのピッキング。
早い日は朝4時から、1日7~9時間ほど働いた。
お給料は1ヶ月半で15万円くらいもらったよ。

ファーム(農場)では、ヨーロピアンのワーホリや留学生、
オーストラリア人の学生など、常に10人ほどの仲間と一緒に働いた。
ピークより少し早い時期だったので日本人は私1人。
これがラッキーだったと思う。私の日常英会話はめきめきと上達した!


写真:ピッキングが終わったレタス畑。



写真:ファームの仲間の名前が機械に刻まれていた。

レタスのピッキングの時はベルトコンベアーを追っかけながら
必死でレタスを刈り取らないといけないので全然しゃべれないんだけど、
フルーツのピッキングの時はおしゃべりし放題。
チャ―――――――ンス! 
仕事だから離れたくても離れられない。逃がさな―――い!

相手が日本人だったら簡単に話しかけられる。
じゃあ、もし日本人だったらナニを話す?
そうやって会話の糸口を探す。
知っている単語だけで話をする力をみがく。

これを毎日繰り返していると、
いつのまにか会話がスムーズにできるようになった。
リスニングもよくなって「ah-ha-」と相づちがうてるようになった。
「ah-ha-」(「ウー フン」でもオッケー)で会話もはずむ。これホント!

とにかく英語で話をし、頭を英語モードに切り換える!
それが上達への1番の近道だと感じた。
もちろん、伝えられなかった言葉はあとでちゃんと調べるのだよ。

ピッキングではいろんな人と出会い、一緒に働いた。
ピッキングの仕事を求めてさすらうオージー、
留学中のノルウェ-の美少女、残金30ドルのワーホリの子・・
その中で断トツすごいヤツがいた。

日本語ペラペラのアメリカ人、アレン(仮名)。

アレンは、私のアメリカ人のイメージを根本から覆した。
あなたは、超――ネガティブなアメリカ人に会ったことありますか?

アレンは毎晩、私たちのキャラバンにやって来て、グチる。

「カレはボクを嫌っているみたい・・・」←日本語
「ボクのこと嫌いなんでしょう・・・?」←もちろん日本語

キミ、大丈夫か!?・・・( ̄▽ ̄;)

実は彼は不法就労者だった。
ある日、移民局の人が不法就労者の取締りにやってきた。
彼は山に逃げて、最後は警察に捕まった。

ブリスベンに連れていかれる前夜、アレンは私たちに会いに来て、
最後まであーだ、こーだと人の悪口を言う。

私 : 「そんな話、聞きたくない」←日本語
アレン: 「最後くらい笑ってよ」←日本語

笑えるかい! ( ̄□ ̄;)

その後、彼がどうなったかは誰も知らない。
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