北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

魅惑の「地下城」

2005-12-24 | 北京生活編 中国ならでは
 地下城というのをご存知だろうか?私も全く知らなかったのだが、友人に教えてもらい先日数人で行ってみた。

 そこは1969年から10年かけて作られたもの。何か起こった時のもんのすごく広い防空壕のような感じだろうか。イメージでは中に入って広々とした地下をちらっと見て終るもの...と思っていたのだが、想像を覆す面白さであった。

 私たち5人と、丁度観光に来ていたと思われる欧米人男性1人が一緒に説明を聞くことになった。案内人のおっちゃん(何故か迷彩服着用)は「ワタシの中国語はめっちゃ標準やで!」と何度も言う。なんでや??と思っていたら、昔学校の先生だったとか。というわけで、標準の中国語で案内を受ける。(が、抑揚が激しい時は聞きづらい)

 ただ一緒に参加した欧米人は中国語は無理。というわけで、案内人おっちゃんは英語、中国語を交互に駆使して説明をする。かなり流暢な英語。 おっちゃんの説明には時々受けを狙った内容も含まれるのだが、中国語のあと英語で説明する際も律儀に同じ内容を繰り返す。聞いてるこっちがちょっと恥ずかしい...。 欧米人も「話のどこかに笑いどころがあるねんな」と構えているだけに、中途半端な笑いしか出来ないようだ。

 おっちゃんの説明を聞きながらかなり早足で見て回る。驚くべきことに、ここには弾薬庫、病院、などはもちろん、映画館などもある。隠れていても娯楽は忘れるなということだろうか?

 また、通路の総距離は万里の長城よりも長いらしい。ある道をてくてく歩けば、車で2時間かかる天津にまでたどり着くとか。ほんま、中国は作るものの規模が違うわ!

 それにしても通路の壁に展示された写真や昔の鞄など、見る暇もなく早足で駆け抜ける。展示物は一体なんのためにあるんや?? まあ確かに中には「その辺に落ちてたものをちょっと掛けときました」みたいな物もあったので、そう重要ではないのだろう。

 ガイドブックにも載っていないこの地下城。是非是非お勧めの観光スポットである。

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2 コメント

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Unknown (マダベイ)
2005-12-26 02:50:15
こんばんは。この地下城はどこに行けば入れるんですか?興味深々です。それにしても、核爆弾でも落として自分たちはこの地下城で暮らすつもりですかね?何だか不気味な感じがします。
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地下城の場所 (かっちゃん)
2005-12-26 09:48:51
コメント有難うございます。

地下城の住所は崇文区西打磨厰62号です。

王府井大街を南へ→前門東大街を越えて更に南へ→(多分最初の通り)フートン「西打磨厰」を右折。進行方向右側角に銀行があるので、それが目印。 →西打磨厰フートンをまっすぐ100mほど行くと左手に「同仁堂」の工場があり、その先が「地下城」です。

わかりにくいですが、是非一度行ってみてください!
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