壁のポートレート

道端の壁が気になって写真を撮り続けています。
でもオーロラやら植物・風景などが最近多いですね。

再挑戦!護摩壇山

2009年01月12日 | 

 一昨日は高野山まで行きながら、スカイラインの通行止めで涙を飲んだので、今日は再挑戦です。ああ、でも、なんだか雲行きが怪しい。昨日の方が良かったかも…。天気予報でも雪だし。と、朝からやや弱気ですが、気を取り直して、出発!
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 同じコースをたどって高野山へ。高野山道路は、除雪されていて、一昨日よりも走りやすい。恨みの電光掲示板も…、OK、今日は通行できるようです。やがて、スカイラインに入ると、ここも朝から除雪された様子です。快調快調。除雪さえしてくれてれば、スタッドレスを履いたプンタローは、思い通りに走ってくれます。グランデプントには「ASR」と言う、加速時のホイールスピンを抑えてくれる電子制御デバイスが付いていますが、スイッチをOFFにしても難無く走ります。逆に、ONにしたときはアクセルを踏んでもエンジンの回転が上がりにくいので、OFFのほうが走りやすいかもしれません。
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 走っているうちに、雪が少し強くなってきました。まだ9時前で早いせいか、対向車には全く会いません。途中、除雪車を3台追い越します。で、追い越したとたんに、除雪されていない道になりました。当たり前か…。ただ、昨日から何回か除雪車が走っているらしく、全く未除雪というわけではありません。路肩との境界がハッキリしないことに注意すれば、何とか走れます。
 降雪はそれ程ではないのですが、時折吹き付ける突風が曲者です。というのは、突風が、特に山の斜面を吹き上がってくると、木々等に積もったサラサラした乾雪を舞い上げて、盛大な地吹雪になるからです。巻き込まれるとホワイトアウトします。全く前が見えない。当然急ブレーキです。10から15秒ぐらいですが、ちょっと怖い思いをします。
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 さて、目的地は森林公園入り口駐車場なのですが、スカイタワーを過ぎたあたりで、路面の様子が変わったことに気づきました。念のため、一旦止まって車を降りてみると、5cmほどタイヤが雪に潜っています。スカイタワーと森林公園入り口駐車場の間は、スカイライン全線でも、毎年、最も雪の多い区間です。地形の関係で雪が吹き溜まり易いのが原因と考えられます。
 考えた結果引き返すことにしました。スタッドレスとはいえ、FFで車高も高くないプンタローでは途中で動けなくなる危険性があります。雪も一段と強くなったようです。除雪車はまだまだ追いついてこないでしょうし。
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 引き返して、スカイタワーの駐車場に入って様子を見ることにしました。と、5分もたたないうちに車が5台ほど、僕が今引き返してきた方向からやってきて、駐車場へと入ってきました。「あれっ。通れたんだ。」
ただし、すべて4駆タイプの車です。降りてきた人に話を聞くと、龍神側は殆ど雪が無かったそうです。やはり、森林公園入り口あたりから急に積雪が増えたとのこと。
「龍神側は雪は無いんですが、凍結しているところが所々あって、少しあわてましたよ。」
「そうですか。高野山向いては除雪車が走ってますから、楽に行けると思いますよ。」
などと情報交換しながら、しばらく様子を見ていましたが、雪は一向に止む気配がありません。半時間ぐらい待ちましたが諦めて戻ることにしました。もともと、森林公園では遊歩道を歩いて、冬の樹木の姿(樹形)の写真を撮るのが目的の一つでしたので、どうせ、この雪ではまともな写真は取れそうにありません。
   *Img_1702 Img_1804 Img_1818
 ということで、もう一つの目的、冬の壁写真!を帰りながら撮ってゆく事にします。もともと、帰り道に壁写真を撮るつもりにしていたので、来る途中で、大体の場所の目安は付けてあります。順調に、いいなと思ったところで写真を撮っていると、おお、地吹雪です。
 30mほど先で、突風を受けて、斜面の上から噴煙のように粉雪が下の道向けて落ちてゆきます。ごく小規模な雪崩と言っても良いかもしれません。シャッターチャンス!と思って写真を撮って、ついでに、新しいカメラに標準装備されたビデオ機能を使って撮っていると…。
「えー。こっちへ来るー。」
突風に流されて、此方へと噴煙のような真っ白な塊がやってくるではありませんか。
「わー。ひえー。」
ホンの10秒ほどでしたが、ホワイトアウト。まさか、生身で地吹雪を受けるとは…。頭からコートまで雪まみれになってしまいました。多分ビデオには真っ白な映像が写っていることでしょう。
 さて、そんなこともありながら、道幅が狭いのを気にしながら、路肩に車を止めて写真を撮っていたのですが、やってしまいました。完全に雪に埋もれていた側溝へタイヤを落としてしまったのです。たまたま対向した車が止まって(3台も)押してくれたので、無事脱出できました。皆様有難うございました。油断していました。反省して以後気をつけます。本日の損害、左前ホイールカバー全損(^^;)。ごめん、プンタロー。
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 さて高野山を降りてきました。早めに戻ってきたので時間があります。そうだ、寄り道して、生石高原の写真を撮っていこう。(どこが反省しているって…)
 生石高原への道もしっかり雪がありました。というより半分凍結した雪ですね。さすがにASRを切ると、車輪が空転して全然進みません。ASRをONでも、坂の手前でダッシュして勢いを落とさないようにしないと坂道は登りません。まあ、それでも、無理してきた甲斐はありました。荒れ模様の天気ですが青空も少し見えていて、今日は印象的な写真を撮ることができました。
   *Img_1849 Img_1857 Img_1868

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