壁のポートレート

道端の壁が気になって写真を撮り続けています。
でもオーロラやら植物・風景などが最近多いですね。

モディリアーニ+モディリアーニ

2008年07月06日 | 美術館

モディリアーニ展が、大阪と姫路の2つの美術館で同時に開催されています。
青い目の首をかしげた女性像。神秘的で少し哀しさをたたえた姿は概ね素敵です。
これはやっぱり掛け持ちで行くっきゃない!
というわけで、8時発のサザンで出発。大阪環状線、JR神戸線を経由して、姫路駅に着いたのは10時半でした。
駅から歩いて20分、美術館は姫路城の中にあります。
姫路展で気に入ったのは2枚の絵、「手を組んで座る裸婦/Seated Nude with Folded Arms」と「おさげ髪の少女/Girl with Pigtails」。
先ほど「概ね」素敵と言ったのは、今まではやはり、絵が感じさせる哀しみが気になっていたのですが、前者の裸婦像で、モディリアーニの印象が変わりました。
幸せなモディリアーニ。
ルノアールのように天真爛漫な幸福ではないけれども、そこには確かに幸せが表現されています。ささやかだけれど、確固とした、生きることを肯定するような幸せ。
後者の少女の絵は、気に入って、図録のほかにポストカードを追加して買ったほど。(後で気がつくと入場券の半券も彼女でした。)
まっすぐにこちらを見つめる素直な眼差しは、純真で、どぎまぎさせられます。そういえばこんな目をした友人が居るなあ。愛想がなくて付き合い悪いけど。
壁の写真もちゃんと撮りましたよ。愛機が入院中なので、コンパクトデジカメで、お城の壁(石垣とも言う)とか、美術館の壁とか、街中のビルとか。ビルは新しすぎて面白くないけど…。
大阪の国立国際美術館のほうは、いかにもモディリアーニって絵がいっぱいあって楽しめました。同時開催の塩田千春展も面白いですね。作成する労力を想像するだけで圧倒されそうですが。
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