10月2日放送のポケットモンスター「THE ORIGIN」見ました。
いやもう、見終わった後のシアワセ感、満ち足りた幸福感…。
アニメはもとよりTV番組を見て、こんな身体の芯からほっこりジワジワ暖かくなるような充足感を持ったことって、ここしばらくなかったんじゃなかろうか…というより、あっただろうか??
いやもう、シアワセです。
「赤緑を遊んだ君たち」としては、もう「ポケモンのこれが観たかったの!!!」というアニメでしたし、「ポケモン」を産んだ制作者達のこだわりと原点はどうしたってここだよ、と改めて思わせられました。
全13話で作ってほしいくらい!
DVDでもいいから出して欲しいわ。
お話しやストーリー展開は本当にポケモンゲームの元祖、赤・緑の世界の再現。
主人公はゲームのレッド。
選んだポケモンはヒトカゲ。
ヒトカゲでプレイした自分にとっては、このヒトカゲ祭りがまた堪らない。
「バイビー」なグリーンも健在。
元祖・キャラクターデザイナーの杉森健氏のイラストを感じさせる、ほんわかしたキャラクターに色彩も和みまくる。
ポケモンの世界観の原点の色です。
内容的には2時間にも満たない4話構成だから端折り、すっ飛ばしは仕方ないにしても、チャンピオンになったあとにハナダの洞窟、さらにメガ進化まで組み込んでくるとは!
とはいえ随所に使われる懐かしいゲームの台詞や、その間に詰め込まれた小ネタの数々には制作者の愛情すら感じる。
まさかパケ裏「セパルトラ」まで出てくるとはw
ニヤリとせずにいられましょうか。
そしてプレイした者だから分かる「あるある」感。
「なきごえ」「いとをはく」という状態変化技が実は地味ながら大事とか。
ヒトカゲで始めたら、最初のニビジム、タケシ戦で絶対苦労するとか。
イシツブテはなんとか倒せたものの、イワークにばったばったとなぎ倒されていく手持ちポケモン見てたらデジャヴかと思ったわ…。・゜・(ノ∀`)・゜・。
「ポッポ砂かけ玉砕作戦」を思い出した。
かわいそうだった、ポッポ。
また図鑑の旅は、チャンピオンになってからも続くとかね。
ホントに「あるある」で。
そしてこのアニメのすごいとこはバトルのリアリティ。
総じてもうバトルシーンのクオリティがめっちゃくちゃ高くて、劇場版なんて目じゃないとか思うほど。
リザードンVSカメックスなんてもう、双方悪党ヅラでカッコ良くてオトコマエでホレボレしてしまう。
でも敢えてベストバトル描写を挙げるなら、ヒトカゲVSゼニガメの痛そうなバトルですね。
「バトルとはポケモンも傷つくことである」という「負の部分」がひしひしと伝わってくる。
これ名場面、名バトルですよ。
さらに端折りまくったストーリーのなかでも敢えて残されたシオンタウンのエピソード。
ポケモンのお墓と、ロケット団に殺されたカラカラのお母さんの話。
つまり、ポケモンの「死」です。
もちろん結果的にフジ博士とメガ進化を繋げたかったのはわかるけど、でもあの痛そうなヒトカゲのバトルを見て、ポケモンのお墓とか見るとね、やっぱり「命あるものいを痛い思いをさせて戦わせる」というポケモン世界の現実に気付くわけですし、だからこそ「パートナー」であって道具ではないというところに説得力が出てくるわけです。
そして一歩間違えば確かにゲーチスみたいなのに悪用されるし、Nみたいなピュアな子はそのことで自分が傷ついちゃうんだろうなとも思うわけです。
いやいや、オリジンです、ホントに。
リアルタイムで赤緑をプレイできて本当によかったし、シアワセだわ。
歳は喰ったけど。
でも「オリジン」、ポケモン世界の原点だからこそ、メガ進化はここで入れなければならなかったのですよ、きっと。
「ポケモン新次元へ!」とか言ってるけど、でもやっぱり赤緑の世界があったからこそ、金銀、ルビサファ…と続き、メガ進化があるわけです。
原点があるから進化がある。
赤緑をプレイした、懐古世界の住人たちも「そのまま」じゃない。
メガ進化しようぜ、と。
できるぜ、と。
ここは素直に「赤緑を遊んだ君たち」へのエールと解釈したいです。
てか、だからシアワセなんだよ、きっと。
●懐かしき愛すべきキャラ
ここからはキャラ萌え。
レッド。
まさに彼は伝説のトレーナーであり、オリジン。
後にも先にも「伝説のトレーナー」はレッドだけです。
彼は特別なんです。
ポケモンを生み出した制作者たちの、思いの具現化主人公だからです。
レッドは永遠です。
グリーン。
この赤緑時代を「黒歴史」と言えるということは、彼はその後立派に成長したということです。
黒歴史があるのは成長の証だ!(笑)
実際HGSSで崩壊したグレン島に佇み自然の脅威をひしひしと感じるグリーンには泣けましたよ。
グリーンもレッドも大好きだー。
あ、あとタンクトップ姿はプレゼントと思ってありがたく萌えさせていただきます♪
オーキド。
この人はわがまま一杯に育ててしまったグリーンが可愛くて心配でしょうがないんですね(笑)
マゴバカなんですね、実は(笑)
グリーンの両親は何を見ても語られてないし、私もオーキド、ナナミ姉さん、グリーンという家族構成だと思ってる。
ポケモン図鑑の旅はオーキドの夢でもあるけど、グリーンの性格矯正…というか、やっぱり孫の将来を思ってでもあったんだろうなぁと。
ジジイの愛です(笑)
サカキ様!
サカキ様!!!
今回悶絶しまくったのがこの人。
「ぬるい火炎放射だな」とかもう、小山ボイスがカッコ良すぎる!!
もう今後サカキ様の声は全て小山ボイスで再生されそうです(*^。^*)
しかも昔はたんぱんこぞうだったとか坊主頭だったとか、まあこれも激しく身悶えしたわけですが。
でもポケモンの歴代悪役のなかで、こんな愛されてる悪役いない。
正直サカキ様にはポケスペ的に悪の道を貫いてくれても良かったのだが、でもオリジンのサカキ様とレッドが「あの時のキミ」「今のキミ」そのままにオーバーラップするところは、これはぐっと来ないわけない。
サカキ様もレッドも同じライン上にいる。
年月というライン上にある光と影、裏と表のような存在です。
そして二人とも「赤緑を遊んだ君たち」なのですよ。
いとおしすぎる、サカキ様もレッドも。
それにしても、サカキ様の奥さん…というか、シルバーのお母さんに当たる人ってどんな人ですか!?
すっごく!!!!気になります!
(あとキョウ様の奥さん…というか、アンズちゃんのママも)
タケシ。
最初に出会うジムリーダーは、初心者教育も兼ねているんだろうか。
LV12程度のポケモンを使うジムリーダーではなく、挑戦者のLVに応じてポケモンを使い分けているんだと、今回ようやく気付きました!
いやでもね、やっぱりね、ヒトカゲ使いにとってはタケシこそが越えなきゃならない大きな壁なのよ、ホントに。・゜・(ノ∀`)・゜・。
フジ老人…というかフジ博士。
カツラさんの出番があるかと思って期待したけど、華麗にスルーだったカツラさんw
結局ミュウツーを作ったのがフジ老人で、カントーにメガ進化を持ち込むのはこの人なのでしょうかね??
ゲームにそんなエピ出てくるのかしら。
しかし「人為的にポケモンを生み出す」ことを研究していたのだとしたら、フジ博士は結構ビミョーな人になりますよ。
もちろん、とんでもないミュウツーを生み出してしまったがために一線を退き、ポケモンハウスの運営をしているって解釈できるけど。
でもメガ進化にフジ博士にカツラさんにミュウツー……なんて、この辺りのエピソードは「オリジン」というよりポケスペに思いっきり反映されそうですが(笑)
というわけで。
ジ・オリジンについてはもう少し語れそうなのでまたいずれ。
明日4日もBSジャパンで放送あるし、12日にはキッズステーションでもやるらしい。
昔のGBまで出てきたので、ちょっと画像も見てみようかとw
ひとまずここまで。