太陽LOG

「太陽にほえろ!」で育ち、卒業してから数十年…大人になった今、改めて向き合う「太陽」と昭和のドラマ

#449 ドック刑事 雪山に舞う / #450 ~雪山に斗う

2018年02月04日 | 太陽にほえろ!


雪の季節になると思い出すのがドック(神田正輝)のスキー編です。

デビュー以来、怪我をするといけないからと止められていた(忙しくて行けなかった?)スキーを久しぶりにできるということで、
ドックというより神田さんが、細胞レベルで喜んで滑っているのが伝わってきます。

「イエーイ」って飛んじゃってるし。


響組に裏切られて命を狙われた殺し屋の都築(西沢利明)が、復讐のため組長の息子・武志を追って志賀高原へ。
たまたまスキーに来ていたドックが雪山を縦横無尽に滑りながら都築を追いつめていきます。

某風邪薬のパッケージのようなウェア(上写真参照)や、モケモケのついたかわいいブーツなど、
ファッション面でも楽しませてくれます。(山さんの雪山ファッションも必見です)



バックに流れる「ドック刑事のテーマ」「ドック刑事のテーマⅡ」も効果的で、特にⅡを聴くと、いまだにドックが
スキーで追跡している場面が浮かび、自分も滑っているような気分になります(もう25年くらいスキーをしていませんが)。


美しすぎる殺し屋・都築氏。
演じる西沢さんは北海道のご出身だそうで、一部吹き替えはあるもののスキーもたいへんお上手です。
物腰も紳士的で、なんでこの人殺し屋やってるんだろうw

ところで、都築がドックに「刑事さん」と呼びかけるんですが、どうして刑事だとわかったんでしょう。
自分を追ってくるのは、むしろ響組の関係者の可能性の方が高いと思うんですが…。

やっぱり、クマさんの帽子で「響組じゃないわ」と判断したんでしょうか。



実はガンに侵されていた都築は、一人娘にまとまったお金を残して死のうと響の息子の誘拐を企てたが、
自分を追ってきたドックに最後の勝負を挑み、追いつめられて自らのこめかみに銃口をあて満足げに引金を引くのでした。

ほろ苦い結末に、ドックの背中もめずらしく寂しそう。

…ですが、東京に戻れば親狸が待っていました。

ボスもノリノリで、最後はやっぱり明るく締めるところがドックらしいです。

コメント
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