ある朝の一係。
ナーコ(友直子)がみんなにお茶を配りながら、最近バスで一緒になる小学生男子から見られている感じがして
気になると打ち明ける。ドック(神田正輝)がすかさず「それは初恋です」と分析。
ゴリさん(竜雷太)の初恋は小学生の時、ロッキー(木之元亮)は中学時代の担任の先生、と告白。
「先生に初恋って、岩城さんが?」
「どういう意味だよ。小さい頃はこのひげはなかったんだよ。初恋くらいしますよ、ちゃんと」
ラガー(渡辺徹)に抗議するロッキーと、なぜかいっしょにふんぞりかえるゴリさんが笑えます。
翌日ナーコは少年からこわれた腕時計を渡される。長さん(下川辰平)は、父親の勘でなんとなくその児童が気になり、
ナーコの出勤に付き添って彼と会い話を聞こうとするが、知らないと言い張る。
長さんは、時計に血痕がついているのを見つける。分析の結果、未解決の殺人事件の被害者の血液と一致した。
犯人が落とした可能性が高く、その児童・浩が事件を目撃しているのではないかと踏んで尋ねるが口を閉ざすばかり。
#417「ボスの誕生日」以来のナーコ活躍編。
一係のマスコットといえば、アッコ(木村理恵)が好きでした。
ナーコはあまりに普通っぽくて、逆に彼女が出てくると「芝居」を感じてしまっていました。
ただ、改めて観てみると、決してでしゃばらず、それでいて人としてのおおらかさ、飾らなさに
器の大きさを感じて好ましいです。笑顔も最初のころに比べて自然で、どんどんきれいになってきましたね。
本編では固く閉ざしてしまった浩に寄り添い、最後には彼の心を開いて事件解決に貢献します。
ナーコの活躍以外にも、長さんが息子・俊一に子ども心を知りたくて相談したら、知ってるつもりで
知らなかった我が子の少年時代の出来事を聞いて驚きつつも、息子の成長に目をうるませるホームドラマっぽい場面や
植物園、遊園地で遊んでいたナーコと浩がいつの間にか海に来ていて青春ドラマっぽい場面もあり、
ある意味「太陽にほえろ!」らしい、刑事ドラマの枠にはまらない話でした。
(ちなみに、波打ち際の二人を見守っているのは、ゆうひが丘の木念先生に似ていますが、ドックです)
事件解決後、みんな揃ってなごやかにお茶…じゃなくて日本酒を湯のみで飲んでますw
恒例の主演刑事とボスのツーショットに、今回はナーコも。
こういうところが「太陽」のいいところだなーとほっこりします。