詩人の血

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

悪・業

2009-11-08 18:04:12 | Weblog
悪・業焼入れコウベ八つ裂く


火傷する左腕の空想力


ビンの中 火炎石の妖気
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左階段 昇ル

2009-11-08 16:01:11 | Weblog
昇る左階段に緊急の影


陽だまりに己の影濃い


お互いの影の実体 絶滅者
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短歌「しののめに安寧を祈る」

2009-11-07 06:48:50 | Weblog
文明の進化の速度が加速度を
          増しに増したりビルに吹く風


しののめの空の色調見守って
           この一日の安寧を祈る


明け方の昏き部屋にて灯るのは
            我照らし出す冷たき蛍光
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ジミヘン

2009-11-06 08:15:47 | Weblog
破壊の後はまっ白ですジミヘン


東からの陽射しの赤子の肌のごとく


冷気揺れ朝を煮詰めて読書する
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遥かな声

2009-11-04 16:46:36 | Weblog
「希望」は光の爆発のようだな


歌垣に天皇いたなど知らぬこと


校庭に花一匁で夕日飲む


文芸し睦まじい眼鏡と静かな書
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常世の冬

2009-11-04 07:59:13 | Weblog
鬼 この冬日を綺麗に撃つ


常世で鍋つつく我あり


戦闘の間隙を縫う冬日


鈴の音 部屋の端の方
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短歌「空 寒い」

2009-11-02 15:45:52 | Weblog
曇天の雲突き抜けて昇る体
           雲海の国は常光の風


そろそろと歩く街並み寂しさの
          つのる昏さに雲の降り来る


空昏い時の収穫夕刻は
        照らし出された青果ありあり
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ラプラタ川の散歩

2009-11-02 08:39:37 | Weblog
思う存分の冬に願かける


冷気 霊気を含み常緑樹


ラプラタの夏に立つ我が半身


私のカケラがラプラタ川に石投げる
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一ページの義務

2009-11-01 10:31:04 | Weblog
雅楽面 妖気の事務所に雨


ブードゥー神 モキュモキュと力瘤


一ページ 義務やら使命 書物読め
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夢日記

2009-11-01 03:49:46 | Weblog
四畳半で前衛舞踏を舞ってみる


畳の縁に爪立てて逆立ち


白塗りの腕 天井にめり込む
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