さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

東山峠~猪ノ鼻峠 阿讃県境尾根トレッキング 

2012年12月27日 | トレッキング 阿讃の山
 年末で天気がいい日は、明日しかないという天気予報。ラッキーなことに、明日は休みがとれていたので、家の用事もあるが、明日を逃したらと思って昨夜から計画をたて出かけることにした。5時45分には家を出て、とりあえず満濃方面へ車を走らせる。土器川沿いの造田では、国道の気温表示がマイナス6度を示している。標高の高い東山峠ではどうなることやら・・・

 県道4号線に入り、野口ダムを過ぎ、山道に入り標高を上げていく。道路脇には雪が残り、それが氷っている。7kmの道のりを時間をかけて上り、7時過ぎに東山峠に着いた。家からの走行距離は53km、所用時間は1時間10分かかっている。さすが西讃の県境の山に来るのは遠い。



7:00 県境の東山峠(向こうは徳島県東三好町) 標高約640m 


 駐車地点の気温はマイナス6度。外に出るとものすごく寒い。指が凍りそうだ。

 準備をして出発。今日の行程は長いので、食料も水もたくさんもっている。ザッグが重い。何を思ったか、向かい側に「二軒茶屋」の標識を見て、反対側の大川山方面へ取り付く。20mほど上って気がつき引き返す。大丈夫だろうか・・・

 目標は猪ノ鼻峠までだが、果たして歩けるだろうか。往復のピストンなので、片道だいたい3時間までと考えている。


7:07 この登山口から再出発する 最初は急登


7:12 標高で30mほど上った後 雪の登山道

 この後は、標高で100m以上を一気に上る我慢の登りが続く。積雪は3~5㎝、氷っているので足をとられることはない。しかし、帰りは大変だろうなあ・・・

 雨が流れて掘れた登山道を上り、若いヒノキの林を抜け、一旦開けた場所に。 


7:31 標高800m ログハウスと廃バスがあった

 再び、登山道へ入る。若いヒノキ林の中を通る。この辺り、大規模にヒノキの植林が行われている。もとは何の林だったのだろう。広大に伐採された斜面にヒノキが植林されている。

 大型のイノシシの足跡が続く。雪が積もった落ち葉を掘り返した跡もあちこちに見える。


7:36 これから歩く尾根が見える 登尾山だろうか


7:37 縦走路と林道が接する


7:38 ミニ88箇所巡りが整備されている「癒しの里」とある



7:48 813m標高点にある仲南方面への分岐を通過する 

 仲南方面の道もしっかりしているようだ。
 

7:48 下ったり上ったりを繰り返すのが縦走と分かっているが・・・


7:50 徳島 国見山方面 今日は最高の天気だ!


伐採と植林が進む山の斜面


縦走路脇には阿讃の山に多いミヤマシキミが群生


7:53 少し巻き道も歩く 快適・・・


7:54 この後歩く尾根がさらに近づいてくる


7:55 今日の一つ目の鉄塔(31号鉄塔)を通過

 7:59 32号鉄塔を通過し(後でここに常重779.4mの三角点があったことに気づく)、
8:05 33号鉄塔を通過する。鉄塔下の草刈り等の手入れがされていて、広々としている。バイクのタイヤの跡が続いている。


8:07 ヒノキの植林地内を通る


8:11 34号鉄塔(赤白)を通過 833m標高点にある


8:17 快適な縦走路 バイクのタイヤ跡が続く

 下ったり上ったりを繰り返し、もうそろそろと思っていたら、


8:25 登尾山 一等三角点887.3mに着く

 ここが中間地点と考えていたが、思ったより早かった。この後は再び下り、そして上り、


気持ちのよい尾根道 右側が香川県 左側 徳島県


8:41 指出 807.7m三角点を通過

 右下には、三豊市の財田町辺りだろうか。樹間に、宝山湖や工業団地が見えている。


8:45 この先の尾根 二軒茶屋方面


ズーム 愛媛の山だろうか 雪を抱いている


徳島 落合峠 烏帽子 矢筈もくっきり見える


8:59 二軒茶屋三角点789.9mを通過する ○米さんの点標


9:02 「石仏越」に着く 二軒茶屋まで1.6km


東山峠から8kmとある そんなにあるかなあ


「峠の石地蔵狸」の説明板

 ここからは、「四国の道」になっている。説明板や「四国の道」の道標が次から次に出てくる。整備されているので道幅も広い。


9:13 歩きやすい四国の道


9:19 モウソクチク林が出てくる 二軒茶屋も近い

 モウソウチク等の竹林は、もともと人家の近くに植栽されたもの。山を歩いていて竹林が現れると、人間の生活を身近に感じる。その竹林も、今は山を荒らす原因となっているが、昔はこれがいろいろお金になっていたのだ。



9:20 二軒茶屋に着く 少し休憩


49丁(箸蔵寺から)の丁石 なかなか古そう

 茶屋の手前から財田方面に下る道は竹で覆われているようだ。歩く人があまりいないのだろう。


「二軒茶屋」の説明板(昔ここに宿屋があったそうだ)


9:28 箸蔵寺方面との分岐を過ぎる

 ここからは採石場の上を道が通っており、「立入禁止」の看板とロープが右側に続く。


9:30 いぼ地蔵に立ち寄る 手水鉢は完全に凍結

 いぼを治す地蔵ということだろう。そういえば、塩江に「耳地蔵」というのがあった。


四国の道らしい よく整備したものだ(今は古びてしまったが・・・)

 登山道が水を多く含んでいたのか、霜柱がバリバリに凍り、音を立てながら緩やかに下って行く。やがて、右下に木の階段が見えた。

 下る前に、確か最後の尾根に三角点があったと思い、ナビで確認するとこの先の尾根上にあるように勘違いしてしまった。ナビの方向を確認しなかったため、既に過ぎた三角点尾根を見間違っていた。

 尾根に上がると、テープ類はたくさんあるが三角点が見つからないので間違いに気づいた。ここでいつもの癖で、引き返さずナビで強引に下山道に合流しようとしたが、うまくいかず少しの藪こぎと急斜面を木に掴まりながら下り林道に下りることができた。


10:02 最後に失敗したが、何とかこの近くに下りてきた

 国道猪ノ鼻峠 3.45kmとある。この林道を下り始めたが、2,3分進んで、引き返した。3時間を大きく越えてしまう。


10:05 こんな林道が国道まで続くのか?

 10:07 さっきの道標まで引き返し、急な階段を登りもと来た道を東山峠に向けて帰った。

 続きは明日のブログで・・・

 東山峠に戻ったのは、13:20 6時間13分 29500歩のトレッキングだった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿