大満寺林道～大相山～中山峠周回トレッキング 秋

　週間天気予報で、唯一天気がよかった今日に合わせて仕事の段取りをし、先週に続いて出かけることにした。それでも午前中に3件ほどの用事を済ませて家に戻ると、11時30分。残り時間を考え、大相山か女体山か迷ったが、長く上っていない大相山を歩くことにした。



三木町・高松市・徳島の美馬市にまたがる大相山　下山後中山峠から

　車を走らせ、三木町鹿庭、神山、奥山（津柳）を抜け、堂ケ平に下る。準備をして、12:21　好天の中出発。初秋のトレッキングで何に出会えるか楽しみ・・・


12:23 国道をしばらく下り、大満寺林道に入る


しば栗　今年は栗が豊作？

　アキチョウジの紫の花や果実をつけたマムシグサなどが見られる。アオマツムシの鳴き声に、ツクツクボウシの鳴き声が混じる。

　林道は草刈り等よく整備され、車のタイヤ跡がついている。キノコ採りの方が入ったのだろう。


初めて出会うキノコ

　イグチの類が所々に顔を出している。

　初秋のセミ、チッチゼミの鳴き声が聞こえる。先週、竜王山でも聞いた。


12:46　日が当たる場所まで上がってきた　崖は和泉相の地層


紅葉が始まる　ミズキの類？

　この時期、ガマズミやコバノガマズミの赤い実が目につく。


コジュケイの群れ

　林道で餌をあさっていたようだ。コジュケイの群れには時々出会うが、なんとこの後に、かわいらしいひよこが数羽、ついていく。足取りがおぼつかない感じがかわいらしい。しばらく見守る。

　チェンソーの音が聞こえだす。伐採作業をしているようだ。こちらは、沢を上る予定なので問題ない。


シロヨメナがあちらこちらで見頃

　林道の行き詰まりまで来てびっくり、軽トラが10台近く止まっている。ちょうど上る予定の沢への取り付き場所に・・・


12:57 上る予定の谷で伐採作業が行われているようだ

　あきらめて別の山に行くか迷ったが、それほど時間もない。とりあえず、谷の向こうにある尾根を上ってみることにした。３、４年前に途中まで上り、小雨が降っていたこと、時間が夕方に近かったこと、急斜面だったこと、であきらめた尾根だ。


大きなアカガシが数本

　時々、木に掴まりながら、足を滑らしながら上る。今日あたり、誰か上った足跡がついている。谷のほうからは、伐採作業のチェンソーの音が響いている。


アサマリンドウが次から次に出てくる

　前回上った時も、アサマリンドウを見ていた。同じような時期だったのだろう。

　テイショウソウもあちらこちらで花を咲かせている。


13:16　境界杭に沿って刈りこまれた尾根を上る


13:23　標高750m付近で緩やかな上りになる




13:36　ここで中山峠からの登山道に出る

　慣れた登山道を進む。シコクアザミの花、咲き終わりのシラヤマギク、シコクママコナ、アキチョウジなどが見られる。今日、期待しているタンナトリカブトは見られない。

　コエゾゼミの鳴き声がする。


13:49　この分岐（大相山と大滝への縦走路）に着く

　ススキ等に覆われた草深い中を進み、三角点を探す。ここ数年で、10回近く山頂に立っていると思うが、これほど草深いのは初めてだ。


13:54 大相山山頂三角点　桧ノ尾（881.1m）に着く

　駐車地点からは、1時間半、標高で550mほど上がった。


ススキ越しに大滝山方面

　タンナトリカブトを見ようと、大滝山方面への縦走路の様子を覗きに行くことにした。思ったより草が伸びていないと思ったが、


ヒノキ伐採用に造られた作業道が尾根道のすぐ横に現れる

ヒノキの苗木が植林された斜面が見える


久しぶりにタンナトリカブトを撮る


冠毛をつけたヤブレガサが群生


14:13　ここで引き返す（一番草深い所）


14:25　この分岐まで戻り、中山峠へ下山する


14:29　下山中にも、咲き始めのタンナトリカブトがあった


14:39　ダニが怖い笹原を下る


14:56　急斜面を下から見上げる（3か所ほどある）



大きなきのこ

　この下山ルートは、展望がなく、単調でいつも飽き飽きする。虎ロープの張られた急斜面があるため、手袋は必須だ。

　採石場の機械音が聞こえ始め、



15:31　中山峠に着く（遭難注意など新しい表示が２つ）


神社の石段から中山集落の向こうに女体山を望む

　神社から国道へ下り、国道をしばらく歩いて、15:40　堂ケ平の車に戻る。3時間30分、約16000歩のトレッキングだった。久しぶりの大相山を新しいルートで上ることができた。