さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

塩江戸石~雨島峠~阿波竜王 トレッキング

2011年12月24日 | トレッキング 阿讃の山
 今日は、午前中から出かける予定がだめになり、昼過ぎから無理やり出かけた。雪が降る中を歩きたくて、先週と同じ塩江の戸石から竜王へ上ることにした。戸石(標高480m)の気温は1度、雪は積もっていないが、雨島方面を見上げると白くなっている。



13:12 先週と同じ場所から歩きだす

 「町道 切山線」へ入り、途中、日が当たった綾川町の前山がきれいに見えるた。先週と同じく、民家を越え、登山道へ入る。登山道沿いにはショウジョウバカマやミヤマウズラの葉が見えるが、そのうち雪に埋まるだろう。最初は急登だ、息が上がる。


13:22 すぐにモウソウ竹に囲まれた登山道になる


13:26 支尾根に上がると風を受け始める

 

13:33 登山道に雪が目立ち始める 期待がふくらむ

 ソヨゴ、アセビ、ヤブツバキ、シロバナウンゼンツツジの葉に、少し雪が着いている。この時期、ヤブツバの葉の深い緑色がきれいだ。


13:39 雨島峠(標高760m)に着く 今日は地蔵を背面から


雪が積もっている道を竜王へと向かう 先週より雪は多い


13:45 積雪は2㎝ 気持ちいいトレッキングだ


登山道沿いは落葉樹が多い

 この辺りは、リョウブやコナラが優先し、ネジキ、ケクロモジ、ヤマザクラなどが混じる落葉樹を中心とした林になっている。時折、アカマツが見える。
 ヒサカキやソヨゴ、アセビ、イヌツゲなどの常緑樹は見えても小さな木ばかりだ。冬の北西の風をまともに受けるので、常緑樹が大きく育たないのだろうか。

 落葉して明るくなった登山道は気持ちがよい。冬のトレッキングの醍醐味といえるだろう。


13:53 積雪は3㎝を越える 足が少し重い


 耳に聞こえるのは、風の音 雪を踏んで歩く足音・・・だけ 本当に静かで、孤独を感じるトレッキングだ。これも冬のトレッキングの醍醐味だ。


14:04 尾根とトラバース道の分岐を通過 標高850m


ここから登山道は狭くなる


14:07 場所によっては積雪は5㎝ 

 谷方向に急な斜面となっているので、滑らないように気をつける。


14:17 先週見つけた地蔵


14:21 いつもの枯れ松 982mピークは全く見えない


小さなこぶのピーク 積雪は10㎝近い


14:35 川奥との分岐を通過 標高920m


10㎝近い積雪だが、新雪なので一気に上れる

 時折、イノシシの足跡が付いている。どうも昼間に行動しているようだ。


14:45 稜線分岐の地蔵を通過する 標高1020m 

 ここで初めて人の足跡に出会う。阿波竜王方面から讃岐竜王方面に向かった足跡だが、新しい。


阿波竜王手前の階段 積雪は10㎝を越える


14:51 阿波竜王展望台に着く 雨島峠から72分

 温度計は-2度を指している。先週より2度高いが、風と雪が吹きつけるので寒く感じる。展望台に着いた頃から、雪が本降りになり始めた。期待通りの雪だが、あまりひどくなってもいけないので、早々に引き返すことにした。


14:56 見通しが悪くなった道を引き返す かなり積もりそうだ


 稜線分岐の地蔵を曲がると、川奥方面に足跡が付いている。追いつけると思い、一気に下ると川奥との分岐の手前で追いついた。同じくらいの年齢の方だった。道の駅に車を置き、三頭越から讃岐竜王まで縦走し下っているようだ。東京から6泊の予定で登山に来ているという。予想外の雪だったようだ。

 今日のルートとこの時間で、他の登山者に出会うとは思ってもいなかった。川奥への下山道を教えてあげたが、私とあわなければ下山できたのだろうか。

 この後は、薄暗くなった登山道を雨島峠へと急ぐ。


15:30 雪雲を抜けたのか高松方面が明るく見える


 15:36 尾根とトラバース道の分岐を過ぎる。982mピーク方面へと向かう尾根を見上げると、新しいピンクリボンがつけられている。最近、誰か入ったのだろうか。


982mピークから北へのびる尾根の斜面に西陽が差す

 この斜面、落葉樹ばかりで、遠くから見ているのだが、ひどく疎らにしか木が生えていないような感じに見える。山火事でもあったのだろうか。今度、歩いてみたい・・・どこから入れるのか。


16:03 雪が降る中、雨島峠まで戻る

 この後は、15分ぐらいで民家まで降り、町道にでる。民家では、風呂を炊いている煙が上がっている。


町道から前山が見える ズーム 白くなった


16:22 車に着く 戸石の山も白くなっていた

 3時間10分、18400歩のトレッキングだった。これぐらいの雪なら、まだ来られるかなあ。


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