さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

戸石 雨島峠 阿波竜王トレッキング(真夏)

2014年07月31日 | トレッキング 阿讃の山
 2か月以上のブランク後のトレッキングへ出かける。行先はと考え、今の自分にとっては長丁場になるので、少し躊躇したが、いつもの塩江戸石から阿波竜王にした。歩けるかなあ・・・

 下切から、琴南へとつながる林道へと入ると、リョウブの花は後半、ノリウツギの花は満開、イイギリの木にはブドウの房状の実が垂れ下がっている。ヒヨドリバナの花、オドギリソウの花も見える。
 
 季節は夏本番を迎えている。駐車地点、水ケ本の気温は26度、思ったより涼しい。


9:09 林道脇にある小屋のトタン屋根越しに水ケ本の尾根を見上げる


青空の上に特徴的な雲が浮かぶ 天気は大丈夫かな?


オオハンゲが多い


青空を背景に咲き終ったリョウブ

 咲き始めのアキノタムラソウ、クルマバナ、サワオトギリなどが目を楽しませてくれる。


9:19 最終民家の手前から 竹林整備がさらに進んでいる

 モウソウチクで覆われ、鬱蒼とした暗い斜面が明るくなった。ここから、下の林道が見えている。


9:20 民家を過ぎて最後の舗装道を進む 空が絵になる

 登山道へ入っても、竹林整備のためか道に草がほとんどなく、作業車の車輪の跡が見える。息をきらし上る。去年、写真に撮ったヤブカンゾウは花が終わり、代わりにワレモコウの花が咲き始めている。


乾いた感じの登山道(ツツジ類が多い)

 蜘蛛の巣の張り具合からすると、昨日あたり誰か歩いているような感じだ。

 ヒグラシやニイニイゼミの鳴き声を聞きながら上がっていく。


9:48 標高で約300m上がり、雨島峠に着く 標高780m

 この後は、ヒノキ林の中にある道を歩く。間伐や下草刈りが行われている。

 緩やかに標高を上げる快適なトラバース道を行く。ナツツバキの花が残っていないかと、思いながら歩いていると、


登山道の上にナツツバキの白い花 一本だけ咲いていたようだ


10:04 そのナツツバキの木を見上げるが、光の関係で花は見えない

 咲き終わり実になったアカショウマ、去年に比べると少ないキノコ類、実が大きくなり始めたアオテンナンショウなどを見ながら歩き、


枯れたシャクジョウソウだろうか 周辺に数株見える


10:24 トラバース道分岐を通過する

 ここからは、982m尾根を東で巻くトラバース道へ進む。


イイギリの谷でイイギリの大木を見上げる


アオテンナンショウに陽が差す


唯一、まだ花らしいアカショウマがあった(他は実になっている)


10:41 982m尾根からの道と合流 石仏がまた倒れている


10:42 カケスの落とし物 

 カケスがにぎやかに鳴くのはよく聞くが、この美しい羽根に出会うのは初めてだ。


10:52 930mこぶから竜王の尾根 林道工事が進んでいるようだ


11:06 川奥からの登山道と合流 標高は900m



11:20 稜線分岐の地蔵を通過 

 ここからの遊歩道は、きれいに草刈りなどの整備が終了している。


11:29 阿波竜王山頂展望台から徳島方面を見る

 山頂付近は、風が吹き涼しい。遠くでカッコウの鳴き声がする。この後は、お決まりの龍王社方面を回って戻ることにする。


11:44 周辺の草刈りがすっかり終わっている龍王社

 龍王社周辺の木々を散策する。


リョウブの花の咲き残り


イワシデの果穂


早くも赤く色づいたシラキの果実(今年は少ない)


イタヤカエデの大木


龍王社すぐ横のカイナンサラサドウダンの果実


ツリバナの果実も去年に比べると・・・わずか


11:53 龍神の池にも立ち寄る 去年に比べると水が少ない


クサアジサイ ピンクの色がうまく出ない


庭のアジサイに比べるとひかえめなヤマアジサイ

 咲き残りのホタルブクロや花茎をのばし蕾をつけたシラヤマギクなどを見ながら、車道を戻り、下山する。


山頂手前の車道沿いの果穂をたくさんつけたアカシデ?



途中の登山道でタゴガエルに遭遇する


12:37 930mこぶの斜面では、シコクママコナが咲き始めた


12:57 トラバース道分岐 帰りは雨嶋尾根の東の古道


13:01 こちらの古道の古道のほうが歩きやすくなった


13:20 果実が大きくなり始めたマムシグサ


13:10 水ケ本との分岐を過ぎ


13:25 雨島峠の地蔵に別れを告げる


一瞬ヘビかと・・・シーボルトミミズ


13:50 最終民家を過ぎた所からクレーター5座が見えた


14:00 水ケ本の尾根を見上げ車に乗り込んだ

 4時間50分のトレッキングだった。久しぶりのトレッキングが体にはきついが、やはり山はいいと感じられるものだった。次はいつだろう? 




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