さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

小出川~893m標高点~天満ケ原~真名屋敷 トレッキング

2012年08月11日 | トレッキング 阿讃の山
 昨日は夏休み、午前中に家の用事をなんとか済ませ、午後から出かけた。とりあえず塩江方面に車を走らせながら歩くルートを考える。先日歩いたルートの北側、別子集落の辺りを歩き、大滝方面に上がることにした。

 「またい川新橋」の上流の広いスペースに車を置き歩き出す。夏の日差しが照りつける。


12:36 ここから町道を通り、別子をめざす


12:51 特に何も見えない単調な道を標高を上げていく


オニユリが咲いていると思ったら・・・


12:55 最初の民家が姿を見せる 空き家のようだ

 コオニユリは、香川の里山ではごく普通に見ることが出来るが、オニユリはあまり見ない。大体見かけるのは、民家の近くが多い。

 写真を見れば分かるが、今日歩いているルートは、ごく最近道路の除草作業が行われたようだ。町道沿いもすっきりしていて、先ほどの民家への進入口もきれいになっている。

 道路沿いには、ヒヨドリバナやヤブカンゾウの花が時折見られるが、主となっているのは、放置された畑に見られるクズだ。クズもそろそろ花を咲かせつつある。




13:03 石垣を高くついた民家を見上げる 

 斜めの山の斜面に建つ民家。そこに家を建てるために石垣を高くついている。大きなイチョウの木が背後に立ち、母屋の大きさからすると、この集落の中心的な家なのだろう。残念ながら空き家のようだ。

 ここで、標高580m 駐車地点からは220mほど上がってきた。

 崩れかけた和泉層の地層、今年伸びた青々としたマダケを見ながら標高を上げていく。路上には、転石が多い。


13:10 阿讃の山を見る 道路下には放置された畑が続く


ヤマナシの実が大きくなっている


幹の太い立派なヤマナシだ


上ってきた道沿いに、竹枯らし実験中とあった

 どのように枯らしているの分からないが、黄色くなり枯れてきている。香川の里山の問題の一つに荒れていく竹林があるが、効果的な方法があるのだろうか。

 ここの道沿いの畑はまだ手入れされている。畑には綿花やコンニャクなどが栽培されているよだが、商品用の作物ではない。切り花用か、ユキヤナギがたくさん植え付けられている。



13:20 荒れていく民家 畑と共に・・・


家に山の水を引くためのものだろう(もう使われていない) 


竜王山(電波塔が多く立つ)が見え始める

 手前には、送電線鉄塔が続く尾根が見える。鉄塔の保安路があるはずだ。その道も巡ってみたい。


13:24 ここも最近まで畑だったのではないだろうか?

 クズが侵入し、ススキやセイタカアワダチソウも大きく育っている。


コアカソ あまり見向きもされない雑草だが美しい 


ケヤキ林の向こうに民家が見えた

 標高650mを越えたところで、やっと人が住んでいる民家が2軒あった。

 その民家を越えて、神社が目に入った。


「蔵王権現神社」地形図には載っていないようだ

 少し寄ってみると、さすが山の中の神社だ。大きな木、幹回りが3mを越える巨樹がたくさんある。



幹回り4メール近い ツガの木か?


これも幹回りは3mはゆうに越える コナラかミズナラ?

 この神社を過ぎると町道は下り出す。山の方へ上る舗装されていない車道?があるのでそちらに進み。、町道と分かれる。


広い茶畑への道だった かなり広い


13:40 ここでもコオニユリが美しい姿で立つ


サルトリイバラの葉にルリタテハの幼虫が2匹

 ユリ科の植物を食草とするルリタテハ、この夏、サルトリイバラを見る度に気をつけて見ていたが、やっと出会えた。久しぶりだ・・・グロテスクだが、成虫になると美しい姿に変わる。

 茶畑を過ぎても道は続き、道案内をするハンミョウに出会う。


ニワハンミョウ 阿讃の山で時々見る

 その後、道は山の木を切り出している所で行き止まる。


13:50 とりあえずここを上ってみることにした

 
13:58 初めに見えた所にはやってきたが、まだまだ上りが続く


上の方に尾根が見えるのでそこをめざす まだ歩きやすい斜面だった


木の伐採はアカマツの切り出しのようだ かなり太い 樹齢は150~200年?

 足下には、気の早いアキチョウジの花が見える。だんだんと足元が悪くなり始める。伐採後放置された木々が多くなる。それを、乗り越えながら上っていく。


14:17 ヒヨドリ花とノリウツギの花がそこら中に・・・


花をたくさんつけたノリウツギ 伐採後再び伸びた木のようだ
 
 下から見えていた尾根の頂上近くまで来ると、伐採後伸びた木々に悩まされる。ノリウツギ、ニガイチゴ?、コツクバネウツギ、コナラ等々、胸の高さぐらいの木々が密集して茂っている。それをかみ分けながら進む。今日は、こんな歩きを想定していなかった。腕に傷をつけながら進む。

 
14:21 ナビで確認すると893m標高点のようだ

 地図では、この下に769.3m三角点があるようだが、今日は立ち寄る元気も時間もない。

 このまま尾根を上がり、天満ケ原へ出るルートをとる。


14:29 ここから林に突入 地形図の登山道通り踏み跡がある


タヌキの溜め糞跡 夏場は分解が早い


14:31 テープがある分かりやすい道だ


14:35 再び伐採された斜面に出た


大滝山が見え始めた

 ここまで2時間・・・予想外の藪こぎ?でずいぶんかかった。

 後で気づいたが、今日通った集落は小出川(おでがわ)集落で、目的だった別子集落は、どうも通っていなかったようだ。

 続きは明日のブログで・・・ 
 


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