こんにちは。長南です。いつもお読み頂き、どうもありがとうございます。昨日の小池龍之介さんのコメントはもう聞かれましたか?もしまだの方はぜひ聞いておいてください。
https://true-buddhism.com/gift/interviewkoike.mp3
さて今回は、あなたの輝く未来へ向かって生きる意味に最短最速で近づく21のステップ、第17ステップをお届けです。 あなたの心のすがたがついに解き明かされます。
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2月28日(火)ステップその17
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■今、明かされるあなたの本当の姿
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▼この世に、心をうつす三枚の鏡があります。
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│仏││自││他│
└┬┘│分││人│
│ └┬┘└┬┘
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1他人という鏡
2自分という鏡
3仏という鏡
一体どれを使えばいいのでしょうか。今まで、最初の2つは本当の私をうつしだしてはくれませんでした。本当の私をうつす鏡はないのでしょうか。ご安心下さい。「仏という鏡」だけが、本当の私のすがたをうつして見せてくれます。
「仏という鏡」とは、あなたの体でやっていること、口で言っていること心で思っていることそれを知っておるぞ、聞いておるぞ、見ておるぞ、という「仏様のまなこにうつったあなたの姿」です。
▼だから徹底してごまかしを一切排除して、ありのままのあなたのすがたをうつし出して見せてくれます。それがこの「仏という鏡」です。
▼仏教とは、お釈迦様が今から2600年前に説かれた教えです。お釈迦様は80才でお亡くなりになりましたが、その釈迦一代で教えられたことを、今日仏教と言われます。
その釈迦一代教えられたことは今日一切経に書き残されています。この七千余巻の一切経というものは、一体そこに何が教えられているのか。
お釈迦様の臨終にあるお弟子が、「仏教とは一体何を教えられたものですか。」と尋ねています。その時、お釈迦様は、このように答えられました。「私が今まで教えて来たことは、法鏡(ほうきょう)である」仏教は法鏡(ほうきょう)」だと言われています。
「法」とは、「ダルマー」ということで、真実のこと。ありのままということです。「法鏡」とは、ありのままの人間のすがたをうつす鏡ということです。
ですから仏教とは、あなたの本当の相をうつす鏡だとお釈迦様がいわれています。仏という鏡とは、真実をうつす「法鏡」なのです。
ですから、仏教を聞くということは、本当の自分のすがたを見せて頂くということです。Aのところを聞き始めた時だとすると、聞けば聞くだけ、左へ左へと進みます。
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/┃ A
/┠←─←─←─←A
/┃
/┃
----------------------太線が鏡とすると、聞けば聞くだけその鏡に近づくということです。鏡に近づくと、Aの所にいた時には見えなかった自分が進めば進むだけ見えてくる。だんだんだんだんと今まで見えなかった自分のすがたが見えてくるということです。
▼法律とか、倫理・道徳とかと、法鏡は全く違います。
▼法律はごく粗い悪を取り締まります。人のものをとったり、人を傷つけたり殺したりする悪です。しかし、「殺してやる」と言ったり、思ったりしただけでは逮捕されません。たとえれば「肉眼」みたいなものです。
▼倫理・道徳になりますと、「いじわるしてはいけません」「挨拶をしましょう」もっと細かい善悪を問題にします。たとえれば、「虫眼鏡」のようなものです。
▼仏教の法鏡は、それに対して「電子顕微鏡」みたいなものです。倫理道徳で問題にされないような悪でも法鏡では、悪だとされます。肉眼で見えないようなものでも、虫眼鏡を使うと見えます。虫眼鏡で見えなかったものでも、顕微鏡で見えてくるということです。
▼あ、あなたの足下にまむしがいる。まむしがおそってくる!大変怖いですが、まむしにかまれて死ぬ人は、年間、何人くらいでしょう。あっても少ないです。それより電子顕微鏡でなければ見えないようなウィルスで命が奪われることがあります。「あなたの部屋にインフルエンザウィルスがいる!」なんて目に見えたらいいのですが、小さすぎるがゆえに、見えません。小さくて見えないからといってバカにできないのです。目に見えるまむしやさそりは逃げられますが、目に見えない小さいもの、気づかないもので私たちは死ぬのですから大変怖るべきものです。こうして法律や道徳でわからなかったものでも法鏡で見えてきます。これは、法の鏡に近づけば近づくだけ、仏教を聞けば聞くだけ今まで悪だと知らなかったことが悪と知らされてきます。
▼鏡から遠い時は、「自分もまんざらでもないな」と思っていますが、鏡に近づいてゆくと、今まで見えなかったしわやらあざやら見えてきて、「これはあまりいい男ではないな」と知らされます。それが、もっと進んでゆくと、「これは見たくないな」という醜い自分が見えてきます。
だから、仏教を聞けば、本当の自分が見えてくるということです。そして、本当の自分の姿が知らされるのは、あの縦の線と交わったこの時です。
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/┃
/┃ A
/┠←─←─←─←
/┃
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この時に、真実の自己とはどういうものかということがハッキリ知らされます。そして実は、絶対の幸福になれるのは、真実の自己がハッキリ知らされた瞬間です。それで、お釈迦様は、「仏教というのは、法鏡ですよ」と教えられ、微尽の悪も見逃さず、あなたのありのままのすがたを照らし出そうとされているのです。
▼これでお気づきになったかもしれませんが、ということは、これまでお話ししてきたことも仏教ですので、実は法鏡です。すでに受け止められた分量に応じて、今まで知らなかった自分の姿が見えてこられているのではないでしょうか?近い所では前回の七慢もその1つです。言われて見れば、確かにあるある、と知らされたところがあれば、絶対の幸福に向かって進んでいるのです。そして、このメール講座の最初からお話ししてきた、相対の幸福ばかり求め、欲には限りがないので、どこまで手に入れても満足できず、やがて必ず死んで、夢のように消えてしまう人生の実態も、法鏡に映し出されている姿です。それが知らされるほど、絶対の幸福に向かって進みますし、善をまとめられた六度万行さえも、その通りに実行しようとすると、その難しさが知らされます。つまり、自分の心は六度万行の反対であることが知らされて来るのです。真実の自己を知らずに絶対の幸福になることはありませんので、お釈迦さまは「法鏡」を説かれているのです。 絶対の幸福に向かって少しでも速く進めるようよくよく仏教の内容を受け止めて頂ければと思います。
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■21ステップ 17日目 終了
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本日もお読み頂き、どうもありがとうございました。ところで、本当の生きる意味を教えている仏教は、約150年前から衰退しているのですが、なぜ戦後になると、滅亡へ向かってよりスピードアップしているのか、という問題が残されていました。それは、仏教学者に引き続き、今度は僧侶が大きな失敗をしてしまったのです。そもそも江戸時代、幕府が宗教勢力をおさえ、同時に人々を支配するために、戸籍などと一体化した檀家制度を作りました。それによって僧侶たちは、檀家の葬祭供養を独占的に行うようになり、寺の経営は安定したものの、日本の仏教は教えを伝えようという活力をどんどん失い、葬式仏教・法事仏教になってしまったのです。やはり300年間の安逸をむさぼってしまったんですね。そこへ明治の廃仏毀釈の弾圧が行われ、大正時代に学者たちが仏教の大前提を破壊してしまったのは、以前にお話しした通りです。
では、この50年の劇的な衰退は何かというと、戦後、僧侶たちは、学校で歴史で習った、「農地改革」で、寺の所有していた土地を失いました。「民法改正」では、家制度がなくなり、檀家制度が崩壊しました。これに驚いた僧侶たちが、何とか生活できるように、とった対策が大きく3つありますが、どれも、「そりゃ楽かもしれないけどそれやったらまずいだろう」というものすごいものです。それが、
1 葬式の布施の値上げ
2 戒名、法名の布施の値上げ
3 寺院補修費用の割り当て
です。いかがでしょうか。確かにこれなら仏教の教えが説けなくても、葬儀で少しお経を読めば数十万、戒名や法名をつければ数十万、少し長い戒名や法名なら数百万です。そして寺院が壊れてきたら、補修費用を割り当てます。しかも、仏教の教えは説きません。僧侶でも、たまに短い話をすることがありますが、仏教と関係ありそうで関係なかったり、あまり意味が分からなかったりしたのではないでしょうか。
▼富裕層相手のビジネスをしている知り合いの話によれば、今も10億円以上の金融資産を持つ人の2%は、僧侶だそうです。そして、ある僧侶は、同じ町で、寺に加えて、病院を経営し、ホスピスも経営しています。何だかこの3つのグループ企業は、確かに関連は深いのですが、何だかベルトコンベアー的な流れが見えていて、その病院に入ったらどうなってしまうのか………「経営者は、全部のサービスを使ってもらったほうが儲かるよな」なんて想像すると、何となく背筋がヒンヤリ涼しくなりますよね。そして、日本が世界に誇る、安くて燃費のいいすぐれた日本車に乗っているのではなく、やたら高い海外ブランドの高級車に乗っているわけですが、よほどお金の使いみちがないのでしょうか。
(ただしご近所は走れないので、 普段は奥のガレージにしまってあり、 お経を読みに回る時は安いスクーターです)
こんなことをされたら、当然、みんな仏教嫌いになってしまいます。仏教の衰退が加速するわけですよね。寺と檀家(門徒)のつながりは、本来、葬式や法事、戒名(法名)や墓ではなく、仏教の教えを伝えることが唯一の関係です。それがなくなってくると、本当の関係はなくなってしまうんですよね。
もちろん仏教の教えを説くわけでもなく、葬式や法事、補修費用の際限ない負担を強いるような人たちに何百万ものお金を支払う必要は一切ありません。彼らは、自分が楽して儲けようとするのではなく、みなさんの幸せのために、尊い仏教の教えを明らかにするべきだったのではないでしょうか?
私の大学の先輩にあたり、仏教関連の本を沢山書いている、ひろさちやさんは、こう書いています。
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仏教は決して古くさい教えではない。ただ、仏教を現在の言葉で説こうとする努力が足りないから、古くさい印象をあたえてしまうのだ。(ひろさちや『仏教の常識』)
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まったくその通りです。今こそ本当の仏教を現代に明らかにするときではないでしょうか。欧米では仏教は、「貧しさから抜け出して、豊かな社会になったのに、 満たされないのはどうしてか?」「科学技術はこのまま限りなく進歩していいのか?」という不安から、ベトナム戦争の時くらいから関心が高まっています。
新しい社会に、仏教が示す救済の道が待望されているのです。そこで、分かりやすい言葉で、全国いつでもどこでも仏教が学べる環境を作るには、今の時代では、様々な技術革新の結晶であるウェブ上の通信コースがベストかと思ったのです。仏教の新しい時代は、もうすぐそこまで来ています。もはや、教えを説かずにしっかりお金だけは持っていく葬式仏教の人たちは放っておくしかありません。仏教に説かれる、すべての人が幸せになれる深遠な教えは、私たちが未来に伝えていきましょう。
全ステップ終了まで、あと4回です。1日5分、「人類の到達した最深の思想」にふれることを習慣化してください。それではまたメールします。
お体くれぐれも大切になさって下さいませ。
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生きる意味をすべての人へ
発行:長南瑞生
日本仏教アソシエーション株式会社
URL : https://japan-buddhism.co.jp
Email: support@all.buddhism.ne.jp
Youtube: https://www.youtube.com/user/RyoBuddhism
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