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「PB黒字化目標撤回の提言」

2018年05月14日 | 経世済民=政治=経済

 「PB黒字化目標撤回の提言」自民党の「日本の未来を考える勉強会」

自民党の「日本の未来を考える勉強会」が、5月11日、消費増税凍結や基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)黒字化目標の撤回を求める提言を発表しました。      From 三橋貴明
【デフレ不況から完全に脱却し、日本経済を成長路線に乗せると同時に、財政再建を果たすために必要な財政政策に関する提言】 https://www.andouhiroshi.jp/wp/wp-content/uploads/2018/05/62e04b2beb720db169bf64ec9d395bef.pdf

 近々、安倍総理と二階幹事長に提出され、6月の骨太の方針閣議決定に反映するように求めるとのことです。今回、注目してほしいのは、「日本の未来を考える勉強会」の「危機意識」です。
 提言書には、以下の通り書かれています。
『今や日本はアジアにおける経済大国の座を完全に中国に奪われ、俄には埋めがたい巨大な格差が広がり続けている。さらに近い将来、一人当たりGDPは韓国にすら逆転されかねない状況にある。政権奪還後5年以上経過したことを踏まえれば、このままデフレ完全脱却を果たすことができなければ自民党政権の信任にも関わる危機的状況であり、財政支出拡大等の可及的速やかな抜本対策が必要不可欠である。』
自民党政権の信任に関わる危機的状況」ではなく、現実には「日本国家の存続に関わる危機的状況」だと思います。何しろ、GDPとは我々が働いて稼ぐ、所得の総計です。そして、税金は所得から支払われます。結果的に、財政とGDPは極めて強い相関関係にあるのです。デフレが続き、GDPが伸び悩むとは、財政規模において近隣の「仮想敵国」との差が開く、あるいは差が詰められるということを意味しているのです。財政規模は、軍事力は当然の話として、科学技術力、国内インフラなど、「国力」と直結します。中国経済が成長を続け、わが国のGDPが停滞している現在の状況が続けば、2040年代に中国のGDPが「日本の十倍」という時代が訪れるでしょう。軍事予算は、20倍に達していると思います。日本の20倍の軍事予算を使う
共産党独裁国家に、我が国はいかにして立ち向かえばいいのでしょうか。立ち向かえない。というのが、残酷な答えです。
間違いなく、その時点で日本は中国の属国と化しています。その種の悪夢の到来が嫌ならば、経済成長するしかありません。そして、日本が経済成長するためには、消費増税の凍結や減税はもちろんのこと、財政拡大による需要創出が必須なのです。それを理解している自民党国会議員が、少なくとも30人はいます(30人しかいない、という表現もできますが)。
皆様、ぜひともご支援を。      ( 安倍総理と二階幹事長に提出された提言書)     
                                             



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