それは違う

献血のお願いの書類が回覧されてきた。

もんちっち
「１月８日に献血、だって」

うさぎさん
「う～ん、飲み会で肝臓弱ってるからダメかなぁ」

いーさん
「まみさんの血液型足りないってよ」

まみさん
「成分献血は嫌なんです～」

もんちっち
「戻すのがイヤって人いるよね」

まみさん
「なんだか『要らないカス』を入れられてる感じがして…」

いーさん
「…要らないカスって、それ違うべ」

まみさん
「やっぱり私、やろうかな。ダイエットになるし」

いーさん
「献血でダイエット～？それも違うべ」

うさぎさん
「瞬間的に重さが減るだけで、痩せはしないでしょ～」

まみさん
「…やっぱり？」

もんちっち
「痩せると言われても、私は一滴たりとも献血しない。
　もともと足りないから人にあげられないし」

まみさん
「そういえば貧血の再検査行ってないんですよね～？」

もんちっち
「ホウレン草とかサプリ採って頑張ってる。
　少しでも血を濃くしてから再検査行かないとね！」

いーさん
「汗かいたら血が濃くなるんじゃないか？」

うさぎさん
「そんなに汗かいたら逆に倒れるよ…
　ドロドロ血になるし、違うよ～」

まみさん
「っていうか、
　もんちっちさん、
　それじゃ貧血治ったことにならない…」