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『安楽探偵』 小林泰三

2024年07月19日 18時10分10秒 | ■読書
小林泰三の連作ミステリ作品『安楽探偵』を読みました。
小林泰三の作品は5年前に読んだアンソロジー作品『NOVA 2019年春号』に収録されていた『クラリッサ殺し』以来ですね。

-----story-------------
街いちばんの名探偵の元には、奇妙な依頼人ばかりがやって来る。
熱狂的ファンの中年男に、執拗に真似をされる恐怖を語る人気アイドル。(「アイドルストーカー」)
何者かに太る薬を盛られていると訴えるダイエットマニアの女。(「ダイエット」)
事務所から一歩も出ないものぐさな探偵の推理とは? 
全編に仕掛けられた巧妙な罠と黒い笑い。
奇才が放つ連作ミステリー。
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2015年(平成27年)に『Web光文社文庫』に発表された作品4篇に書き下ろし2篇を加え、2016年(平成28年)に刊行された作品です。

 ■アイドルストーカー
 ■消去法
 ■ダイエット
 ■食材
 ■命の軽さ
 ■モリアーティー

安楽椅子探偵のもとにクセと思い込みが強い依頼人が事件の相談に来て……という展開の連作ミステリ、、、

叙述トリックに見事に騙された『ダイエット』が印象的だったかな……読んでいて、探偵の推理に んー? と感じる部分があったのですが、それは最終話の『モリアーティー』で回収される感じでしたねー まずまずかな。

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