イギリスの作家コリン・デクスターの長篇ミステリ作品『ジェリコ街の女(原題:The Dead of Jericho)』を読みました。
『ニコラス・クインの静かな世界』に続き、コリン・デクスターの作品です。
-----story-------------
モース警部がジェリコ街に住む女アンに出会ったのは、あるパーティの席上だった。
すっかり意気投合した二人は再会を約すが、数ヶ月後、彼女は自宅で首吊り自殺を遂げた。
はたして本当に自殺なのか? モースにはどうしても納得がいかなかった。
やがてアンの家の近所で殺人事件が起こるにおよび、モースの頭脳はめまぐるしく動き始めた。
前作に続き英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞を連続受賞した傑作本格ミステリ
(解説:モース警部はいかにしてセクシーとなりしか 大津波悦子)
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1981年(昭和56年)に発表されたモース主任警部シリーズの第5作目の作品です……モース主任警部シリーズを読むのは本作品で7作品目ですね。
モース主任警部がジェリコ地区に住む女アン・スコットと出会ったのは、あるパーティの席上だった……うす茶色の大きな目、微笑みをたたえた唇、知的な受け答えがモースの心を捉えた、、、
2人は意気投合し、アンは自宅で個人教授をやっている現在までの身の上話を語った……だが、無常にも事件発生を報じる電話が2人を引き裂いた。
再会を約してパーティーを抜けたモースには、ふたたび相まみえるときのアンが、冷たい死体となっていることなど思いやるすべもなかった……6ヶ月後、別の用事にかこつけて、モースは思い切ってアンの家を訪ねた、、、
しかし、いくら呼んでも応答はなかった……その夜、ジェリコ地区に急行するサイレンの音に胸騒ぎを覚えたモースはアンの家に駆け付けた。
癒えにはすでに市警本部の刑事たちが溢れていた……本部にかかった匿名の電話の話どおり、2階の部屋でアンが首を吊って死んでいるのが発見されたのだ! 状況は明らかに自殺だった、、、
だが、モースは納得できなかった……本当に自殺なのか? もしそうだとしたら、アンをそこまで追い詰めたものは何かなのか? やがて、アンの家の向かいの家で殺人が起こるにおよんで、モースの疑惑はいよいよ深まっていく。
一貫して謎解きの醍醐味を追及する気鋭の最新作…… 『死者たちの礼拝』に続いて英国推理作家協会賞受賞!
冒頭からパーティで美女アンと出会い惹かれていくモース……その後、アンが自殺し、アンの自殺のことが頭から離れないモースは、同僚のベル主任警部が事件担当にも関わらず、違法に合鍵を入手して現場に侵入する等、事件に首を突っ込んでいく、、、
そうこうするうちに現場の向かい側の邸で独り暮らしの男性ジョージ・ジャクスンが殺害される事件が発生……モースはアンの自殺を契機とした事件の捜査に巻き込まれていく という展開。
アンが自殺した動機や背景、ジャクスンが殺害された際のアリバイ崩しが中心……モースの推理から、大胆で意外性のある仮説が飛び出して真相は二転三転、、、
それでも、真相を究明するため、ルイス主任警部の力も借りながら、一歩ずつ真実に近づいて行こうとする相変わらずの展開が愉しめました……他の作品も読んでみたいのですが、なかなか古書店で見つからないんですよねー これで書棚の在庫は読了! 粘り強く出会いを待つしかないですね。
『ニコラス・クインの静かな世界』に続き、コリン・デクスターの作品です。
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モース警部がジェリコ街に住む女アンに出会ったのは、あるパーティの席上だった。
すっかり意気投合した二人は再会を約すが、数ヶ月後、彼女は自宅で首吊り自殺を遂げた。
はたして本当に自殺なのか? モースにはどうしても納得がいかなかった。
やがてアンの家の近所で殺人事件が起こるにおよび、モースの頭脳はめまぐるしく動き始めた。
前作に続き英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞を連続受賞した傑作本格ミステリ
(解説:モース警部はいかにしてセクシーとなりしか 大津波悦子)
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1981年(昭和56年)に発表されたモース主任警部シリーズの第5作目の作品です……モース主任警部シリーズを読むのは本作品で7作品目ですね。
モース主任警部がジェリコ地区に住む女アン・スコットと出会ったのは、あるパーティの席上だった……うす茶色の大きな目、微笑みをたたえた唇、知的な受け答えがモースの心を捉えた、、、
2人は意気投合し、アンは自宅で個人教授をやっている現在までの身の上話を語った……だが、無常にも事件発生を報じる電話が2人を引き裂いた。
再会を約してパーティーを抜けたモースには、ふたたび相まみえるときのアンが、冷たい死体となっていることなど思いやるすべもなかった……6ヶ月後、別の用事にかこつけて、モースは思い切ってアンの家を訪ねた、、、
しかし、いくら呼んでも応答はなかった……その夜、ジェリコ地区に急行するサイレンの音に胸騒ぎを覚えたモースはアンの家に駆け付けた。
癒えにはすでに市警本部の刑事たちが溢れていた……本部にかかった匿名の電話の話どおり、2階の部屋でアンが首を吊って死んでいるのが発見されたのだ! 状況は明らかに自殺だった、、、
だが、モースは納得できなかった……本当に自殺なのか? もしそうだとしたら、アンをそこまで追い詰めたものは何かなのか? やがて、アンの家の向かいの家で殺人が起こるにおよんで、モースの疑惑はいよいよ深まっていく。
一貫して謎解きの醍醐味を追及する気鋭の最新作…… 『死者たちの礼拝』に続いて英国推理作家協会賞受賞!
冒頭からパーティで美女アンと出会い惹かれていくモース……その後、アンが自殺し、アンの自殺のことが頭から離れないモースは、同僚のベル主任警部が事件担当にも関わらず、違法に合鍵を入手して現場に侵入する等、事件に首を突っ込んでいく、、、
そうこうするうちに現場の向かい側の邸で独り暮らしの男性ジョージ・ジャクスンが殺害される事件が発生……モースはアンの自殺を契機とした事件の捜査に巻き込まれていく という展開。
アンが自殺した動機や背景、ジャクスンが殺害された際のアリバイ崩しが中心……モースの推理から、大胆で意外性のある仮説が飛び出して真相は二転三転、、、
それでも、真相を究明するため、ルイス主任警部の力も借りながら、一歩ずつ真実に近づいて行こうとする相変わらずの展開が愉しめました……他の作品も読んでみたいのですが、なかなか古書店で見つからないんですよねー これで書棚の在庫は読了! 粘り強く出会いを待つしかないですね。