大学一年生の五月の早慶戦を神宮で観戦していて、今から思えば熱中症にかかったことがあったことを思い出しました。
朝八時半に千駄ヶ谷に集合して行ったような記憶があります。学生内野席だったかな。指定席だったから内野席ですが、ロープで区切られていて、座席には応援グッズセットがありました。
紙製のリバーシブルの角帽もそのセットに含まれていて、ロープごとに指定された色をかぶると人文字で、めでたく「W」が浮かび上がるわけです。
私の熱中症対策って、この角帽だけでした。
九時前から延々と応援の練習をさせられて、試合が始まったのは昼頃。
確か早稲田が八点ぐらい得点したので、八回、紺碧の空を立ち上がって歌ったことになります。
我が早稲田が勝って、新宿へ繰り出すはずが、私だけ体がだるいので、ひとり帰宅しました。
帰宅して正解でした。帰りの電車の中でなんでこんなに寒いんだろう?と思って家で体温計ったらかなりの発熱で翌日も寝てました。
考えれば水分も栄養もビール一杯くらいしかとっていなかった。まだ五月だったし若かったから、大事にはいたらなかったんでしょう。
無謀なことをしていたものです。
当時の主将が岡田でした。古い話です。