ジョルジュ・サウンド先生の夢と感動日記

人生のテーマは「夢と感動」
音楽に関する夢や感動を綴っています。

西本智実さんの母親の子育て

2010年02月20日 | 今日、感動したこと
NHK教育テレビ「となりの子育て」に、西本智実さんとお母様のひろみさんが、出演なさっていました。

私が、智実さんのことを尊敬する大きな理由に(音楽的才能以外で)、
お人柄の良さと不屈の精神の二点が挙げられます。

まず、お人柄について。
ブログやコメントにも、事例を詳しく書きましたが、
大物になってからも、謙虚であること。
演奏者よりも先に挨拶、演奏後には必ず感謝の言葉、ファンにはご自分から握手。
聴衆への心配りがあり、場の空気がよめること。
第九の1楽章と2楽章の間に入場されたお客様が着席するまで、コンサートマスターとアイコンタクトをとり、後ろを振り向かずに待っていたこと。
曲の途中で拍手が湧きおこった時も、拍手が鳴り止むまで指揮棒を振らなかったこと。
これって、勇気の要ることだと思います。
「なんて失礼な客だろう!」と思ったら、絶対にとれない行動だし、心に余裕がないとできないと思います。
お客様をとても大切にしていらっしゃるのだなぁと、心から感心した出来事でした。

次に、不屈の精神。
言葉の通じないロシアに独りで留学。厳しい課題をクリア。
むちうちとヘルニアの克服。
(私もむちうちになった時は寝返りうてず顔も洗えず。
 ぎっくり腰の時は立てずに寝たきり。ヘルニアはもっと痛いらしい)
美人で女性だからという妬みや僻による、心ない人からの誹謗中傷。
いわれのないバッシング。(どの世界でも出る杭は打たれるのよね)
それでも、めげずに(いっぱい傷ついたと思うけれど)がんばって指揮者を続けている智実さんの生き方は、
挫けそうになっている人に、勇気を与えてくれます!
私も西本智実さんに出会って、すごく元気をもらったし、自分の生き方を見つめなおす機会をもらった一人だから。

その智実さんを育てたお母様の教育方針には、とっても興味がありました。
以前、金スマに出演なさった時に拝見して、上品で綺麗な方だなぁ~
智実さんのことを、心から愛しているんだなぁと感じました。
今日は、もっと詳しく幼少時代の頃の紹介があり、子育て中の私にとって、とても参考になりました。
学校の保護者会でも、見せたいような内容でした。

小さい時に厳しく育てることは、上記の不屈の精神を培うためにも大切なことだと感じました。
また集団の中で、人に迷惑をかけないように責任を持つという躾も、
今の彼女にオーケストラをまとめるという重責を果たす力を身につけたのだと思いました。
それから、自分で調べたり学んだりすることの大切さをわからせるため、ある時期からは手を離すことが大切なことも再認識しました。
(芸事は守破離といわれますが、理にかなった教育方針です。)
今日のテレビを見て、自分なりに解釈して学んだことは、
・母親自身も一人の人間として輝いて生きること。
 その姿を見て、子どもは学んでいるということ。
・子どものやりたいことは肯定して、夢を応援すること。
・子どもが岐路に立たされている時は、親としての意見をしっかり言うこと。
・いつでも子どもの味方でいてあげること。

最後に智実さんが、お母様に綴った手紙の中に、
「お母さんの手料理が食べたい。」とあり、反省。

私は、昨夜も今夜も、ご飯つくってません。
我が家は、夫の方が料理が上手なので…
明日は、ちゃんと作ります。

1月のブログ記事に書いた「天才じゃなくても夢をつかめる10の法則」にも相通ずるものがありますので、
子育て中の方は、参考にご覧になってください。