前任校のメル友、ひろみ先生のお誘いで、学芸会を観に行きました。
行事続きで体調もイマイチだったけど、本当に行って良かったです!
昔の教え子って、どうしてこんなにかわいいんでしょう。
6年生最後の「走れメロス」が終わったとき、みんなが舞台の上から
「ジョルジュ・サウンドせんせ~い!」て手を振ってくれて、
駆け寄ってくれて、とっても嬉しかったです。
やんちゃで、教師の手を煩わせた子ほど思い出深く、
メロスを熱演する姿に、元担任のイッチーの先生も涙を流していました。
私の後任の音楽の先生のピアノも素晴らしく、とても勉強になりました。
作曲・編曲の能力は、音楽教師に不可欠だと改めて感じました。
私にとっては、前任校の最後の年の6年生が、最高に大好きで、
なかでも6年4組のダイちゃん&ケンちゃんコンビの音楽係は、
音楽教師始まって以来、最高の音楽係でした。
卒業までの3学期の間、毎日休み時間に音楽室に来てくれて、
楽器を整理してくれたり、楽譜を揃えてくれたり、それはそれはよく働いてくれました。
卒業式の歌も最高で、児童が作詞作曲した「My treasure days」は、私にとっても宝物です。
今日のお昼ごはんは、史上最高の音楽係のダイちゃんと一緒に食べました。
中2になっていたので、お母さんは「反抗期なんです」とおっしゃっていましたが、
私にとっては、ずーっとかわいい教え子で、別れの時の最後にもらった音楽袋は、今でも大切にしています。
(なんとダイちゃんが、巾着袋にピアノとト音記号を刺繍してくれた手作り品です!!)
今の学校で、教え子が反抗して辛い思いをした時、いつもこの音楽袋を見て、元気を出しています。
最近、教員への規制が厳しく、卒業生と親しくしてはいけないとか
携帯番号を教えたり、メールのやりとりをしてはいけないとか
いつまでも前任校に顔を出すなとか、いろいろ指導されるけれども、
教え子の成長した姿を見る時ほど、教師冥利に尽きることはありません。
いつまでも、教え子の心の中に忘れられない思い出を作ることが、教師としての使命なんだ。
今まで、そう思っていました。
でも、思い出を作ってくれていたのは、子どもの方だったんだなって、
今日、気づかせてもらいました。
ダイちゃん、中間試験がんばってね。今日、一緒に勉強したことが出題されますように!
それから、サッカー選手になる夢、ずっと応援してるからね。