ジョルジュ・サウンド先生の夢と感動日記

人生のテーマは「夢と感動」
音楽に関する夢や感動を綴っています。

低学年の音楽指導

2009年04月22日 | 学校での出来事
今年度から、1年生から6年生まで全学年、音楽指導をすることになった。
1年生の教育出版の教科書では、最初のページに動物の絵があり、
「この中の動物が出てくる歌を歌おう」というものだが、
いろいろ疑問点が出てきた。

まず、動物の名前と数を発表させたのだが、
単位(匹か頭か羽か)が、よくわからない。
家に帰って調べてみると、
人間より小さい山羊や羊は匹で、
人間より大きい馬や象や麒麟は頭というそうだ。

また羽がはえていなくても、ひよこは一羽というそうだが、
1ぴよ、2ぴよ…とか、1ぴょこ、2ぴょこ…と数える人もいるとか!?

からすの絵を見て、「この歌は何?」と私がたずねると、
ほとんどの児童が「からすの子」と答え、
「からす~なぜ鳴くの からすの勝手でしょ~」と歌い出した。 
なんとテレビの影響力の強いことか…
最後まで歌える子はいなかったので、私が歌ったのだが、
「かわいい七つの子があるからよ~」と歌って、はたと気づいた。
からすが七歳だったら、子どもじゃない。
でも、からすの数の数え方(単位)は、七羽である。
これは、どう説明すればいいのだろう???
だれか、教えてください。

それから「シャベルで ほい!」
もぐらが持っているものを訊ねると、児童は「「スコップ」と答える。
シャベルは大型で、スコップが片手で持てる小型のものであるとすると、
もぐらが持てる大きさは、せいぜいスコップである。
でも、「もぐらのおじさん道普請~」と歌っているのだから、
道路工事に、スコップは使わないよなぁ~とも思う。
そもそも童謡に「道普請(みちぶしん)」なんて難しい言葉を使わないで、
「もぐらのおじさん道路工事~」でいいのではないか?

低学年の歌は、突っ込みどころが満載で、指導が難しい。

毎日が勉強のジョルジュ・サウンド先生なのでした。