とあるお話

私の娘はミニバスをやっていて６年生
です。チームの目標は、観客席のある
大きな体育館の大会に出場する事です。
でもそれは、県大会ベスト８のチーム
に勝つことを意味しています。そんな
中、地区の予選でも勝てない状況が続
き６月の大会が終了しました。悔しい
思いは監督、母集団、団員のだれもが
共有しました。大きな体育館の大会に
出るため夏の練習を行っている時に、
その事件は起こりました。暑い体育館
の中の練習でフロアには汗が沢山、落
ちました。６年生のモモコちゃんは、
その汗に足を滑らせて肩の骨を折る重
傷となってしまいました。でもモモコ
ちゃんは、その後の練習は見学ではあ
りましたが、１日も休まず参加しまし
た。そんな中、大きな体育館の大会へ
の出場をかけた試合が１週間後くらい
に迫ってきた時に、その変化は起こり
ました。モモコちゃんのためにも出場
権を獲得しなければと言う事でチーム
全員の練習の動き、声、行動が変わっ
て来ました。出場権をかけた対戦相手
は県大会２位の実力のチームでしたが、
監督、母集団、選手、ベンチが一体と
なって戦った結果、みごとに勝利する
ことが出来ました。大きな体育館の大
会には回復したモモコちゃんも出場し
２ゴールを決めてくれ、とてもうれし
かったです。チーム全員の思いと、行
動が一つになると大きな力になります。
この話は実話で有り、埼玉県以外の県
のお話となります。
ｂｙ　阿部寛
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