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カジノ・ロワイヤル

2006-12-15 | シネマ★雑記
ついに「007カジノ・ロワイヤル」を観て来ました。
なぜ、ついに?かと言うと
ダニエル・クレイグで6代目となるシリーズ第21作目。
私は5代目ジェームズ・ボンド(以下5代目)ピアース・ブロスナンの大・大・大ファンでして、今回の新ボンド/ダニエル・クレイグが決定するまでは、ゴシップ記事に惑わされては、まだピアースでいけるんじゃないの~と(ギャラ問題は除く^^;)しつこく願っておりました。

きもちを画像にするとこんな感じ。
来年は2007
007シリーズファンなら考えただろうが、来年は末字3桁が007!千年に一度のチャンスなのだ!
  

5代目ファンであると同時に、映画史上最長のヒットを誇る「007シリーズ」のファンでもあり、全作DVD等で鑑賞済み、といってもこのシリーズについては、かなりマニアックなファンも多いので、それに比べたら‘にわかファン’レベルだが、就任時には、ファンによるボイコット運動まで起きたダニエル・クレイグが、007シリーズファンの間で、大絶賛の嵐というのも気のなるところでした。

そんなわけで、ドキドキ複雑な思いで観にいったのであります。



まず、ダニエルがキライというわけではありませんが、女性からみるボンド像は、優雅で上品でセクシ~でなければならないのです。問題のルックスですが、彼の目の色はあまりにブルーが濃く(クレイジーブルーとやら)怖い!どちらかといえばテロリスト顔だし^^;体は鍛えられてたけど、5代目のようにスラリ長身というわけでもない。

とはいえ、ルックスだけで評価するわけにはいかん…などと思いながらも、映画は始まる。

<以下ちょっとネタバレ>
シーンを追って、私の感想&ココロの変化を述べてゆきますw

*殺しのライセンス
 ジェームズ・ボンド最初の登場シーンは、“00<ダブルオー>”=殺しのライセンスを取得するため昇格を目前にし、最後の条件となる「2件の殺し」1件目は手こずるが、2件目は瞬時に決めるシーンから。
 ボンドというより、まさに暗殺者そのもの。これじゃ、ボンドじゃなくて、ただの殺し屋じゃん!(とギモンを抱いたが、これはあとから思えば、製作者側の意図^^;)冷淡でダークな感じだったら、ボンド候補に名前があがったクライヴ・オーエンでも良かったんじゃ…などと、その時点では思う。

*オープニング
オープニングでお馴染みのボンドに銃口が狙いを定めるシーン。あたりまえだが、ダニエルだよ!「なんだよこれ!」って声に出してほざいてしまった私。(やはりピアースであって欲しい)
今回の主題歌♪ユー・ノー・マイ・ネイムがキライなわけでもないのだが、今までのオープニングとは違う。オシャレな感じはするけど、これがボンドシリーズ!?というかんじ。。。オープニング最後ではダニエルボンドがUP→UPになるんだけど「きつい^^;やっぱピアースでしょ!」と。

*最初の任務・Mの後悔
ボンドは最初の任務でマダガスカルに行き、テロの資金源である謎の男を追う。この追っかけっこが、またドハデなアクション続きで、たしかにダニエルは体を張って頑張ってます。スゴイです。でもでも、アクションは重要な要素だけど007シリーズでここまでやる必要ある?アクションシーンを売りにするなら、むしろ候補に挙がってたユアン・マクレガーで観たかったかな~なんて、この時点では思ってる。(あとから思えば、ブレンド具合はちょうどよいのだが、最初からあまりにも、ドハデにみせつけられたので^^;)
追っかけっこの果て、ボンドは大使館に逃げ込んだ相手を殺してしまい国際ルールを無視したボンドは非難され“M”は窮地にたたされる。ボンドは“M”にゴキブリ呼ばわれする。

*バハマ
反省することないボンドは、テロリストに武器や情報を売る男を追いバハマに行く。彼の妻に近づき最初のラブ・シーン。情報を得る為だろうが、ロマンスさやセクシーさのカケラもない、ボンド史上最低のラブシーンに見える。
バハマのロケ地ワン・アンド・オンリー・オーシャン・クラブは実在する高級リゾートで、世界中のセレブたちが最上級のバカンスを求めてここを訪れるらしい。
余談ですが、場面がバハマにきりかわるシーンでは、ブロスナン主演の「ダイアモンド・イン・パラダイス」After the Sunsetのロケ地に使われたホテル「アトランティス パラダイス アイランド」もチラっと映り、より一層こういうロケ地は5代目だったらマッチするのにぃ!と思ってしまう。

と、このあたりまでは、なんだか違う映画をみているよう。

*血の涙を流す男の登場
今回の敵役ル・シッフル“死の商人”と、国家予算1500万ドルを賭けてカジノ対決!(負ければ国家予算がテロ資金に)
財務省から派遣された資金調達係:今回のボンドガール/ヴェスパーの登場で、ちょっと空気が変わってきます。彼女はセクシーというより一言で表現するなら“聡明”な美女。

ダニエルボンドが、ちょっとポンドっぽくなってきたな~と思うのは、ヴェスパーが用意したブリオーニのタキシードを身に着けるシーンから。
もちろん、タキシードは格段5代目の方が似合うのですがね^^;

ダニエルをボンドと、ちょっと認めはじめると愕然と映画は面白く観えて来ます。
テロリストと死闘の後、シャワールームで震えるヴェスパーを包み込むあたりから。これが「世界が初めて出逢う、リアルで人間的なジェームズボンド」か!

がむしゃらに任務をこなすダニエルボンドに、不覚にも(笑)どんどん惹き込まれてしまいました。
ダニエルボンドのダークな一面が彼の演技力もあってか、これはこれで実に魅力的です。、
運命の女・ヴェスパーとの切なく悲しい愛、愛に迷うボンドは辞表まで出し、ヴェスパーはボンドを愛するが故に裏切り…後半ロケ地となる、イタリアのコモ湖や、ヴェネチアもため息が出るほど、素敵なロケーション。

お決まりのセリフ“My name is Bond, James Bond”これが、いつ、どこで出てくるのかな~と思っていたのですが、
絶妙のタイミングで言ってくれました。
映画を観る前の私だったら、このセリフはヤツに言わせてなるものか!と思っていたのですが、、めちゃくちゃ、カッコよかったです。
バッチリ、決めてくれましたv
今度は声にだして「なんだよ~これ」じゃなくて、「おぉ!!!」とほざいてました(笑
…エンドロールが流れ、007のあの(ジョン・バリー作曲の)テーマソングが流れる時には完全に21作目、最高!鳥肌モノで(笑)5代目から6代目にしっかりとバトンは渡したよ!と新ボンドを歓迎している自分がいたのです。
エンドロール2曲目に流れた主題歌も、オープニングではあれほどしっくり来なかったのに、映画を観終わってみれば完全に21作目の主題歌として聞き入っていましたw


まあ、なんとも、予想外の自分のココロの変化に、ワタシ自身がビックリでした。

最初は5代目が演じたら…を想定し観るつもりだったのですが、今回はマーティン・キャンベル監督も言っているように、今までのシリーズとはむしろ別物「ジェームズ・ボンドを原点に戻したい」というコンセプトのもと作られた作品なので、5代目ブロスナンが私からみれば“スーパーマン”なら、ダニエルは“人間”なのです。
演じきったダニエルも良かったですが、今回は脚本(脚色)がとてもいいです!

キモチが変わったところで、公開中にもう一度観にいく予定w

すでに、次回作への契約交渉済みのダニエル、果たして次はどんなジェームズボンドを魅せつけてくれるのだろう!
次は勝負だよね!

JAMES BOND WILL RETURN

M:i:Ⅲ

2006-07-27 | シネマ★雑記
メイデイ!! メイデイ!! メイデイ!!

私事ですが、
HDDレコーダーがコワレました。

4年前、AXNでの「探偵レミントン・スティール」放送をきっかけに購入したHDDレコーダー東芝RD、海外ドラマファンには必需品です。
最近、すこ~し変だな(汗)と気づいた翌日には、やられました。
最初の症状は、HDD再生中に、コン、コン、と音がするようになり(その時点で十分ヤバイ)その後はHDD再生中にブロックノイズが走り、再生がストップしてしまう事態に。電源を一度おとし、リセットしようとしたら、いつまでたってもローディング状態が続くので、コンセント抜きしたら(マズイって)次に立ち上げた瞬間、HDDの録画が全部消えちゃいました
いちお、サポセンに聞いてみたら「HDDの初期化をして下さい」とのアドバイスでしたが、時すでに遅し。初期化できず
そこで知ったのですが、定期的に(半年~1年)初期化をしたほうがHDDの為に良いそうなんですね。しかし録画したものを一時的とはいえ、全部移動するなんて、ムリだよねぇ。(次回は気をつけろよっ>自分)
一度もHDD初期化しませんでしたし、オンタイムで映像を見ることがないワタシ、HDDを使って見る時間が多かったのか、おっかけ再生でHDD酷使しすぎたのか、プチ編集好きなのでプレイリストで編集、再編集のしすぎが原因なのかはわかりませんが、丸4年の寿命でした。毎日よく動いてくれたワタシの分身みたいもんです。。アリガトウ

早速、お昼休み、弁当も食べずw大型デンキ店にはしりましたが、さいきんのは容量も多く、お安くなりましたね~今度は5年保証をつけましたよ。

しかし、先週のLOST、ずっと録りダメしてあった、ブラッカイマーさんのs.o.f.にCSI…全部消えちゃいました。

「エイリアス」だけは、先週、一気にシーズン3の録画未見分を全部消化しておいて良かったんですがね

そう、エイリアスといえば!
「LOST」「エイリアス」などの人気TVシリーズを手がけてきたJ・J・エイブラムスが、長編映画デビューとして監督をつとめた「M:i:III」やっと見てきました。

で、一言感想は

「エイリアス」のパクリじゃん!

びっくりするくらい、かぶってるw
って、あたりまえなのですが、
もちろん、勢いに乗ってるJJワールド120%、面白い!楽しい!
TVドラマ「エイリアス」にお金をかけ、派手に映画化したらこんな風になるんだろな~というより、「エイリアス」ファンとしては、映画版「エイリアス」として観たかった…

「M:i:III」を見ている間、ワタシのアタマの中では、すっかり「エイリアス」におきかわっていましたw

オープニング、イーサンがフィリップ・シーモア・ホフマン扮するオーウェンに捕られ尋問を受けるシーン、しかも飛行機の中で、←エイリアスでもシドが拷問をうけるところから始まるエピあったあった。飛行機の中の戦いも。それに、オープニングから時間を遡る設定も。

タイムスリップし、イーサンの婚約パーティーシーン、イーサンの本業(スパイ)を婚約者は知らない←これって、エイリアスのシーズン1じゃん。シドもプロポーズされるところから始まるし。主人公イーサンの私生活をみせるというところが、J・ボンドとは違うJJワールドなんだけど。このパーティーもエイリアスっぽいし、ウィル、ヴォーンもきていそうwだってこのシーン、実生活でもJJの友人でもある、エイリアスではワイス役クン登場!してるしwひとまわり大きくなってなかった?

続いてパーティー中にイーサンに任務指令の電話がかかってくる。これ、シドちゃんちでもおきまり。(シドには、ピザ屋の間違いデンワだけど、イーサンには旅行会社からだった)友達と盛り上がっていても「あっ、会社から呼ばれちゃった、行かなきゃ」ってシーン。

で、コンビニでの接触シーン。←エイリアス内のシド&ヴォーンの接触場所もコンビニだった!J・ボンドなら、絶対コンビニで待ち合わせはしない、そこが「M:i:III」JJ風なんだけどさ。

とのっけから、エイリアス?と勘違いしそー。

他にも、イーサンがビルから飛び降りるシーンは、シーズン2でシドママがビルから飛び降りるシーンにかぶるでしょ、
それから、「M:i:III」の見所のひとつとして、IMFのメンバーの「チームワーク」
こりゃ、エイリアスのCIAチームだって、負けちゃいません。
任務遂行中のちょっとした時間、イーサンの結婚をちゃかすシーン。エイリアスだって、ヴォーンにワイスが「で、シドとどうなったの?」とか「なにその香水、変だよ」とか…任務遂行中にこういう私生活を覗かせるシーンをもってくるのもJJ風。
オリジナルのTVシリーズ『スパイ大作戦』並みのチームワークプレイは見ていて、爽快、特にバチカンでに任務遂行後、ボードで逃げるシーンは最高~◎にカッチョいい!だけに、エイリアスのメンバーでこれやりたかった~

もちろん、トム・クルーズ様の「M:i:III」だから実現した映画で、「エイリアス」のメンバーでこれだけ予算をかけて派手に映画化はムリな話でしょうけど、、今回監督にJJが指名されたのも「エイリアス」を見ての、トム様ご指名なだけに、 「エイリアス」をトムにのっとられたかんじがしてならん!      

なんで、個人的には「エイリアス」はTVドラマ(サイコ~◎)ですが、「M:i:III」は映画なので、こちらは☆が5つってわけじゃないんですけど^^;JJエイブラムスの世界を満喫しました。


現在AXNでオンエア中の「エイリアス」season3ですが、最初のうちは、みていてシドニーがせつなくて、かわいそうなくらい辛かったですが、だんだん面白くなってきましたね~☆
シドパパとの親子愛もいいかんじv
ヴォーン派でしたが、すっかりシドパパ派になりましたw


シド&シドパパ、 ディクソン

プロデューサーズ

2006-04-21 | シネマ★雑記

プロデューサーズ




も~、ほんとに、楽しい笑えるおバカな映画
ずっと、笑いっぱなしのミュージカル・コメディ~☆

オリジナルは、1968年にメル・ブルックスが監督した同名映画。
2001年にはブロードウェイミュージカルとして大ヒット!トニー賞12部門獲得!その舞台初演キャストが演出家と共に映画版にも移行!
舞台と同じノリで、オリジナルキャスト陣がそのまま出てるだけあって、さすが!みなさん芸達者、脇もツボでしたv



 ♬♬ ストーリー ♬♬
1959年、ニューヨーク。
落ち目の演劇プロデューサー、マックス(ネイサン・レイン)と気弱な会計士レオ(マシュー・ブロデリック←余談ですが「SEX and the CITY」のサラ・ジェシカ・パーカーのダンナ様)は、ショーがコケると出資者に配当を支払わなくて済むしくみを悪用し、大ヒットよりも失敗作を上演しようとする。
二人は、「史上最低の脚本と演出家」を探し出し、失敗まちがいなしの舞台の上演を企て…

その「史上最低の演出家」たちが個人的には、かなりツボでしたw
小指立てて、腰ふっちゃうロジャー・デ・ブリー&アシスタント兼恋人カルメンのコンビ!

   ↑
<ロジャー・バート/カルメン役>
そう、「デスパ妻」のジョージ!!!ですよ~☆
ブリーに♡♡♡のアブない薬剤師!!
劇中でのお相手(ゲイの演出家)の名前もロジャー・デ・ブリー!?
ブリーつながりだよwこの方、トニー賞受賞暦のある、キャリアのあるミュージカル俳優サンだったのね~
ゲイのお屋敷での♪KEEP IT GAY!さいこ~☆

で「史上最低の脚本家」
アドルフ“エリザベス”ヒトラーをこよなく愛すフランツ
・・・かくして初日をむかえた舞台
そのタイトルも【春の日のヒトラー
威厳のカケラもない独裁者、踊るドイツ兵…
あんぐり口をあけた観客たち

<ウィル・フェレル/フランツ役>
この人、とても「変」なんだけど、
たまらなくおもしろい!
笑いのツボを押しまくる
ニコマンとの「奥様は魔女」のダーリン♪役はイマイチだったけど、1995年~2002年まで「サタデー・ナイト・ライブ」のレギュラーとして人気を集め、ブッシュさんの物まねとか、アメリカでは超有名人らしい!
なんてったって、アメリカ経済誌による「2005年セレブ高額所得ランキング」では4千万ドル稼いでTOP!!!らしい!(ちなみに、2位はジョニデの3千7百万ドル)

レオと結ばれるセクシー☆ダイナマイトウーラ(ユマねーさん)も素敵!
キルビルとは打って変わって、チャーミングだし、スタイルも完璧!足長い!


それから、エンドロールは最後まで観てみてね~☆
カーテンコールに出てくる『もう終わりだ。帰りなっ!』っていうおじいちゃんは、本作のプロデューサー、メル・ブルックス。本物のプロデューサーが最後に出てくるなんて、粋でしょ!
残念ながら、本場ブロードウェイ・ミュージカルを見たことがない私ですが、ニューヨークな気分に浸れました。
最近はハリウッド俳優(ジュリア・ロバーツとか)も、ミュージカルに挑戦するようになったので、いつかはブロードウェイで“生”を見てみたい

もひとつ、エンドロールでウィル・フェレル演じる、ヒトラーを敬愛する「最低の脚本家」が「amazon.comでも買えるよ!」とリコメントしている、アドルフ・ヒトラー(著)「わが闘争]はこちら↓
「わが闘争」amazon.co.jp
<ジョークですよッ^^;>

 ♬♬ 

ミュージカル♪といえば、
フレッド・アステアジーン・ケリー
ちなみにワタシは、華麗なアステア派ですv
もちろんそれには及ばないし、ブラックジョークについていけない人もいるだろうけど、
何よりも楽しい娯楽作

ミュージカル好きの人は必見の映画ですね!
ミュージカル好きじゃなくても、必見!!!



♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬

The Producers
2005年・アメリカ
監督:スーザン・ストローマン
製作・脚本・作詞作曲:メル・ブルックス
キャスト:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル

【アメリカ・ユニバーサルの公式HP】
【日本・Sony Pictures HP】

花まつり

2006-04-08 | シネマ★雑記
光あふれるこの季節、お花見の方も多いでしょうねv
今日4月8日は、お釈迦さまのお誕生を寿ぐ「花まつり」です。
2500年前お釈迦さまは、天界から白い象の姿になって、ヒマラヤのふもとにあるカピラ城のマヤ夫人の胎内におくだりなり、誕生されたそうで、誕生を祝う竜王が甘露の雨を降らせ浄めた逸話から、甘茶をそそぐ「花まつり」が興ったそうです。
先日、とあるお寺で、とっても目がチャーミングな白い象の絵に出会い、花まつりの季節であること思い出し、あわてて『白い象』の蓋置(お茶のお道具)を飾ってあげました。
     
茶道をちょっとかじっていたのは、お花の先生がお茶も教えていたので、断りきれず…でしたが、「お花」は大好きで、
最も女性はみんな花が好きですよねv
今でもお花を扱うときには、お稽古の時先生が「美しいものを美しいと感じるココロが大切よ」教えてくれたことを思い出します。

♬♬♬♬♬

さて「お花」が効果的に使われてた映画
探せばたくさんあるでしょうけど、
特に私が印象に残っている、大好きな一本はコレです。

『女王陛下の007』<1969/英>
- On Her Majesty's Secret Service -
シリーズ第6弾、2代目ボンド、
ジョージ・レイゼンビーの唯一の007作品

007といえば、アクション映画の金字塔で、それがどう「お花」と結びつくの?と思うでしょうw
実は、以外とロマンチックなんです。
ボンドとトレイシーとのロマンスのはじまり~闘牛場のシーンから~デートを重ねる二人(BGMはルイ・アームストロング♪、公園、馬での遠乗りなど太陽の下でのデートというところも新鮮)ラストの結婚式のシーンまで、とにかく、ふんだんに大量に花が使われているのです。

花=トレイシーの象徴で、ボンド作品に「美」を添えるということは難しいのですが、とても効果的に使われてます。

この作品は、唯一ボンドが「結婚する」ことでも有名ですが、ボンドがトレイシーにプロポーズする場所はなんと、敵から追われストックカーレースに乱入した後逃げ込んだ納屋!!
心に残るシーンですv

当時はこの指輪のレプリカが流行ったそうですが、
この作品の最後のセリフでもある
『WE HAVE ALL THE TIME IN THE WORLD』
(日本語字幕は“世界は2人のもの”)と印字されているそうです。

ラストは悲劇が待っているわけですが、この作品、レイゼンビーがボンドとして魅力的であったかは別として^^;
イアン・フレミングの最高傑作でもあり、ボンド作品として、かなり良いのではないでしょうか。
個人的にはかなり好きです。

また、スイスのアルプス頂上「シルトホルン
悪役(ブロフェルド役は『刑事コジャック』のテリー・サバラスで、ボンドの相手としても申し分ない)の要塞となったこの建物も、ロケ地として現在でも観光スポット。
ダイナミックなアルプスをバックに迫力のアクションも満載で、スキーやボブスレーのチェイスシーンもみどころ。


<James Bond: The Secret World of 007>より

当時、007シリーズの撮影チームがシルトホルンを見て理想的な場所だったので即決、撮影に全面協力してもらう条件で、セットとして回転レストランをつくってあげたんだそうで、今も映画のセットをそのまま利用した、約3,000mという高さにつくられた世界初の回転展望レストラン『ピッツ・グロリアPiz Gloria』で多くの観光客が雄大なパノラマと食事を満喫しているようです。メニューにはボンドが愛飲していたグラスシャンパンつき「ジェームスボンド・ブレックファースト 」もあるとか!

スイス観光局<シルトホルン>



- On Her Majesty's Secret Service -
悲劇を乗り越え、生まれ変わるジェームスボンド
優雅で非情なスパイの誕生です

Crash@シネ・ギャラリー

2006-04-01 | シネマ★雑記
やっと観ましたv『クラッシュ』

第78回アカデミー賞 作品賞、脚本賞、編集賞受賞

アメリカでは、もう去年の5月にDVDになってるんですね。
特典つき、Director's Cut版も出ており、いずれはそのまま日本版になってくれると期待してます。ポール・ハギス(監督、原案、脚本、製作)の解説付で、見逃した点などじっくり見てみたい。

さて、この映画、だれもがブロークバックマウンテン予想だったアカデミー賞「作品賞」受賞時、東京都内で上映館はわずか2館だったそうだ。
当然、静岡じゃ、ムリと思っていたら、3/18~上映されたのです。

その映画館について、私お気に入りなのでちょっと説明しちゃうと、
サールナートホール「シネギャラリー」という映画館で、ミニシアター系の国内外の優れた映画作品を上映してくれるとこで、静岡駅より徒歩3分、松坂屋タワーパーキング東とアクセスもよいです。


<シネギャラリー外観>

ちなみに、サールナートとはインドの地名で、お釈迦さまが初めて仏の教えを説かれた所。館長さんもは、むかいのお寺のご住職で“静岡にオリジナルな文化を芽生えさせる場にしたい”と願って建設されたこのホール、静岡落語会や、駿府寺子屋といった独自の企画イベントもさかんで、3階部分が映画館になってます。

映画館は、せいぜい50人くらい収容できる大きさで、来場者には整理券が配られ先着順に入場するんですが、上映開始後は入場ができない。
普段私が利用する映画館は、観光スポットにもなってるシネコンなので、映画でデートな若い人たちも多く、上映中に携帯メールやら…マナーが悪い人もしばしば。その点、この映画館は、ほんとうに映画が好きな人たちが見にきているというかんじで、男女を問わず一人で観に来ている人も多く、エンドロールが終わるまで立つ人がいなかった。

さて、本題「クラッシュ
ロサンゼルス、24時──。ハイウェイで起こった一件の自動車事故が、思いもよらない“衝突”の連鎖反応を生み出し、さまざまな人々の運命を狂わせていく…。刑事たち、自動車強盗、地方検事とその妻、TVディレクター、鍵屋とその娘、病院の受付嬢、雑貨屋の主人──。さまざまな階層の、さまざまな人種の彼らは、予想もしない角度で交錯しながら、愛を交わし、憎しみをぶつけ合い、哀しみの淵に立たされる。~公式HPより~ 


知的でリアルな脚本と絶賛のこの映画。
日本人にはイマイチ馴染みが薄い、人種差別、階層社会の問題も描かれていて、見る人によっていろんな意見がある映画だろうね。観終わったあと、論議したくなる映画。
『大都会L.Aで、みんな誰かと触れ合いたい、何かを実感したい…‘衝突’しながらも---』
う~ん。・・・この人たちは、この激しい‘衝突’から逃れられないだろうけど、私の日常では、まず人と衝突することは、ほとんどないので、感情移入が難しかったな。
ラストシーンの雪はよかった。
LAに雪が降るのは奇跡だろう。
人の心はかわっていく、
雪=希望につながってゆく。

挿入歌 "In the Deep"byバード・ヨーク、これもアカデミー賞「歌曲賞」(ノミネーション)受賞して欲しいくらい効果的でしたv

また、出演者もこの脚本に惚れた!とのことで、サンドラ・ブロック、ブレンダン・フレイザーといった主演級の俳優さんを筆頭に、マット・ディロン、ドン・チードル、ラッパーの“リュダクリス”…とずらり。
海外ドラマファン視線でみても、ドラマでおなじみの人も多数出演している。

ジェニファー・エスポジト(リア役)
(グラハムの恋人で相棒のロス市警の警部役)
全米大ヒットコメディ・シリーズ「マイケルのスピンシティ」ステイシー役。シチリア出身の美人でスタイル抜群のセクシーな秘書、なのに男運が悪くって^^;
ケイトリンやニッキーより好きだったので、ずっと出て欲しかったのに…

ロレッタ・ディヴァイン(シャニクア役)
(保険維持機構の損害賠償調査官)
これまた好きなドラマから「ボストン・パブリック
学校というフィルターを通してアメリカの現代社会をユニークに映し出す、楽しみにしているドラマのひとつ。
ちょっとヒステリックな教師、マーラ役。
この人に大きな声でまくしたれられると迫力満点^^;
season4がFOXで始まったばかりv
アリー3#17にも出てる、グレイ…のseason2にもゲスト出演予定有。


他にも調べていくと、いろんなドラマにゲスト出演している人も多かったが、日本放送済みのものだけ、ちょっとチェックして見ると、
サンディ・ニュートン(TVディレクターの妻)「M:I-2」のヒロイン役、「ER」S10&11では、カーター先生の恋人、ケム役で
マイケル・ペニャ(鍵の修理工)
「フェリシティ」S2、「ロズウェル」S3、「CSI」S5、「シールド」S4…などのゲスト出演多数。
ショーン・トーブ(イラク人と間違えられる雑貨屋の主人)
「新スーパーマン ロイス&クラーク」と「チャームド三姉妹」S3に何度か、「ナッシュ」2#10と「ソプラノズ」3#4にゲスト出演
バハー・スーメク(雑貨屋経営の父を心配する娘、医師)
今後が期待される新進女優、「24」S4#12にゲスト、またこの夏公開の「M:I-3」も控えている。

♬♬♬♬♬

それにしても、この‘連鎖’、「LOST」の人たちが、無人島からL.A.に移ったらこんなになるのかな~なんて思ってしまったw