ついに「007カジノ・ロワイヤル」を観て来ました。
なぜ、ついに?かと言うと
ダニエル・クレイグで6代目となるシリーズ第21作目。
私は5代目ジェームズ・ボンド(以下5代目)ピアース・ブロスナンの大・大・大ファンでして、今回の新ボンド/ダニエル・クレイグが決定するまでは、ゴシップ記事に惑わされては、まだピアースでいけるんじゃないの~と(ギャラ問題は除く^^;)しつこく願っておりました。
きもちを画像にするとこんな感じ。
来年は2007年
007シリーズファンなら考えただろうが、来年は末字3桁が007!千年に一度のチャンスなのだ!
5代目ファンであると同時に、映画史上最長のヒットを誇る「007シリーズ」のファンでもあり、全作DVD等で鑑賞済み、といってもこのシリーズについては、かなりマニアックなファンも多いので、それに比べたら‘にわかファン’レベルだが、就任時には、ファンによるボイコット運動まで起きたダニエル・クレイグが、007シリーズファンの間で、大絶賛の嵐というのも気のなるところでした。
そんなわけで、ドキドキ複雑な思いで観にいったのであります。
まず、ダニエルがキライというわけではありませんが、女性からみるボンド像は、優雅で上品でセクシ~でなければならないのです。問題のルックスですが、彼の目の色はあまりにブルーが濃く(クレイジーブルーとやら)怖い!どちらかといえばテロリスト顔だし^^;体は鍛えられてたけど、5代目のようにスラリ長身というわけでもない。
とはいえ、ルックスだけで評価するわけにはいかん…などと思いながらも、映画は始まる。
<以下ちょっとネタバレ>
シーンを追って、私の感想&ココロの変化を述べてゆきますw
*殺しのライセンス
ジェームズ・ボンド最初の登場シーンは、“00<ダブルオー>”=殺しのライセンスを取得するため昇格を目前にし、最後の条件となる「2件の殺し」1件目は手こずるが、2件目は瞬時に決めるシーンから。
ボンドというより、まさに暗殺者そのもの。これじゃ、ボンドじゃなくて、ただの殺し屋じゃん!(とギモンを抱いたが、これはあとから思えば、製作者側の意図^^;)冷淡でダークな感じだったら、ボンド候補に名前があがったクライヴ・オーエンでも良かったんじゃ…などと、その時点では思う。
*オープニング
オープニングでお馴染みのボンドに銃口が狙いを定めるシーン。あたりまえだが、ダニエルだよ!「なんだよこれ!」って声に出してほざいてしまった私。(やはりピアースであって欲しい)
今回の主題歌♪ユー・ノー・マイ・ネイムがキライなわけでもないのだが、今までのオープニングとは違う。オシャレな感じはするけど、これがボンドシリーズ!?というかんじ。。。オープニング最後ではダニエルボンドがUP→UPになるんだけど「きつい^^;やっぱピアースでしょ!」と。
*最初の任務・Mの後悔
ボンドは最初の任務でマダガスカルに行き、テロの資金源である謎の男を追う。この追っかけっこが、またドハデなアクション続きで、たしかにダニエルは体を張って頑張ってます。スゴイです。でもでも、アクションは重要な要素だけど007シリーズでここまでやる必要ある?アクションシーンを売りにするなら、むしろ候補に挙がってたユアン・マクレガーで観たかったかな~なんて、この時点では思ってる。(あとから思えば、ブレンド具合はちょうどよいのだが、最初からあまりにも、ドハデにみせつけられたので^^;)
追っかけっこの果て、ボンドは大使館に逃げ込んだ相手を殺してしまい国際ルールを無視したボンドは非難され“M”は窮地にたたされる。ボンドは“M”にゴキブリ呼ばわれする。
*バハマ
反省することないボンドは、テロリストに武器や情報を売る男を追いバハマに行く。彼の妻に近づき最初のラブ・シーン。情報を得る為だろうが、ロマンスさやセクシーさのカケラもない、ボンド史上最低のラブシーンに見える。
バハマのロケ地ワン・アンド・オンリー・オーシャン・クラブは実在する高級リゾートで、世界中のセレブたちが最上級のバカンスを求めてここを訪れるらしい。
余談ですが、場面がバハマにきりかわるシーンでは、ブロスナン主演の「ダイアモンド・イン・パラダイス」After the Sunsetのロケ地に使われたホテル「アトランティス パラダイス アイランド」もチラっと映り、より一層こういうロケ地は5代目だったらマッチするのにぃ!と思ってしまう。
と、このあたりまでは、なんだか違う映画をみているよう。
*血の涙を流す男の登場
今回の敵役ル・シッフル“死の商人”と、国家予算1500万ドルを賭けてカジノ対決!(負ければ国家予算がテロ資金に)
財務省から派遣された資金調達係:今回のボンドガール/ヴェスパーの登場で、ちょっと空気が変わってきます。彼女はセクシーというより一言で表現するなら“聡明”な美女。
ダニエルボンドが、ちょっとポンドっぽくなってきたな~と思うのは、ヴェスパーが用意したブリオーニのタキシードを身に着けるシーンから。
もちろん、タキシードは格段5代目の方が似合うのですがね^^;
ダニエルをボンドと、ちょっと認めはじめると愕然と映画は面白く観えて来ます。
テロリストと死闘の後、シャワールームで震えるヴェスパーを包み込むあたりから。これが「世界が初めて出逢う、リアルで人間的なジェームズボンド」か!
がむしゃらに任務をこなすダニエルボンドに、不覚にも(笑)どんどん惹き込まれてしまいました。
ダニエルボンドのダークな一面が彼の演技力もあってか、これはこれで実に魅力的です。、
運命の女・ヴェスパーとの切なく悲しい愛、愛に迷うボンドは辞表まで出し、ヴェスパーはボンドを愛するが故に裏切り…後半ロケ地となる、イタリアのコモ湖や、ヴェネチアもため息が出るほど、素敵なロケーション。
お決まりのセリフ“My name is Bond, James Bond”これが、いつ、どこで出てくるのかな~と思っていたのですが、
絶妙のタイミングで言ってくれました。
映画を観る前の私だったら、このセリフはヤツに言わせてなるものか!と思っていたのですが、、めちゃくちゃ、カッコよかったです。
バッチリ、決めてくれましたv
今度は声にだして「なんだよ~これ」じゃなくて、「おぉ!!!」とほざいてました(笑
…エンドロールが流れ、007のあの(ジョン・バリー作曲の)テーマソングが流れる時には完全に21作目、最高!鳥肌モノで(笑)5代目から6代目にしっかりとバトンは渡したよ!と新ボンドを歓迎している自分がいたのです。
エンドロール2曲目に流れた主題歌も、オープニングではあれほどしっくり来なかったのに、映画を観終わってみれば完全に21作目の主題歌として聞き入っていましたw
まあ、なんとも、予想外の自分のココロの変化に、ワタシ自身がビックリでした。
最初は5代目が演じたら…を想定し観るつもりだったのですが、今回はマーティン・キャンベル監督も言っているように、今までのシリーズとはむしろ別物「ジェームズ・ボンドを原点に戻したい」というコンセプトのもと作られた作品なので、5代目ブロスナンが私からみれば“スーパーマン”なら、ダニエルは“人間”なのです。
演じきったダニエルも良かったですが、今回は脚本(脚色)がとてもいいです!
キモチが変わったところで、公開中にもう一度観にいく予定w
すでに、次回作への契約交渉済みのダニエル、果たして次はどんなジェームズボンドを魅せつけてくれるのだろう!
次は勝負だよね!
JAMES BOND WILL RETURN
なぜ、ついに?かと言うと
ダニエル・クレイグで6代目となるシリーズ第21作目。
私は5代目ジェームズ・ボンド(以下5代目)ピアース・ブロスナンの大・大・大ファンでして、今回の新ボンド/ダニエル・クレイグが決定するまでは、ゴシップ記事に惑わされては、まだピアースでいけるんじゃないの~と(ギャラ問題は除く^^;)しつこく願っておりました。
きもちを画像にするとこんな感じ。
来年は2007年
007シリーズファンなら考えただろうが、来年は末字3桁が007!千年に一度のチャンスなのだ!
5代目ファンであると同時に、映画史上最長のヒットを誇る「007シリーズ」のファンでもあり、全作DVD等で鑑賞済み、といってもこのシリーズについては、かなりマニアックなファンも多いので、それに比べたら‘にわかファン’レベルだが、就任時には、ファンによるボイコット運動まで起きたダニエル・クレイグが、007シリーズファンの間で、大絶賛の嵐というのも気のなるところでした。
そんなわけで、ドキドキ複雑な思いで観にいったのであります。
まず、ダニエルがキライというわけではありませんが、女性からみるボンド像は、優雅で上品でセクシ~でなければならないのです。問題のルックスですが、彼の目の色はあまりにブルーが濃く(クレイジーブルーとやら)怖い!どちらかといえばテロリスト顔だし^^;体は鍛えられてたけど、5代目のようにスラリ長身というわけでもない。
とはいえ、ルックスだけで評価するわけにはいかん…などと思いながらも、映画は始まる。
<以下ちょっとネタバレ>
シーンを追って、私の感想&ココロの変化を述べてゆきますw
*殺しのライセンス
ジェームズ・ボンド最初の登場シーンは、“00<ダブルオー>”=殺しのライセンスを取得するため昇格を目前にし、最後の条件となる「2件の殺し」1件目は手こずるが、2件目は瞬時に決めるシーンから。
ボンドというより、まさに暗殺者そのもの。これじゃ、ボンドじゃなくて、ただの殺し屋じゃん!(とギモンを抱いたが、これはあとから思えば、製作者側の意図^^;)冷淡でダークな感じだったら、ボンド候補に名前があがったクライヴ・オーエンでも良かったんじゃ…などと、その時点では思う。
*オープニング
オープニングでお馴染みのボンドに銃口が狙いを定めるシーン。あたりまえだが、ダニエルだよ!「なんだよこれ!」って声に出してほざいてしまった私。(やはりピアースであって欲しい)
今回の主題歌♪ユー・ノー・マイ・ネイムがキライなわけでもないのだが、今までのオープニングとは違う。オシャレな感じはするけど、これがボンドシリーズ!?というかんじ。。。オープニング最後ではダニエルボンドがUP→UPになるんだけど「きつい^^;やっぱピアースでしょ!」と。
*最初の任務・Mの後悔
ボンドは最初の任務でマダガスカルに行き、テロの資金源である謎の男を追う。この追っかけっこが、またドハデなアクション続きで、たしかにダニエルは体を張って頑張ってます。スゴイです。でもでも、アクションは重要な要素だけど007シリーズでここまでやる必要ある?アクションシーンを売りにするなら、むしろ候補に挙がってたユアン・マクレガーで観たかったかな~なんて、この時点では思ってる。(あとから思えば、ブレンド具合はちょうどよいのだが、最初からあまりにも、ドハデにみせつけられたので^^;)
追っかけっこの果て、ボンドは大使館に逃げ込んだ相手を殺してしまい国際ルールを無視したボンドは非難され“M”は窮地にたたされる。ボンドは“M”にゴキブリ呼ばわれする。
*バハマ
反省することないボンドは、テロリストに武器や情報を売る男を追いバハマに行く。彼の妻に近づき最初のラブ・シーン。情報を得る為だろうが、ロマンスさやセクシーさのカケラもない、ボンド史上最低のラブシーンに見える。
バハマのロケ地ワン・アンド・オンリー・オーシャン・クラブは実在する高級リゾートで、世界中のセレブたちが最上級のバカンスを求めてここを訪れるらしい。
余談ですが、場面がバハマにきりかわるシーンでは、ブロスナン主演の「ダイアモンド・イン・パラダイス」After the Sunsetのロケ地に使われたホテル「アトランティス パラダイス アイランド」もチラっと映り、より一層こういうロケ地は5代目だったらマッチするのにぃ!と思ってしまう。
と、このあたりまでは、なんだか違う映画をみているよう。
*血の涙を流す男の登場
今回の敵役ル・シッフル“死の商人”と、国家予算1500万ドルを賭けてカジノ対決!(負ければ国家予算がテロ資金に)
財務省から派遣された資金調達係:今回のボンドガール/ヴェスパーの登場で、ちょっと空気が変わってきます。彼女はセクシーというより一言で表現するなら“聡明”な美女。
ダニエルボンドが、ちょっとポンドっぽくなってきたな~と思うのは、ヴェスパーが用意したブリオーニのタキシードを身に着けるシーンから。
もちろん、タキシードは格段5代目の方が似合うのですがね^^;
ダニエルをボンドと、ちょっと認めはじめると愕然と映画は面白く観えて来ます。
テロリストと死闘の後、シャワールームで震えるヴェスパーを包み込むあたりから。これが「世界が初めて出逢う、リアルで人間的なジェームズボンド」か!
がむしゃらに任務をこなすダニエルボンドに、不覚にも(笑)どんどん惹き込まれてしまいました。
ダニエルボンドのダークな一面が彼の演技力もあってか、これはこれで実に魅力的です。、
運命の女・ヴェスパーとの切なく悲しい愛、愛に迷うボンドは辞表まで出し、ヴェスパーはボンドを愛するが故に裏切り…後半ロケ地となる、イタリアのコモ湖や、ヴェネチアもため息が出るほど、素敵なロケーション。
お決まりのセリフ“My name is Bond, James Bond”これが、いつ、どこで出てくるのかな~と思っていたのですが、
絶妙のタイミングで言ってくれました。
映画を観る前の私だったら、このセリフはヤツに言わせてなるものか!と思っていたのですが、、めちゃくちゃ、カッコよかったです。
バッチリ、決めてくれましたv
今度は声にだして「なんだよ~これ」じゃなくて、「おぉ!!!」とほざいてました(笑
…エンドロールが流れ、007のあの(ジョン・バリー作曲の)テーマソングが流れる時には完全に21作目、最高!鳥肌モノで(笑)5代目から6代目にしっかりとバトンは渡したよ!と新ボンドを歓迎している自分がいたのです。
エンドロール2曲目に流れた主題歌も、オープニングではあれほどしっくり来なかったのに、映画を観終わってみれば完全に21作目の主題歌として聞き入っていましたw
まあ、なんとも、予想外の自分のココロの変化に、ワタシ自身がビックリでした。
最初は5代目が演じたら…を想定し観るつもりだったのですが、今回はマーティン・キャンベル監督も言っているように、今までのシリーズとはむしろ別物「ジェームズ・ボンドを原点に戻したい」というコンセプトのもと作られた作品なので、5代目ブロスナンが私からみれば“スーパーマン”なら、ダニエルは“人間”なのです。
演じきったダニエルも良かったですが、今回は脚本(脚色)がとてもいいです!
キモチが変わったところで、公開中にもう一度観にいく予定w
すでに、次回作への契約交渉済みのダニエル、果たして次はどんなジェームズボンドを魅せつけてくれるのだろう!
次は勝負だよね!
JAMES BOND WILL RETURN