川上弘美の『物語が、始まる』を再読。
高校時代に読んだときはさほど心に残らなかったんやけど、今読むとなんか引っ掛かるものがある話だった。
雛形をひろった主人公の女とどんどん男に成長する雛形、主人公の恋人の日常を淡々と描きながらも『老い、死』を正面からとらえた話。
主人公は雛形を好きになるが、雛形は一日で一年分歳を取るわけで、主人公はずっと一緒にいられないことを痛感する。
やがて起き上がることもできなくなった雛形の世話をしているときに雛形が主人公に、『僕達は結局添い遂げるんだね。いつか捨ててどこかへ行ってしまうんじゃないと思ってた』ってかんじのことを言うシーンがあって、私はそこで泣いてしまった。
人間いつか死ぬわけで、普段は老いること、死ぬことから目を背けてるけど、いつか正面からそれらを受け入れないといけなくなった時、自分の生き方に悔いはなかったって言える人間になりたいな。
若いからってまだまだ長生きできるとは限らないわけやし、一瞬一瞬を大事にしたい。
ってなんか重い日記になっちゃった。
高校時代に読んだときはさほど心に残らなかったんやけど、今読むとなんか引っ掛かるものがある話だった。
雛形をひろった主人公の女とどんどん男に成長する雛形、主人公の恋人の日常を淡々と描きながらも『老い、死』を正面からとらえた話。
主人公は雛形を好きになるが、雛形は一日で一年分歳を取るわけで、主人公はずっと一緒にいられないことを痛感する。
やがて起き上がることもできなくなった雛形の世話をしているときに雛形が主人公に、『僕達は結局添い遂げるんだね。いつか捨ててどこかへ行ってしまうんじゃないと思ってた』ってかんじのことを言うシーンがあって、私はそこで泣いてしまった。
人間いつか死ぬわけで、普段は老いること、死ぬことから目を背けてるけど、いつか正面からそれらを受け入れないといけなくなった時、自分の生き方に悔いはなかったって言える人間になりたいな。
若いからってまだまだ長生きできるとは限らないわけやし、一瞬一瞬を大事にしたい。
ってなんか重い日記になっちゃった。